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『カーリング』と『ゴルフ』と『ボーリング』と『ビリヤード』の共通点に気付いた件

土日はノンジャンルで、自由に徒然なるままに…
是非バックナンバーもご一読くださいね

珍しくスポーツネタ、オリンピックネタです。
藤澤五月ちゃんが可愛いです
いや、そんな話しではなくて(笑)

多くの日本国民がそうであるように、にわかカーリングファンです(笑)
2019年のラグビーワールドカップでの日本代表の快進撃の時に にわかラグビーファンが増えたように、今回もカーリングに注目が集まっています。

ルールも徐々に理解してきました。
五月ちゃん以外のメンバーも順番に投げているのに、最初の2人は投げ終わったらブラシを持ってゴシゴシしている。五月ちゃんは4番手で指示役だからブラシは持たない。そんなこともだんだん分かってくると、観るのも楽しくなってきます。

詰まるところ、狙った方向に、狙った距離だけ投げることができた方が勝つわけです。そういう意味では、ゴルフもそうだしボーリングもそう。ビリヤードだって、その類です。
たまたま思い付いたこの4種のスポーツ、何が一緒で何が違うかを考えてみようかと…

狙った角度で力加減も正確無比に球(カーリングならストーン)を打ち出せるマシンがあるとします。
それがあれば絶対に勝てるのか?

カーリングでは、手前のストーンを避けて、より向こうにあるストーンに当てなければならない状況が多々あります。
ゴルフでは、林越えや風向きによってはストレートではなくドロー系やフェイド系の変化球を打つ必要があります。
ビリヤードでは、やはり手玉(白球)と色玉(的)球の間に別の球が障害となっている場合に、手玉の軌道を曲げて避ける、場合によってはマッセによって障害物を飛び越してやる必要があります。
ボーリングでは、ストライクを取る為に1番2番ピンのポケットに深く入れたい時、或いは複雑なスプリットを残して確実にスペアを取りたい時に、インテンショナルにフックボールを投げねばならないことがあります。
つまり、いずれの種目も正確なストレート系だけでは勝てないということです。

それでは、それぞれどうやって変化球を投じて、或いは打っていくのでしょうか?

ゴルフの場合、私は超絶理論派のオタクなので、曲げる理屈は理解しています。
ただし20年以上掛かって悟ったのですが、頭で分かっていてもカラダが再現できませんでした(泣)。
ゴルフの球の飛び方を決めるのは、スイング軌道とクラブフェイスの向きです。打ち出しの最初はスイング軌道の方向に飛び出し、最終的にフェイスの向いている方向に落ちるという理屈があります
即ち、

・軌道が真直ぐに振れていても、インパクト時にフェイスが左を向いていれば、打ち出しは真直ぐ、途中から左に曲がるフックボール
・軌道が真直ぐに振れていても、インパクト時にフェイスが右を向いていれば、打ち出しは真直ぐ、途中から右に曲がるスライスボール
・OUT/INの軌道でフェイスが真直ぐに向いていれば、打ち出しはやや左方向だが真ん中に戻ってくるフェイド系
・IN/OUTの軌道でフェイスが真直ぐに向いていれば、打ち出しはやや右方向だが真ん中に戻ってくるドロー系

のボールが打ち分けられるという具合です(加えるならば、手首の返しとヘッドの返りによってボールには様々な回転が生じますが割愛します)。
そう、理屈は知っているのですが、この通りにできないので10年前にゴルフを辞めました(泣)

GEN-TEN 飛球法則 2019/5/22より借用


次にビリヤードの場合、キューで手玉(白球)を突く場所によって手玉の軌道と、的球や壁にぶつかってからの動きが変わってきます。
即ち、

手玉の上半球(12時位置)を突くと、『押し玉』といってドライブが掛かり、より遠くへ転がる。的球に当たっても手玉はさらに転がる。当てられた的球も同方向に転がる。
手玉の下半球(6時位置)を突くと、『引き玉』といってバックスピンが掛かり、滑るように進む。的球に当たると手玉は止まる、もしくはバックする。当てられた的球は、前方に弱く転がる。
手玉の右半球(3時位置)を突くと、サイドスピンが掛かり緩やかに左カーブしながら進む。的球に当たると、的球に逆方向のサイドスピンを与える。壁に当たると、入射角以上に左に跳ね返る。
手玉の左半球(9時位置)を突くと、サイドスピンが掛かり緩やかに右カーブしながら進む、的球に当たると、的球に逆方向のサイドスピンを与える。壁に当たると、入射角以上に右に跳ね返る。

手玉の右上・左上・右下・左下等を突き分けることで、『サイドスピンの押し玉』、『サイドスピンの引き玉』等、意図した動きを与えることができます。
正直、大学生時代から練習して、22歳でマイキュー(マイ球ではなく棒の方です)を買い、30歳前後でそこそこはマスターしました。
今は(例によって左手の故障でブリッジが安定せず)全く撞けなくなってしまい、家族旅行で行ったリゾートホテルで長男の前で大恥かきましたが…

江辺香織プロの華麗なマッセ(江辺プロのTwitterより)


次にボーリングの場合、
ボーリングについては、あまりに下手過ぎて何も語りません。女性並みにハンデ30点もらってもブービーメーカーの自信があります。何しろ、自分のゴルフのスコアを超えられない。
え、分からない?
108を切らないゴルフと、108を超えないボーリング』です(笑)
ただ、投げる時の手首のスナップ次第で、いろいろな変化球を投げられることは容易に想像つきますね。上手な人の2投目を見てたら、右のガーターに落ちるやん!くらいのギリギリからグワァ~ンと左に弧を描いて4番7番ピンを倒してスペア取ってる!
曲がりやすいマイボールとか、手首とか肘とか、あとは指先のマジックなのかなぁ…

中日スポーツ 小林あゆみプロの解説より (2014/4/14)


さて、最後にカーリングです。
カーリング = curling という言葉は、curl=巻く・曲げる に由来しており、投げる時に必ず手首のスナップでストーンに回転を与えます。ストーンはレーンの上をゆっくり水平回転しながら滑走します。回転がないと安定して直進しないそうです。
そして、回転しているので当然、曲がります。
その曲がる量を計算し尽して投げています。
ストーンは、実は競技場に備え付けの共有物で、持ち込みではないそうです。花崗岩でできており、重量は約20kg。1ゲームで16個のストーンを使います。
ストーンは個体差があって1個1個の滑り具合が異なる為、『ナイトチェック』といって、リザーブの選手が試合前夜に翌日の試合で使うストーンを投げながら、全てのストーンのクセを見抜いてチームに伝えます
それと、スイーパー。あの、クイックルワイパーみたいなモップで氷をゴシゴシする作業。
あのゴシゴシによって、ストーンが滑る距離を延ばすだけでなく、左右に導いているといいます。

2022冬季のロコソラーレ。左端がナイトチェック担当のリザーブ琴美ちゃん

いやぁ、奥深いですね。
カーリングのレーンや道具がある施設に訪問するチャンスなどないでしょうから、正直、冬季オリンピックでしかなかなか観られないと思いますが、北京五輪終了後もまた近いうちに五月ちゃんに会えることを楽しみにしています!

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