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TREK DOMANE AL2実際に乗ってみた!(準備編)

新しい製品が発表されたらとりあえず使ってみたい!乗ってみたい!!
そう思うのは、われわれ販売店の人間も一般の方と変わりません。
特に山本は物欲モンスターなので!
今回はフレームが新設計された新型ドマーネALシリーズが気になってしまったわけですよ。
ちなみに私はドマーネというモデルがトレックのラインナップに登場した頃からずーーーーっと乗り継ぎしておりました。
初めて乗った時の感動とか驚きは、それまで感じたことのないようなレベルだったことを今でも覚えています。

さてさて
今年の秋に発表されたドマーネALシリーズの新型モデル。
現時点ではジェネレーション4という形式となり
AL2(¥164,890)
AL4(¥252,890)
AL5(¥296,890)
の3シリーズでラインナップされました。

前モデルであるジェネレーション3とはフレームの設計が変わり、方向性がちょっとグラベルバイクに近くなったような印象ですね。
・アップライトなハンドルポジションが可能なエンデュランスジオメトリー
・38cまで装着可能なフレーム設計でグラベルタイヤもOK!
・ブラケット位置からドロップ位置まで広がったフレアハンドルを採用
・ケーブルをヘッド位置からの内装へ
・UDH規格のディレイラーハンガー採用

大きな変更点はこのぐらいでしょうか。
最後のUDH規格の~っていうのはナンジャラホイ?って感じだと思います。
現段階では殆どの人にメリットは少ないですが、長い目で見たら便利になる「かもしれない」ポイントでしょうか。
この辺りの詳しい説明はトレック・ジャパンのウェブサイトでご確認ください~。
トレック・ジャパン ドマーネALシリーズサイト

それぞれのグレードは同一のフレーム&フォーク・ハンドルやホイール等ですが、装備されている変速・ブレーキのいわゆるコンポーネントパーツのグレードの違いで分けられています。
AL2 → シマノ クラリス 2✕8段変速:機械式ディスク
AL4 → シマノ ティアグラ 2✕10段変速:油圧ディスク
AL5 → シマノ 105 2✕12段変速:油圧ディスク

どのグレードも本気レースで勝つため!!という設計ではないです。
変速段数が増えると経験値が増えた時に自分の期待するギア比を選びやすくなる、という事がメリットでしょうか。
上位グレードの105が付いてるとレース用では?と感じてしまう方もいらっしゃるのですが、そこはご安心ください。
ドマーネはあくまでもスポーツサイクルを誰でも楽しめて、いろいろな世界へ連れて行ってくれるバイクとして作られています。
ぶっちゃけリア12段変速でなければ行けない場所なんて無いですから。
8段変速でも大丈夫です。

ディスクブレーキの種類については予算次第です。
油圧ディスクのグレードが選べるならば操作も軽くてメンテナンス頻度も低いので扱いやすいかと。
特に女性は握力も弱いし手も小さい方多いですから。
軽い操作でしっかり効いてくれる油圧ディスクはオススメですね。

機械式ディスクは構造がシンプルでコストダウンができることが最大のポイントです。
最大制動力という部分で見れば油圧ディスクに分がありますが、一般的な利用レベルであれば全く問題なく効きますのでご安心を。
ただしキチンと整備されていれば、という前提はありますけどね。
メンテナンスはリムブレーキと同等な頻度で行ってください。


では本題に。
今回は山本があえてドマーネAL2に乗ってみよう!と思ったんですよ。
新型になったという理由はもちろんあるのですが・・・

ドマーネAL2のプラズマグレー・パール、カッコよくね?!

ロゴが光りの当たり方でブルーやパープル、ピンクに見える!

って思ったんですよ!!
パーツグレードで言えばAL5がお得感もあるし12速仕様の新型105が付いてるからプロモーション的にはベストだとは思うんです。
でも・・・
パーツなんていくらでも持ってますし!
すでに完成された仕様ではカスタムポイント減ってしまうじゃぁないの!
何よりもパーツ類は乗りながら交換してしまえは良いですが、カラーだけはあとから変更するなんて現実的ではありません。

要はデザインに一目惚れしたのがAL2だったというシンプルな理由。
Crimson to Dark Carmine Fadeもカッコいいなぁとは思いましがが、なんとなく3倍速くなることを期待してしまいそうでw

普段の接客でもお客様にはデザイン大事、フィーリング大切とお伝えしてますし。
たまたま今回ピンときたのがAL2だったという事です。

そんな訳で自分用に組んでいきましょ!!

