マガジンのカバー画像

とある大学生の人生を変えた ワーホリライフ後編 ~仕事奮闘~

19
とある大学生のオーストラリアのワーホリ奮闘記です。活きた英会話手に身に付けるため、現地企業での就業経験を積みました。そして、人生の宝物を手に入れるまでの話です。
運営しているクリエイター

記事一覧

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ① スマホショップで勤務開始!

僕が毎日出勤していた「サーファーズパラダイス」は海と都市が合体した、最高の観光地です。 これ以前の話は、こちらのマガジンに! とある大学生の人生を変えた ワーホリライフ前編 ~仕事探し~ 約1か月の仕事探しを終えて僕が掴んだ仕事は、同僚もお客さんも皆外国人。もちろん英語だけの職場環境です。それは、僕がずっと望んでいた環境でした。しかし、簡単にやっていけるものではありませんでした。。。 分からず、戸惑い、怒られ、開き直り、また怒られ、自分の英語力の低さに心底がっかりす

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ② 大困惑の勤務初日

アーケードの一角にある携帯ショップ。ショーケースにはスマホがずらり。 ボス「おはよう、タカ。よく来たね。まずは知識の確認だ。覚えてきているね?」 早々にテストが始まりました。 しかし、生来おっちょこいの僕はさっそくミスを犯してしまいます。それは「iPhone6 plus」存在を忘れていたことです。 ボス「外に出て、覚えてこい。覚えたら、また戻ってこい。」 まさかの厳しさでした(笑) うっかりしていた僕が悪いのですが、そもそもプラスなんて言ってたっけ?とも思えました。本当

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ③ とにかく必死に接客します

通勤時に通る道では、なぜか綺麗な鳥が出現します。これは何て鳥?? ボスは言いました。 「ok, ask him. You want to buy? Or you want to sell?」 ボスはとても頭が良い人だったと思います。論理的で合理的な思考を持っている人でした。 相手の話を聞くだけで、内容全てが理解出来ればもっと適格にコミュニ-ケーションを取れたかもしれませんが、当時の僕はリスニングがままならず、そして語彙も不足している。そんなどうにもならない時は 自

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ④ 緊張と疲労の日々

iPhoneに限らず、安価なandroidも人気でした。特にサムスンが多かったです。 主にスマートフォンの買取・販売・修理がメインなのですが、中古スマホの買取り&販売が中々の利益を生み出していました。そこで、スタッフが自分で見つけて、手に入れた中古スマホに関しては、お店で売れたときに、利益の半分をそのスタッフの給与に上乗せする「インセンティブ」制度がありました。 ボスからの提案、それはこの制度を使え、ということ。 毎日、ガムツリー(日本でいうメルカリ。オーストラリアでは

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑤ 最高のプライベート

当時のシェアハウスのメンバーでのバーベキュー。川沿いのアパート。 平日は目の回る日々を送っていた僕にとって、土日は何よりの楽しみでした。今回は、当時の仕事以外のプライベートを思い出してみます。 趣味① サーフィン オーストラリアに行ってから、はじめました。サーフィンをはじめ、ヨットや釣りなどマリンスポーツがオーストラリアでは大定番です。僕はスノーボードなら普通に滑れるレベルで、運動神経も人並み以上にあるので、きっとサーフィンもすぐ出来るだろうと思って、はじめたのですが

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑥ 愉快なシェアメイト

これが住んでいたアパートの共用リビング。 当時僕は2階建てのアパートでシェアハウスをしていました。僕は2階の住人で、2階のメンバーは僕、フィリピン人、シンガポール人、スペイン人の4人。とても国際的ですね(笑) このメンバーで料理を作ったり、出かけたり、映画を見に行ったりと。。。なんだか家族のような付き合いでした。 彼らとの交流も英語力向上にもとても貢献していたと思います。分からない英語や聞きたいことがあったとき、会社では聞きづらいこともあったのですが、シェアメイトには

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑦ 引き続き仕事は苦戦中

ゴールドコーストには、 ムービー ワールド、シー ワールド、ウォーター ワールド の3つのテーマパークがあります。 このペンギン君とはシーワールドで会いました。 仕事を始めて2週間、3週間と経つうちに少しずつ業務に慣れてきました。しかし、英語に困惑することや、仕事のミスでボスにギャーギャー言われる毎日が相変わらず続いていました。自信なんかありませんでした。出来ない自分に酷く嫌気が差すばかり。お遣いやちょっとした出張で店を出れた時に、とてもほっとしたのを覚えています。 こ

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑧ 貧乏脱出したい!

