見出し画像

いとしの机

月1回、旧職場に外来・当直勤務で来ている。旧オフィスにまだ自分の机をいただけているのは、申し訳ないが非常に有難いことである。この机に座ると、よっしゃ。と気合いが入る。思い返せば専門医の更新も、某支援資格も、某学会フェローの申請もすべてここで(大体冷汗をかきながら)準備した。勉強家の先輩や後輩達に囲まれて、非常に多くの刺激を受けた。

今日ひさびさにこの机に座った。幸い他に人はいない。集中出来る場所。そのくせ、一旦コードブルーが鳴れば、早朝深夜でもどこからともなく人が多数湧き出てくる場所。数多のゾーンの記憶。

ゆっくりと作業にとりかかる。至福の時間が始まろうとしている。条件反射? そうかも。・・・パブロフの犬と呼ばれても良いや。これに代わる場所を自宅にも是非つくりたいのだが。やっぱりここには敵わない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?