以前勤めていた職場に用事があって、パヤタータイに来た。用事が済んで午後からの別の用事まで時間があったため、どこかにカフェが無いかと探した。

BTSのパヤータイ駅周辺には意外と小粋なカフェが無かった。歩いているうちにエアポートレールリンクのパヤータイ駅の真ん前にカフェを発見できた。

まさに、オシャレカフェの見本というようなカフェだ。とはいえ、静けさはあまり期待できない。これを書いている今も店員が何やらシャカシャカやっている。ゴーッという豆を引く音か、フルーツをシェイクする音か分からないが、そういう音も聞こえる。お客さんたちの話し声もよく聞こえる。雑踏の音という感じである。

頼んだコーヒーは「Mrs. Cold」という名前であった。価格は100バーツ（389円）であった。

気取りが過ぎるという気もしないでも無いが、まあ、オシャレカフェの最右翼というのはこういうものかもしれない。

この「Mrs. Cold」はすぐに飲み終わってしまった。外は蒸し暑かったし、もっと大量のアイスコーヒーを想像していたんだが。グイグイっと冷たい飲料を飲んで喉を潤したかった。

うーむ……、武士は食わねど高楊枝というように、オシャレカフェ好きを気取るなら、こういうちょっと浮世離れした飲料を通人ぶって飲むぐらいの事はしなければならないだろう。