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タイの衝撃のごみ捨て事情

みなさんこんにちは☻今回はタイのごみ捨て事情に関してお話ししていきたいと思います。

タイではごみの分別をしない!

これはもう有名な話かもしれませんが、なんとタイではごみの分別をしません。燃えるゴミも燃えないゴミも一緒に捨てることが出来ます。例えば、生ごみとペットボトル、使い終えたスプレー缶も一緒に袋に入れて捨てることが出来ます。なんとも衝撃的ですよね…。私もタイに来てすぐの頃は本当に分別しなくて良いのか不安で何度もタイ人の先生に聞きました。ただ、最終的には分別されるんだそうです。どういうことかというと、ごみを回収して分別をしてくれる業者さんがいるんだそうです。なので自分たちが分別しなくても結果的に分別はなされているということです。ただ、これはどういうことかというと自分たちが捨てたごみは全て袋を開けて中身を見られるということです。なので私は見られたくない袋は黒い袋に入れてテープでガチガチにとめて捨てています。実際、このやり方で捨てている人も結構いるようなので、業者側もなんとなく察してくれるのでしょう。ですがもし私たちが捨てたものの中にまだ使えそうなものや売れそうなものがあればそれを別に分けて、分別してくれる人の利益になるそうです。

ごみを捨てる曜日、時間

タイではなんとごみ捨ての指定の時間も曜日もありません。分別をしないのでそもそも曜日ごとに分ける必要がありません。ですがなんと、24時間いつでも自分のタイミングでごみを捨てることが可能なんです。ただ、私のアパートでは毎週日曜の夕方から月曜の朝まではごみ箱が設置されていませんのでその時間は捨てることができません。多分、管理人さん自らがごみ箱を撤去していたので管理人さんにしか分からない事情があるのでしょう。タイではごみをずっと部屋の中でためておくと虫が湧いたり蟻が寄ってきてしまうので捨てられるときに捨てた方が良いでしょう。

便利な気もしますが最初はなんだか申し訳なく思いながらごみを捨てていました…。

ですが最近ではタイの中でもごみの分別を広めようという動きがあります。私が現在派遣されている学校内にも色別のごみ箱がならんでおり、分別を促しています。そして私も高校3年生の授業で日本のごみの分別の仕方を紹介する文化紹介をしました。「可燃ごみ」「不燃ごみ」「粗大ごみ」「資源ごみ」と大きく4つに分けて分別する方法を紹介しました。やはり分別はタイの生徒にとっては不慣れで難しく感じたようです。ですがなんとなくコツを掴むと、授業の終わりごろにはみんなスイスイと分別できるようになっていました。最初に、「資源ごみは洗って乾かす」、「牛乳パックは洗って切る」などの資源ごみの処理方法についても紹介しましたが、生徒はドン引きして言葉を失って最後には「日本に行ったら絶対牛乳を飲まない!!」と言っている生徒もいました(笑)

ですがもしタイで分別が広まったら、分別業者さんの仕事や利益がなくなってしまうかもしれないので一概に喜べません。実際、私はご高齢の女性がごみを分別して中身を確かめている光景を何度も目にしています。彼女らが正規の回収業者化は定かではありませんが今の状況を脱するのは難しい問題です。ただ、タイではポイ捨てが本当に深刻なので「ごみ捨てを正しくする」ことはもっと長い目で見たら大切なことだと思います。

さて、今回はタイのごみ捨て事情についてお話ししました。
それではまたお会いしましょう!

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