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TREK DOMANE AL2実際に乗ってみた!(実走行編 その2+カスタム)

ドマーネAL2のインプレッションブログ、実走行編 その2です。
オリジナルの状態で乗ってみて、バイクの素性の良さを感じる事ができたのが前回のブログ。
ですが、やはり気になるのは入門用としての役割が大きいドマーネALというシリーズならではのパーツグレード。
ドマーネALシリーズはコンポーネント以外のパーツはどのグレードでもほぼ同一のものを採用しています。
AL5だけはハブがシールドベアリング、センターロックディスク対応にはなっていますが、リムは同一です。
例えばホイールは前後で2kgは超えますし、タイヤもチューブと合わせると前後で1kgぐらい。

タイヤはチューブと合わせてこの重量。

走行性能の要であるホイールが、なんだかんだやっぱり重いのですよ。
先にも書いた通り入門的なシリーズであることを考えればコストの面でホイールのグレードが低くなることは致し方ないかな、とはなるので・・・。

でもね、ちょっと待ってください。

このポイントをネガティブに捉えるのではなく
改善できれば走りはもっと良くなる!
というポジティブな見方をしてみてはどうでしょうか。

前回のブログでも書いた通り、別に基本のパーツ構成・ホイールでも全然気持ちよく走れるのですよ。
初めてのロードバイクとして乗り出した方ならば、ほぼ気にならないレベルと言えるでしょう。
経験値がそれなりにある私のような人が乗るからこそ、過去の経験から重さを感じてしまうというだけです。

と、言うことは・・・
走りの要であるホイールを交換したら、絶対に更に良くなるに決まっているんですよ!!
ただでさえ走行安定性の高いドマーネALシリーズ。
ある意味唯一のネックであるホイールのグレードアップだけで相当な変化をもたらしてくれることは自明の理!!
ロードバイクカスタムの定番中の定番ですけどね!

そこで私が選んだホイールがコチラ!!
スピナジー GX PBO DISC  ¥123,640

今では知る人ぞ知るブランドという感じになっちゃいましたが、実は非常に歴史の古いホイールブランド。
スポークをPBOという特殊な繊維で作ることで、大幅な軽量化と高い振動吸収性を獲得しています。
舗装路は平らに見えて、実はものすごく微細な凹凸があります。
その凹凸による振動をこのPBOスポークは吸収してくれるため、長い距離を走った際の体の疲れを軽減してくれる効果があります。
つまり、ロングライドでのライダーへの負担を乗り心地と軽さの面でサポートしてくれるホイールが、このスピナジーなんです。

リアホイール
フロントホイール

前後セットの重量が1564gとなります。
カラーは今回ホワイトスポークを選択しましたが、ブラックのバージョンもありますし、時間がかかっても良いならば他のカラーのオーダーも可能。
詳細な仕様はシクロワイアードさんの過去記事がとてもわかり易いのでご覧くださいませ。
シクロワイアード様ウェブサイトへ

今回はドマーネALの設計コンセプトを踏まえて、グラベルライドも可能なGXというグレードを選択しました。
では早速取り付けてみましょうか!!

なにこれ・・・カッコいい!

いや、抜群に似合うな!!!
すごくいい!!
もうカッコいいってだけで満足できる!

カラースポークのホイールって結構珍しいし、特にホワイトは希少

だいぶデザイン的にもいい感じになりました。
でも大事なのは走行性能がどれほど変わったか、です。

まぁ、当然ですが走りも抜群に良くなりましたよ。
まず走り出しがかなり軽くなりました。
これは元のホイールからトータルで約1kgぐらい実重量として軽くなってますから。
次に感じるのが空走距離が長くなったことでしょう。
走行時にペダルを止めてから、速度の落ち込みがユックリになります。
これはある程度の速度を維持するためのエネルギーが節約できるという事になりますから、走行距離が長くなればなるほどメリットとして感じられるでしょう。

年末の江戸川CRをテストライド
明らかに速度維持がラク!

快適性についてはタイヤがすでにかなり改善してくれているのでそれほど強くは感じませんでしたが、ちょっと大きめの段差を超える時などは角の取れたような衝撃になってくれていますので、これも長い距離のライドでは地味に効果が体感できるかと思います。

先日の深大寺ツーリングでは都内の路面状況の悪さ、信号によるストップ・アンド・ゴーが多く再加速での負担など、ホイールによる改善が見込まれる状況が多数ありました。
今回のホイールカスタムでその辺りの問題の改善ができたかなと。

多摩川のサイクリングロードも・・・だいぶ刺激的でしたね~

ちなみに今回のカスタム後の車体重量がコチラ。

ほぼ1kgの軽量化ですね
ペダルやボトルケージ、ライトなどのアクセサリー込みです

10kgを切れました。
シートポスト、ハンドル・ステムなど、まだまだ軽量化できる余地は多々ありますね。
特にハンドルはカーボン化で軽量化だけでなく快適性も上がります。
ボントレガーのPRO ISOCOREカーボンハンドルは特殊構造による振動吸収効果の高いハンドル。

ボントレガー Pro IsoCore VR-SF ロード ハンドルバー  ¥55,900

このハンドルはドマーネシリーズのために作られたハンドルですから。
私も持っているので、今後ドマーネAL2に付けてみるつもりです。

あと!!ホイールのカスタムと同時にバーテープも交換しました!

シクロベイション SEITEX Chameleon ¥6,600
カラーはViolet Purpleで、TREKロゴと同様に角度で色が変わります

標準のバーテープがかなり薄手のタイプだったので、100kmを超えると手のひらが痛くなっちゃうんですよ。
このバーテープはクッションもしっかりあるし、表面素材が滑りにくいので軽く手を添えるぐらいの感じで握れるからラクなんです。
シクロベイションのバーテープ、デザインが良さげだし素材や仕上げでラインナップが豊富にあるので今後定番で在庫していくことにしました。
すでに好評なので、状況に応じて展示ラインナップ増やしていく予定です。

さてさて。
実際に乗ってみることで、はじめてそのバイクがどういう物なのかがはっきりと情報として知ることができます。
今回のドマーネAL2についても過去のトレックのドマーネシリーズに乗り継いできているだけに、おおよその性能・性格は想像ができてはいました。
ですが、やはり実際に体験してみないことには想像との答え合わせができません。
この答え合わせをすることで、お客様からご相談頂いた際の返答に自信を持つことができるのです。
実体験に勝る情報はありませんからね。

今後のドマーネは細かいパーツを交換しながら愛車として乗っていくつもりですが、次は先にも書きましたがハンドルなど体に触れるパーツ類を検討しています。
コンポーネントは別にクラリスでも十分かな?と思っているので今のところはまだ先の話ですね。

まずはこのバイクをもっといろんなシチュエーションで乗って楽しむほうが大事ですから。
しばらくはカスタムしながらイチャイチャしていきますね~。

ヤマモト

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