展望台に上るとサーファーズパラダイス周辺を一望できます。 晴れた日にはとても綺麗です。 生活はというと、相変わらずギリギリでした。 時給約1000円で 1000円×8時間×20日=月収約16万円 当時は確か、シェアハウスのオーンルーム(一人部屋)を週約12000円、月約4万8千円で借りていました。食費は1食1000円以内に抑えていたので、一食1000円×3食×30日で約9万円 収入から、家賃と食費を引くと、残りは約2万円ほどになりますね。 まぁ、生活は可能ですが、贅沢も

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑨ 油とれねえよ!

このケバブ屋です。大変だったな。。。 そして、出勤初日。盛大な後悔が僕を待っていました。 「全然、油とれねぇ。。。 てか1時間で終わるわけねぇ!」 綺麗な店内だけあって、料理器具も壁も床も掃除が必要で、とても細かくチェックされます。1時間で終わるといわれた業務は2時間かかり、終了は夜10時。家から車で30分かかるケバブ屋で働いていたので、帰宅すると11時。とんでもない日々がスタートしました。笑 ケバブ、、食べるのは大好きだけど、掃除は嫌いです。 スマホショップで6時

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑩ 稼ぐためには

当時はiPhone6S が最新機種でした。 クリーナーの仕事を始めたことをボスに告げると 「バカバカしい、なんでスマホを買ってこないんだ。転売の方がはるかに楽で儲かる。頭を使え」とボスに言われました。 ボスが言っていたのは、以前の投稿でも話しました、この会社の「インセンティブ制度」のことです。これは、中古スマホの買取を自分でしてきた場合、そのスマホがお店で売れたときに、利益の半分を買取りをしたスタッフの給与に上乗せする仕組みです。 入社して早々、ボスに「このリストを埋め

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑪ 中古スマホを買い漁れ!

実際のガムツリーの投稿画面です。ここから電話やメッセージで問い合わせます。 とりあえずガムツリーの中古スマホの出品投稿に片っ端からメッセージを送っていきます。電話だと時間も食うし、記録として残らないので、メッセージで合意に至るか、相手からかかってこない限り電話は基本的に使いません。ボスのアドバイスを活かしてメッセージの定型文を作り、ひたすらアプローチ。 まさに、「数打ちゃ当たる」でした。いくつかが合意に至ったのです。 スマホの買取りというのは、意外と単純ではなく、チ

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑫ iPhone修理はじめました

これはiPhone6の画面の裏側だったと思います。もうあんまり覚えてないです(笑)。 スタッフの一人のチリ人がある日退職することになりました。何でも世界を旅するのが夢だそうで、今度はニュージーランドに行くということでした。カッコいいですね。 彼は修理をマスターしたスタッフだったので、お店としては中々の痛手です。 そこで、修理を僕に覚えさせる、という動きが始まりました。お店が主に修理を引き受けていたのは、iPhoneでした。実は、iPhoneは非公式のアフターマーケットパ

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑬ 外国人同士だから分かり合える

ゴールドコーストのクリスマスでは、個人宅がイルミネーションや装飾で競い合うようです。コンテストもあるっぽいです。この写真も個人宅の飾り。誰でも来訪できます。 ただでさえ、ミスを多発するのに、時間に追われるときは最悪です。一体何度、韓国人の同僚「P君」に助けてもらったことか。。。 P君は入社時から色々と教えてもらっている先輩で、年も僕の2つくらい上の優しいヤツでした。僕がどんなヘマをしても、P君は笑って手伝ってくれました。 彼が何度か言ってくれたことを今でもよく覚え

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑭ 度胸が大事!

コアラです。本物はそこまで可愛くないです。 入社して4か月程経ちました。仕事にもついに慣れ始め、少し余裕を持って働くことが出来ていました。時給も念願の15$へアップです。インセンティブによる収入もしぶとく得ていましたので、もはやケバブ屋は用済みの時です。 長期勤務を約束していたので、退職したいと伝えると、「だから日本人は信用できないんだ」と吐かれました。 まぁ迷惑を掛けているのはこちらなので、とりあえずは平謝りでした。 「謝る」というのに関連したこんなエピソードがあり