見出し画像

AFC U17アジアカップ2023決勝 日本対韓国観戦記

どうも、きーきあっです。

バンコクで行われていたU17アジアカップもいよいよ決勝戦。
我らが日本代表も順調に勝ち進み、準々決勝ではオーストラリアを3対1で下し準決勝へと進むとともに、今年の11月にインドネシアで行われるU17ワールドカップの出場権を手に入れました。

そして準決勝はイラン相手に3-0と快勝し決勝へとコマを進めました。

グループリーグを含めたここまでの5試合のうち、4試合は生で観戦することができました。
本当は準決勝も観たかったのですが、平日の17時にバンコク市街から1時間半近くかかるスタジアムでの開催は厳しかったので断念しました。

ということでその4試合の観戦記はこちらです。

さて、そんな中で迎えた決勝戦は日曜日の開催ということもあって、これは絶対に観に行かなくてはと、チケットも発売日当日にゲット。
そして試合を心待ちにし迎えた日曜日。

いやー、素晴らしい試合でした。

と先に感想を書いてしまいましたが、そんな決勝戦の観戦記、どうぞご覧ください!


スタジアムへGO!

この日は観戦仲間の車で会場であるパトゥムターニースタジアムへ向かいました。

ちなみにパトゥムターニースタジアムとは、タイリーグのBGパトゥム・ユナイテッドのホームスタジアム、BGスタジアムのことです。

AFC主催の大会ですので企業名が付いたスタジアム名ではなくパトゥムターニースタジアムという名前になっています。

バンコク市街から車で1時間ほど、ランシットというエリアにスタジアムはあります。

そんなパトゥムターニースタジアムはこちら。

大きな優勝トロフィーのレプリカも置かれていました。
右側のところに、この後本物のトロフィーも一時置いてありました。

ちょっと早めにスタジアムに着いたこともあり、敷地内に出ていた屋台で少し腹ごしらえをしつつ開門時間を待ちました。

いざ、観戦!

開門時間も来たのでスタジアムの中に入りました。
メインスタンド1階からの眺め。
専用スタジアムなので非常に観やすいです。

あとこちらにスタジアムの特徴としてはバックスタンドがないこと。
観客席はメインスタンドと両ゴール裏のみという、面白い造りなんです。

決勝戦の相手は韓国。
U17アジアカップの決勝戦で韓国と対戦するのは史上初とのこと。
これは盛り上がるはず!というか、絶対に負けられない!

改めてメインスタンドはこんな感じ。

メインスタンドには屋根があるものの、気になるのがお天気。
スタジアムに着いた頃は少し空も明るくなりつつあったので大丈夫かなと思いきや、みるみるうちに黒い雲が・・・。
そして願いも虚しく大雨が。しかも風が強いので横から雨が吹き込んできて屋根の意味がないじゃないかと。

そんな雨の中でアップを始める日本代表の選手たち。

雨が小降りになってきたところで両チームの選手が入場してきました。

この日のスタメンは以下の通りでした。
フォーメーションは4-4-2でした。

GK
1番 後藤亘(FC東京U-18)
DF
3番 小杉啓太(湘南ベルマーレU-18)
4番 土屋櫂大(川崎F U-18)
16番 本多康太郎(湘南U-18)
17番 柴田翔太郎(川崎F U-18)
MF
6番 矢田龍之介(清水ユース)
10番 佐藤龍之介(FC東京U-18)
13番 吉永夢希(神村学園高)
18番 中島洋太朗(広島ユース)
FW
9番 道脇豊(熊本)
14番 名和田我空(神村学園高)

さあ、キックオフです!

前半は決勝戦にふさわしく一進一退の攻防。
日本も韓国もあわやというシーンを作り出して、非常にスリリングな展開でした。

試合が大きく動いたのは前半終了間際。
韓国のCB、20番のコ・ジョンヒョンがこの日2枚目のイエローカードを貰い退場。
コ・ジョンヒョンは191cmの長身で、守備の要なだけにこれは韓国にとっては痛く、そして日本にとっては大きな退場でした。

しかもそのファウルで得たフリーキックを14番の名和田が直接決め、日本が先制!
先制した上に相手が1人少なくなったので、これでほぼ試合は決まったんじゃないかって思ってしまうくらい、これは非常に大きなゴールでした。

後半も日本のほぼ一方的な展開。
日本としてはあと1点決め試合を決めたいなと思っていたのですが、韓国も1人少ない中で必死に守ります。

そんな中で日本に待望の追加点。決めたのはまたも14番の名和田。
スルーパスからうまく抜け出して冷静に決め、この日2ゴール目。
しかも大会通算5ゴール目となって、大会得点王トップに躍り出ました。