箱出し直後!
コレがいわゆる7部組です

SDG'sの観点からの、再利用できる梱包材がたっぷり使われてますw
まずは付いてるパーツ全部外しちゃいましょうね!

さっぱり
プロショップは新型バイクが届くとフレームだけにしがちw

ちなみにフレーム重量は

このクラスなら妥当な重量では

フォークも

今回のモデルからコラムまでフルカーボンとなりました!

実際この数字にはプロモーション的な意味はあっても走りの良し悪しとなる要素ではありません。
このドマーネALも軽いわけでも無いですしね。
実際に乗った時にどう感じるか?が大事なんですよ。

フォークの黒いところはUDカーボンが見える仕上げ
モヤモヤしてる模様は決して塗装不良ではないのですよ!

では組み立て開始。
そして早速問題発生・・・

シフトケーブルもブレーキケーブルも折れ曲がってる・・・

まぁ、よくある話です。
特に最近のケーブルの内装率が高くなったバイクは梱包時にハンドルをタイトに曲げてフレームに沿わせてあるのですが、ケーブル長さが足りなかったりしてフレームからの出口でグキッと折れちゃうんですよね。
この件はトレック・ジャパン様に報告し、早速改善に向けて動いてくれるとのこと。
なるべく早く対策されることを願いましょう。

それまでは、だめになってしまったケーブルはお店で交換!

シマノケーブルへ
まずは新しいケーブルをフレームに通してしまった方が組み立て簡単かな

せっかくここまでバラしたので、ボトムブラケットのフェースカット&タップ立てもやりましょうか。

ボトムブラケットのネジを専用ツールで綺麗にします


ボトムブラケットが取り付けられる面の塗装を綺麗に
精度も良くなります

この作業はトレックのバイクだとほとんど必要は無いんですけどね。
もともと精度良く作られてるので。
せっかくバラしたし自己満足に近いレベルで作業しましたが、削りカスもほとんど出なかったしやっぱりやる必要無かったかな、という感じですね。

そんな訳で完成!!

山本用ドマーネAL2

あらカッコいい!

シリーズ中の最下級グレードとは思えないかっこよさ。
せっかくなのでボントレガーのブレンダーシステムでライト、サイクルコンピューター、サドルバッグを装備しました。
サドルバッグはコレも新発売のアイテム!
簡単に外せるし、専用のテールライトやシンプルな泥除けを無理なく合わせられるスグレモノ!
コチラの製品ですよ~ → ブレンダーサドルバッグ

そしたら車体重量測ってみましょ!

おっふ

カタログ重量が10.55kgでサドルバッグやライト、ペダル付いてこの重量。
アクセサリー付けた以外すべて純正仕様です。
まぁ予想はしてたけど決して軽量とは言えない数字ですね。
でも、先にも書きました。
数字的な重さは走りの重さにはならない
実際に乗ってみてどう感じるか、というのは装備されているパーツの性能やフレーム設計、素材が関係してきます。

先に書いちゃいますが、この重量とは思えない走りができます。
そして乗れば乗るほど、ああしたい、こうしたい、と妄想しちゃう。
あそこ行きたいとか。

何よりもね

カッコいい

私のドマーネAL2カッコいいんですよ!
日差しの当たり方だったり強さで変化するロゴのカラー、ベースカラーのパールグレーとの対比も上品で・・・
かっこよ!!
ってなるのですよ!
これは今後のカスタムでカラーチョイスも悩ましくも楽しくなる未来が見える!!

現時点ですでにある程度乗ってはいます。
が、すでにかなりの長文になってしまっているので、乗った感想はまた次の機会にでも。
まだまだしばらくは乗って楽しめそうなので、今後の山本なりのカスタムもぜひご期待くださいませ。

山本