神印(かむいん)

昭和生まれ永遠の厨二病を患うやおい者。基本雑食。 noteではTwitterではぶつ切…

神印(かむいん)

昭和生まれ永遠の厨二病を患うやおい者。基本雑食。 noteではTwitterではぶつ切れになってしまう長文をまとめていきたいと思っております。

マガジン

  • 日記:ジェンダーロールを飛び降りたい症候群

    女らしく生きるのはしんどいが、男になるつもりもない。そんな40代FtXの備忘録を兼ねた2020年現時点での覚書。

最近の記事

昔話:貴方の信仰を捨てさせに来ました。と言われた話。

 うちの家族はクリスチャンである。  と言っても、両親も私もそこまで熱心なタイプではないと思う。  ただ、近所に教会があり修道院があり、絵本でしか見た事がないお地蔵さんよりルルドのマリア像の方が身近にあった…という意味では、ちょっと特殊な環境だったかもしれない。  笠地蔵などの定番絵本とノアの箱舟の絵本がしれっと混ざってるような環境で育ったので、そもそも「ノアの箱舟」を知らない人がいるという事に驚いたこともある。  かなり昔の話になるが、知り合いにファミレスに呼び出されたら

    • 大人の自由研究:諏訪神社と古墳

      大人の自由研究とは子供の頃の夏休み、自由研究が大好きでした。 このnoteは学術論文ではありません。 一応、参考にしたソースは載せていくつもりですが、あくまで自由研究ですので色々ふわっとしていたり妄想が炸裂していたりします。ご了承下さい。 日本で一番神社が多い新潟県かなり意外だったんですが、新潟は日本で一番神社が多い県だそうです。 新潟は枝豆消費量日本一って聞いた時と同じぐらい驚きました(ぉぃ 理由はリンク先を読んでいただければわかるんですが、どうも明治時代に行われた合祀政

      • 美談にするなかれ

         高校の頃ちょうどホラーブームで、田舎で娯楽が少ない寮生活とかしてたので怪談話は旬な話題の一つだと思ってたんですが、私自身は特に霊感があるわけでも霊能者になりたいわけでもなかったんですよ。  というか、実録系のマンガとか読んでると「霊能者さんって大変だなぁ」って気持ちは湧いても憧れの職業にはならなかったというアレ。  ただ、クラスに1人~2人いる霊感少女から話を聞くのは大好きで、当時からわりと仲良くしてもらってたと思う。 「かむいんは嘘だとか言わないね」 「見えないから嘘だと

        • 昔話:初めてのオフ会失敗談

           まだ若かりし上京する前の事、ネットゲームで知り合った友だちから初めてのオフ会に誘われました。といっても、仲いい腐女子3人でお茶でもしない?という軽いやつ。  私、格好が男っぽいんだけど大丈夫かな? って、一応先に聞いてみた。 「女オタクは男っぽい格好の子が多いから気にしなくていいです。ボクもスーツで行きますし」 「待ち合わせにわかりやすい目印があるといいね、薔薇の花束とか」 「薔薇は流石にwww あ、グレーのフェイクファーコートならあるよ」 「じゃあ、それ着てきて!」

        昔話:貴方の信仰を捨てさせに来ました。と言われた話。

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        • 日記:ジェンダーロールを飛び降りたい症候群
          5本

        記事

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群4

          当方、職場では中性的な女性という枠でリーダー職しております。 ジェンダーロール…いわゆる性的役割から飛び降りたいって気持ちは、別にミソジニーと関係ない。と思っているのだが、これがなかなか伝わらない。 そんな私が仕事中に気づいたこと。  職場でアラフォー社員君に真面目な顔で聞かれたことがある。 「かむいんさんて自分独身なのに年末年始の繁忙期とか家庭のあるパートさんたちの休みを優先してあげるの何故ですか?」  これを聞かれた時、おや?っと思ったんですよね。 「私は一人暮らしだか

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群4

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群3

           当方、小学生の頃から「中性的になりたい」と思っておりました。  男でも女でもなく、あくまで中間でいたかったのです。  今ならそんな事はないのでしょうが「女らしい格好したくない」というと「女が男になれるとでも思ってるのか!」と罵倒される時代がありました。  幸いなことに、私の場合は母親が理解のある方で「マニッシュってかっこいいよね!」みたいな感じで肯定してくれましたし、父や弟も「似合ってるし動きやすそうだからズボンでもいいんじゃない?」みたいな軽い感じだったので、変に拗らせ

