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SETAGAYA Qs-GARDEN さんぽ

私のメインの散歩どころ、SETAGAYA Qs-GARDEN(世田谷キューズガーデン)は仙川駅から徒歩10分余り、様々な施設があります。

SETAGAYA Qs-GARDEN全体マップ

SETAGAYA Qs-GARDENの成り立ちについて整理してみます。
歴史を知ると散策の楽しみが変わるかも。

もともと田園地帯であったこの土地に、1937年、馬場汽船創業家馬場氏の烏山別邸が建てられました。(参考:仙川いい店 Qs ANOTHER HOUSE)

1954年に第一生命が馬場氏から土地を取得し、自社の福利厚生施設・第一生命グラウンド(相娯園)として開園。陸上トラック、テニスコート、野球場が設置されました。

1986年、第一生命創業者・矢野恒太氏が住んだ田園調布の旧家(1927年築、木造2階建)が相娯園に蒼梧記念館として移築保存されました。矢野邸の設計は第一生命営繕課の松本与作氏。東京駅の設計などで有名な東大教授・辰野金吾氏の弟子でした。昭和初期の日本建築と西洋建築を融和させた代表的な住宅建築として評価されているそうです。

蒼梧記念館

時代の変化や相娯園グラウンドの稼働率低下に伴い、社有不動産の有効活用プロジェクトとして2016年に始まったのが、「SETAGAYA Qs-GARDEN」プロジェクトでした。敷地は約9ha、東京ドーム2個分の広さです。

2020年9月、「世田谷区立給田松の香公園」完成、先行オープン。

2022年1月、「J&Sフィールド」が利用開始されました。野球場を改修し、地域のスポーツ施設として開放。

J&Sフィールドは、第一生命が保有するグラウンド(旧相娯園野球場)を、日本女子体育大学と世田谷区が共同で借り受け、世田谷区民も利用できる施設としてオープンしています。J&Sフィールドの名称の由来は、Japan Women’s College of Physical Education & Setagaya Cityのイニシャルで、大学との共同利用のため、大学の部活動等で利用する時間帯を除き、世田谷区民が利用できます。申し込みは「けやきネット」。

2023年3月25日、「SETAGAYA Qs-GARDEN」がまちびらき、オープンしました。

SETAGAYA Qs-GARDENの名前の由来は、

「自然や人との交流の中で、
さまざまな驚きや発見のきっかけ(Question)が生まれ、
一人ひとりが楽しみや喜びを探求(Quest)していける、

森と共に、地域と共に、
QOL(Quality Of Life)を高めていく園(Garden)へ

そんな想いを込めたまちが、未来へと受け継がれることを願って
SETAGAYA Qs-GARDENと名付けました」

とのことです。木が3本のシンボルマークも、3つのQから。

他にも紹介したい話がありますが、別の機会に。

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