その後日本もあわやPK献上!?という危ないシーンもありながら迎えたロスタイム。
日本がとどめを刺しました。決めたのは9番道脇。
スルーパスを受けてから、ゴール前で冷静に相手DFをかわしてゴール。

3対0になったところで試合終了のホイッスル。
日本が決勝戦で韓国を下し優勝です。
しかも前回大会に続いての優勝ですので、U17アジアカップ初の大会2連覇を達成しました。

試合の感想なぞ・・・

前半終了間際の退場そしてフリーキックによる先制ゴールがこの試合の全てといってもいいと思いますが、1人足りない中で韓国もよく頑張りました。
結果、3対0というスコアではありますが、とてもいいし試合だったと思います。
まあ、それは日本が勝ったから言えることでもあるんですけどね。

その前半終了間際の退場、そして後半に日本のペナルティエリア付近で韓国の選手が倒れたシーンと、後で韓国が色々文句言ってきそうだなと思ったら案の定。

翌日のネットニュースを見ると、韓国のマスコミが騒ぐこと騒ぐこと。
判定に不満なのは良いとして、日本に有利な判定をしたとか審判を買収したのではないかとか、主審がタイ人だったことから、タイが準々決勝で韓国に負けたからその復讐じゃないのかとか。

もう本当に情けない。

確かにあのPKのシーンは微妙かなとは思いましたよ。
ただ、20番のコ・ジョンヒョンの退場は仕方ないでしょ。
2枚目のイエローカードを貰う前にも微妙なファウルを犯していて、主審に注意されていたようなんですよ。
そんな中でのあのファウルなので、ちょっと軽率だったのではないかと。

それを審判買収って。韓国のメディアそしてサッカーファンの見識を疑います。
普段だったら、韓国またかよって笑うくらいで済ませるのですが、今回はちょっと黙っていられません。
何故かというと、韓国の選手はすごく頑張ったし、試合後の態度もすごくクリーンだったからなんです。

試合後に日本の選手と健闘を称え合ってましたし、試合後には日本の選手が韓国サポーターの前に行き、そして韓国の選手は日本のサポーターのところまで来てそれぞれ挨拶したんですよ。

タイリーグではお馴染みの光景なのですが、代表特に日韓の選手間では珍しいなと思い、また同時に感動しました。

その事ももちろんですが、韓国の選手は1人少ない中でも良く頑張ってましたし、特に前半は互角の戦いをしていただけに、韓国の選手を讃えたいし、気持ちよく終わりたかったんです。

それを韓国マスコミが判定のことばかり言及し、韓国の選手が頑張って戦った決勝戦の価値を下げるような記事ばっかり。もう残念でなりません。

マスコミがそんな感じだから、日本に勝てないんだよと毒を吐いてこの話は終わりにします。
ちなみに日本は韓国に2021年3月のA代表からこの日のU17の決勝戦まで、A代表、U23、U16など色々な世代で5戦連続3-0で勝利しているのだそうです。

審判の文句を言ってる場合じゃないのでは?

試合後に日本サポーターの前に挨拶に来た韓国の選手たち。よく頑張った!

さて、ここからは試合後のセレモニーの様子をご覧いただきます。

表彰式で日本は、チームがフェアプレー賞、1番のGK後藤がベストゴールキーパー、14番の名和田が得点王とMVPのW受賞と、賞を総ナメ。
完璧な優勝と言っていいのではないでしょうか。

ということで、優勝セレモニーまでしっかりと見届けてから帰宅しました。

いやー、当たり前ですが優勝っていいですね。
意識はしないと思いつつも、やっぱり韓国を下しての優勝は気分がいいです。しかも内容も良かったし。

今大会は準決勝を除き全試合観戦したのですが、この世代の選手たちの上手さには本当に驚かされました。
技術もそうですけど、メンタルも強いし、団結力もあり素晴らしいチームだったと思います。

選手の予備知識ゼロで観始めましたが、観戦をしていくうちに選手の名前や特徴も覚え、最後はとても愛着が沸く代表となりました。

この中から何人の選手が将来的にフル代表入りするかは分かりませんが、いい選手ばかりですので楽しみです。

その前に、11月にインドネシアで行われるU17ワールドカップに期待しています。
このチームならいいところまで行くんじゃないかな?
インドネシアまで応援に行きたいなあ。行っちゃうか!?

ということでおめでとう&これからも頑張れ!U17日本代表!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!



読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。