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【英検一級】翻訳についてふと思ったこと。

学習という点でも、仕事という点でも、「英⇛日」 より 「日⇛英」の方が難易度が高いんじゃないかと思う。(今更かな?笑)

英検1級対策として、英作文の添削をオンライン講師とやる中で、そう考えるに至りました。

どうしてか?

それは、当たり前だけど基本的に翻訳は出来栄えしか評価されないから。

例えば、「英⇛日」なら、難解な英文でも辞書を使えば意味は分かる。例え少し的外れな解釈をしてしまっても、日本語の国語力が高ければ、自然でまともに見える翻訳に無理矢理当てはめることも出来るだろう。そして、その翻訳を読む日本人が原文の英語と照合することなんてあるだろうか?
多くの人にとって、それはあり得ない。原文が理解できるなら、翻訳という仕事の存在意義がなくなってしまう。

では、逆の「日⇛英」はどうだろう?今度は英語ネイティブを含む、外国人が翻訳を読む側になる。彼らによって、文法的な正確さ、言葉の選択や表現の自然さ、論理的な構成などが評価される。こと商売においては英語(翻訳)の「正確さ」や「まともさ」は、信頼にリンクすると思う。

昨今アマゾンでは、特にガジェット物においては、中国製品ばかりがヒットするようになった。もはや日本製品はアマゾンから撤退してるなんて話も聞く。そして商品ページに行くと、大体日本語がおかしい。思わず笑ってしまう文章だってある。この時点で、安心なんて出来るわけがない。
(但し、日本語がおかしいからという点だけではないだろうが。)

ここからは完全に持論。これまで、といっても正確に述べれる知識は無いが、戦後から日本は西洋に追いつけ魂でやってきたはず。技術や思想を輸入し、ひたすらジャパナイズしてきた。英語において、必要だった能力は「英⇛日」だったに違いない。これが今もなお、英語教育や英語資格に残り続けている気がする。

現在、テクノロジー分野は諸外国が大きくリードし、きっとこの順番がひっくり返ることはそうそうない気がする。日常的に当たり前となった、プラットフォームもすべてが外国産、ていうかほとんどアメリカ産。ツイッター・フェイスブック・ライン・AWS・etc.....

でも、日本には圧倒的に他国には真似できない「妄想力」「創造性」がある!(By【シン・ニホン】 安宅和人 著)

そして、アニメや漫画がそれらの能力の結晶だと思う。オーストラリアに居たときも、フィリピン人とオンライン英会話している時も、ドラゴンボールやナルトを知らない人なんていなかった。(もちろん年齢層にもよる)

これからは、アニメや漫画などの人生を豊かにするような、娯楽商品が日本の商売になっていけば良いと思う。

では、そこにおいて求められる英語能力は何だろうか?

それは、きっと「日⇛英」だ。
あぁ、勉強しないと。


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