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出版営業がきた!気になるお値段

出版コーディネートという人から営業メールが送られてきた。

いろいろな商業出版社とネットワークをつくり、企画の提案や著者の発掘、版元への紹介をしているそうだ。

出版企画の提案は自身がテーマとする内容で、関心があれば出版社につなぐとのこと。出版社側と、どの程度の企画のやり取りをされているのかを聞いてみた。


しばらくして、とある出版社名と、タイトル案、簡単な目次案が送られてきた。正直言って、内容が練られている気が全くしない・・・。


ここまでのメールのやり取り、3往復ほど。

気になる負担費用については、ここまで全く提示なし。最近は、出版営業も多いので、費用については、こちらか釘をさしておく。

電子書籍だけれどすでに何冊かだしているし、商業出版はしたいけれど、単に記念出版で終わりにはしたくない。かといって、自費出版の多い出版社で出すメリットがあるのか・・・。

すでに、何社もの出版社に企画書を持っていって、ほとんど反応がなかったところから見ると、こちらとしては慎重にならざるを得ない。出版プロデュースが目的の出版だろうな・・・と。

金額の話をしたところで、こんな返信がきた。

この度の案件は、自費出版ではなく商業出版案件として進めるものです。
印税や発行部数はその時々の出版社の判断にゆだねられますので、
現時点では何とも言えません。
また、多少の協力(買い取り)要請があるかどうかも、現時点では何とも言えません。
もしそうなった際にはお受けになるかご判断ください。

何にもサンプルや判断材料がないところで決めろというのも、結構すごいなと思いつつ、その後で、出版前に費用がかかることが提示された。

出版が成立した際はコーディネート(プロデュース)手数料をいただくことになります。
ただし、それは完全成果報酬でOKです。つまり、版元さんで出版を決定し、著者様側で諸条件について合意いただいてはじめて手数料が発生するということです。

そして、そのコーディネートが成立した際ですが、手数料として、出版決定時に15万円(税別)(ご執筆を始める前)+出版された時点で印税の2割ほどいただきます。

そして、それは印税としての報酬ですので、重版後も弊社の報酬として継続的にいただくことになります。


出版社とのやり取りする前段階で、すでにコーディネート料と印税がかかるという条件。しかも印税は提示されていない。かなり持ち出しが多くなることが、現時点でもはっきりしたので、お断りを入れた。

でも、この程度の内容でプロデュースと言わないでほしいなと正直思う。まぁ、営業代行なら許せるが・・・。

誰でも何らかの発信をしていれば、いずれ出版したいな~と思うことは、自然なことだと思う。ただ、商業出版の仕組みやどれくらい費用がかかるのかを理解していないと、かなりの費用をかぶることになる。


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