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『仮面ライダーセイバー』ファイナルステージ・トークショーの意気込み|谷口賢志note

『仮面ライダーセイバー』ファイナルステージのキャストトークショーに出演させていただくことになった。大変光栄なことである。しかしながら正直なところ内心困っている。何を話すべきかを悩んでいる。

ご存知の方も多いと思うが、僕は決して口下手な方ではない。むしろよく喋る方だ。上手いか面白いかは別としてよく喋る。伊達に名字に「口」を背負ってない。通知表に「うるさい」とシンプルに書かれたこともある。無口でクールなナイスガイは十九歳で諦めた。その僕「谷口」が悩んでいる。

想像してみてほしい。

あなたが、小学校六年生の秋にA校からB校に転入し、冬休みの間にC校に転校したとしよう。卒業式を終えたあと、B校から連絡がくる。

「B校の卒業パーティーに来て思い出語っていただきたいんです!宜しくお願いします!」

これ難易度高いですよね?

もちろん、自分が演じたバハトにも仮面ライダーファルシオンにも仮面ライダーセイバーという作品にも思い入れはある。その部分に関しては語れることもある。だが、卒業パーティーで語るべきことかと思う部分もある。

解決法として、何を聞かれても、劇中の変身ポーズ「しー」で返すことだって出来る。

が、しかし。

名字に「口」を背負う、谷口一族の末裔としては、「トーク」が目的の場所で背を向けることも目を背けることも手を抜くことも出来るわけがない。じっちゃんの名にかけて。あ、じっちゃんの名前は「つねきち」です。

思考を巡らせる。

あれは・・・『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」の発表会だったと思う。会場入りの直前、駅の改札を出たところで大きな男性四人に囲まれて、端に寄せられて、荷物を確認されて、なんだか怪しまれて、そして職業を聞かれた。

「仮面ライダーだ!」と、僕は答えた。

より怪しまれた。

直後の発表会で、その話を面白い可笑しく話し、それはそれは会場は盛り上がった(本人談)。

これだ。

奇跡よ、もう一度。

職務質問、心よりお待ちしております。


●出演情報●

舞台『RUST RAIN FISH』

『仮面ライダーセイバー』ファイナルステージ

『BANANA FISH』The Stage -後編-



●ファンコミュニティ●

谷口賢志の『独演会』



今日も人生を彩ろう。

谷口賢志

いつもサポートありがとうございます。余す所なく血肉に変えて、彩りを返せるよう精進します。心より深謝。