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群3

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群2

           前回「ジェンダーロールってなんぞや?」というのをうっかり説明し忘れたんですけど、いわゆる性役割というやつでして 「男なら男らしく外に出てバリバリ働くべき」とか 「女なら女らしく子供を産んで育てるべき」とか  わかりやすく言うとそういうアレですよ、アレ。  なお、前回はあえて私自身の性的指向には触れなかったんですが、今の時代なら大丈夫かな?と思うので今回は少々闇が深い話をしたいと思います。  私が今までお付き合いした事があるのはほぼ男性で、女性からは半ば脅される形でお付き合

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群2

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群

           十代前半から二十代後半まで訳の分からない焦燥感と「このまま消えてしまいたい」という希死念慮に近いものに囚われてたのが、30歳になった途端に憑物でも落ちたみたいにほとんど気にならなくなった。  思春期特有の豆腐メンタルとは斯様に度し難いものなのか…と思っていたのだが、それを上回る転換期が40歳になった途端、唐突に訪れた。 「もう子供を産めって言われなくて良いんだ!」  その時の開放感を、なんと表現すればよいのだろう?  別に子供嫌いというわけではないのだが、親戚一同から「

          ジェンダーロールを飛び降りたい症候群

          世界滅亡するらしいので異世界転生を試みたが飛び込んだのがデコトラだった件

          「十日後に地球は滅亡します」  そんな通達と共に全国民に配られたのは「安息の眠り」と呼ばれるヒグマでも一発で昏倒する強力な麻酔薬だった。  人気YouTuberが動画配信で薬の効き目を実証してみせたおかげで、これがガセではなく紛れもない事実だと俺たちは認識する。  地球滅亡、絶賛カウントダウン中!  とりあえず、地球が滅亡する前にどう死ぬかが当面の問題になった。  初日こそ無理心中や集団自殺、はては無差別殺人まで起こる無法地帯だったが、三日目にもなると多少落ち着いてくる。  

          世界滅亡するらしいので異世界転生を試みたが飛び込んだのがデコトラだった件

          世界が終わる七日前

          「十日後に地球は滅亡します」  そんな与太話を信じる者など居ないだろう。実際、十一日前までは居なかった。  だが、ヒーローが世界を救うのはフィクションの中だけで、私達に配給されたのは「安息の眠り」という尊厳死用の睡眠薬だけだった。  初日こそ無理心中や無差別殺人、はてはYouTuberの自殺配信など混乱はあったものの、流石に三日目にもなると世間も落ち着いている。  電気ガス水道といったインフラ関係はオートメーション化が進み、かつ最後まで仕事をしていたいというワーカーホリックた

          世界が終わる七日前

          オタク向けトレーディング・グッズの功罪

          ※タイトル画像はあくまでイメージであり、本文には何も関係ありませんw  今回は、主にオタク向けのキャラクターグッズにおけるトレーディング販売のお話です。  トレーディング・カードゲームは趣旨が違うので扱いません。  ヒプノシスマイクが流行り始めた時に 「CDを買えば推しの歌が聞ける!(ガチャを引く必要がない!)」  という旨をお勧めポイントとしてフォロワさんからプレゼンされて「ああ、そういうコンテンツって大事だよね!」って物凄い思ったんですが、現在企業Vアイドル系では「に

          オタク向けトレーディング・グッズの功罪

          オタク向けIPビジネスは何故炎上してしまったのか

           最近気になる炎上案件が続いたので、個人的な考察をまとめました。  主に、オタク向けのIP(知的財産)ビジネス、いわゆるゲーム・アニメ・バーチャルアイドル等を話の主軸に据えておりますが、特定のコンテンツやファンを貶める意図はございません。  また、個人の炎上案件は原因が異なるので今回は扱いません。 オタクは炎上を望んではいない。 実は、大多数のオタクは自分の推しジャンルが炎上することを望んでいません。炎上を望む層が絶対居ないとは言い切れませんが、居たとしても極々僅かでしょう

          オタク向けIPビジネスは何故炎上してしまったのか