マクハルの施工サービススタートです!
幾度かのテストをして施工の手順を概ねマスターしました。
施工受付開始いたします。
通常施工工賃(一輪) ¥3,500~
※修理キットTUBELESSCUEを同時購入で修理講習を無料で実施します
※ホイール、タイヤの状態によりアップチャージの可能性あります
TUBELESSCUE
ロード用 ¥19,800
MTB・ロード兼用 ¥22,000
※その他の施工ツールや補修用のパッチ等の詳細はコチラ
→フジチカウェブサイト
このマクハル、今までの他社シーラント剤ではほぼ不可能だったチューブレスレディタイヤのパンク修理がかなりの高確率で可能となるシステム。
特に高圧で運用するロードタイヤではパンク=タイヤ交換というかなりコストのかかるリスクを負うことになっていた状況を改善できるかと。
そのためにはタイヤ側に事前準備が必要となります。
施工自体は難しい作業では無いのですが、通常のチューブレスシーラント充填に比べて大幅に工数が増えます。
とはいえ一回施工してしまえばタイヤが使用不能になるまで少量の専用シーラントの補充のみで運用できますので、ユーザー側が手を煩わせる事は殆どありませんのでご安心ください。
施工にはおおよそ3日~1週間ほどのお時間を頂きます。
工数が多いためご了承ください。
お店に作業スタッフが沢山在籍してれば数時間のお預かりでお返しもできたかもしれません・・・。
当店少ない人数でまわしているため、お預かり期間が長くなることをご了承くださいませ。
その他詳しい情報については店頭でお問い合わせください。
ではこのマクハル、どの用に施工するのか。
フジチカ様のウェブサイトにも施工動画があるのでご興味ある方はそちらを御覧頂いてもいいかと思います。
一応コチラで作業した時の状況を写真つきでさらっと紹介しておきます。
その1 : タイヤの脱脂
施工に当たりタイヤ側の脱脂がとても重要です。
ここの作業がキチンとできてないと膜がキレイに張られず、気密性の低下とパンク修理時の成功確率に影響が出ます。
その2 : チューブレスリムテープの施工とバルブの取り付け
この作業はホイールごとの推奨品を用意して施工してください。
その3 : タイヤの取り付けとビードへのマクハルシーラント塗布
脱脂を済ませたタイヤをホイールにセットします。
その後リムとビードの隙間へマクハルシーラントを全周に塗って馴染ませましょう。
その4 : 空気を入れてビードを上げる
空気を入れてビードを上げてしまいます。
その5 : マクハルシーラントを注入
シーラントをタイヤの中に137ml入れます。
かなりの量を入れるのですが、この後に余分なシーラントは抜きますので問題ありません。
その6 : タイヤにシーラントを馴染ませエア漏れのチェック
ゆっくりタイヤを回転させてシーラントをタイヤ全体に馴染ませます。
高速で回したり、ホイールを降ったりする必要はありません。
その後に石鹸水をタイヤに吹き付けてエア漏れが無いかどうかのチェックをします。
タイヤの種類によりますが、クリーム状の泡が少量出ているのは問題ありません。
ブクブクと大きな泡が出ている場合は施工が不完全な場合があります。
再度作業を見直す必要があります。
その7 : 余分なシーラントの抜き取り
専用ツール「ヌキトル」でタイヤ内に入れたシーラントを抜きます。
残す必要はありませんので、できるだけ完全に抜きます。
その8 : エアーを入れて漏れのチェック
改めてエアを規定圧まで入れます。
再度石鹸水を使って漏れのチェックをしておきます。
以上でマクハルの施工は完了です。
施工直後の頃は少し空気の漏れが早い場合がありますが、時間とともに気密性が高まるので殆ど心配いりません。
一番最初に実験的に施工した自分のタイヤは1週間もしたら空気圧の低下はかなり少なくなりました。
改めて・・・
作業が多いw
それでもロードチューブレスの運用問題がマクハルで解決できるのであれば施工する価値もあります。
正直なところ、今まで私自身はお客様にチューブレスタイヤを積極的に勧めたことは殆どありません。
普段の運用についての手間やパンクした時の手間、一度パンクしたタイヤは修理することが難しく、買い直しになるコスト的な問題があったからです。
吹き出したシーラントがバイクやウェアにこびり付いて・・・、手もシーラントだらけで修理作業することになるし・・・。
その辺りを説明した上で導入を決断されるのであれば、それ以上私は何もいいませんが・・・。
今後はチューブレスタイヤについての相談の際にこのマクハルをご紹介できれば、チューブレスタイヤの性能的なメリットを安心して体感していただけます。
後日修理方法についてもご紹介しますが、このマクハルを施工したタイヤに対する修理はかなり確実性が高い上にタイヤを外す必要も無く、簡単に施工できてしまいます。
専用のツールとパッチのキットがあれば、よっぽどタイヤが裂けるようなパンクではない限り修理してライドを再開できます。
マクハルのお陰でロードバイクのチューブレス化のメリットがキチンと得られるようになるかと思います。
チューブレスタイヤに興味があったけど、運用面の不安から躊躇していたという方は施工を検討されてもいいかと思います。
ぜひスタッフまでご相談くださいませ。
今度はMTBにも施工してみようと画策中 ヤマモト