見出し画像

〔#055〕 松下幸之助 翁の想いに触れる(3)

 以下の金言に触れると、「松下幸之助先生は、もしかしたらお釈迦様の生まれ変わりではないか」と感じることがある。宇宙の真理を理解され、実業も同じことだよ」と、私たちにやさしく説かれている。

日に新た
 生成発展とは、日に新たにということ、古きものが滅び、新しきものが生まれるということである。すべてのものは絶えず動き、絶えず変わりつつある。これは自然の摂理であり、宇宙の動向である。世の中の万物は、この生々発展の原理で動かされている。したがって、われわれの経営も、この原理で支配されているのであって、わが社が従来、日に新たに進もうと念願してきたことも、この原理に即した経営理念をとってきたからである。生成発展の経営理念は、千古不滅の真理である。

出典『松下幸之助・経営の真髄』

 世の中は『土の時代』から『風の時代』への転換期。しかも変化のスピード
がとても早い。どの業界が好調、不調というより、転換期を上手に捉え、変化
に柔軟に対応している企業が高収益をあげている。
 個人も同じで、大企業だから安心、中小企業だから厳しいということでは
ない。変化に柔軟に対応して、組織の上層部や取引先、お客様に価値提供して
いる人が生き残るのである。

 松下先生の、上述の金言を読み返して、変化を恐れるのではなく、積極的に
受け入れ、高い価値を提供する人財なりたい。

 今日もお読み頂きありがとうございました。松下幸之助先生の金言に一緒に
触れることができ、感謝です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?