オンライン学習会ことはじめ その3。

この「ことはじめ」シリーズを書くにあたって、当時の記録を振り返っている。薄い無印のA4ノートに時系列で記録していた。手書きである。時々状況をまとめるPPTを作って仲間内で共有し、それを印刷したものをノートに貼っていた。その上から追加項目などを書き加えたりもした。経時記録って大事よね。と改めて思う。アナログを侮るなかれ。ノートを繰れば一度に振り返れる、というのは意外に重要な要因である(この辺は筆者の趣味の問題でもあるので、まあ話半分に聞いてくださいな)。

医療関係者には分かりやすいかもしれない例で言うと、電子カルテと紙カルテの違いに相当する。電子カルテは何と言っても文字が読みやすい(悪筆で読めないというかつての苦労はかなり軽減された)。コピペが使えたり便利極まりないのだけれど、膨大な文書を探す時に大変なことがある。そのための工夫が必要になるが、意識的にそれをやっている人は少ないように思う。一方で紙カルテは1人のhistoryがまとまっているので、視覚的に把握しやすい。時々読めなかったり「え、これしか書いてない💧」とかいう焦りはあっても、全体を通して推測できる余地がある。これは結構大事なことじゃないかと思うのだ。これを電子カルテ=PC記録、紙カルテ=手書き記録に読み替えて理解していただけたら、何となく言いたいことが伝わるかもしれない。

後半はslackがそれに代わって、コアメンバー間での話し合いの経緯が分かるようになった。個人的には「かつての無料サイボウズを彷彿とさせる」使い勝手の良さだと思っている。これは項目別にスレッドを立てることが出来るので、後から見直しやすい。意見交換の記録がそのまま残ることやファイルの添付が出来ることも利点だと思う。けれども、この記録を1冊にまとめる形にするのはちょっと難しいかもしれない。あの無料サイボウズが閉じた時のドタバタを思い返すと、これら記録に何らかの保険はかけておきたい様な気もする昨今である。・・・そんなことを考えつつ、この「山あり谷あり」というマガジンを書いている。

なお、slackは人によって接続しにくい時期があったらしい。「🌿さん、slack見て〜」などというメールが飛び交ったのは、”山羊さん郵便”的というか、まあご愛敬ということで(^_^;)   (つづく)

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