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久し振りに『ウクレレ』が欲しくなったけど、意外と高かった件

火曜日は音楽やギターのお話し。

ひょんなことから、お友達が楽器を始めたいということで、『ウクレレ』の相談がありました。
おうち時間で気軽にということで、『ウクレレ』以外にも『カリンバ』とか『ミニカホン』とか、今、小さくて手軽な楽器が流行っているみたいですね。

民族系ハンディサイズ楽器・カリンバの持ち方

実は私、コレクターとしてアコースティックギターを8本くらい持っている他に、ウクレレも1本、保有しています。
30歳頃に新潟市の あぽろん楽器で衝動買いしたものですから、もうかれこれ25年くらい前のものですね。当時は新潟在勤ですから、同僚とのスキー旅行とか温泉旅行にも持って行って、テキトーに弾いてはみんなで合唱してました。
ギターと違ってナイロン弦で、張りテンションも柔らかいので、誤魔化し誤魔化し弾いてました。

筆者私物の Famous F-200(コア合板ボディ)

そんなこともあって今回、お友達と一緒に喜び勇んで楽器店巡り!
何歳になっても、ギターが弾けなくっても、楽器店はテーマパーク並みにテンション上がります!

私自身がギターのメーカーとか材質にこだわるように、ウクレレについてもちょっとは詳しいつもりでいたのですが、久々にウクレレコーナーを覗いてみて、驚いたことが3つ。

まず、価格帯が5割増~2倍弱くらいに高騰しています(四半世紀前とはいえ…)。
ウクレレの相場を全くご存知ない方は、あの全長55cm程度の小さなボディや簡素な作りから、数千円程度を想像されるかもしれません。実際、量販店や通販で『初心者セット』として売られているものには、付属品コミコミ5千円くらいのものもあります。
ただ、大人の楽器選びですので、『オモチャ』ではなくて最初からある程度の『ホンモノ』をとなれば、相応の価格となってしまいます。

ウクレレといえば Kamakaカマカ、と言われるくらいに有名なブランド(1916年創業)があって、最もスタンダードかつベストセラーモデルが『HF-1』と呼ばれる品番です。私が若い頃でも8万円くらいして、とても手が出ませんでした。
それが今では13万円から15万円となっており、もはや standardとは呼べなくない高嶺の花となってしまいました。

またギターで有名な Martinマーチン社からも、『S-O』というモデルが4万円くらいであったのですが、今はその後継機の『S1』が約6万円になっていました。

マーチン社のウクレレは、敢えてコア材ではなくマホガニー材がメイン

かくいう私の愛器、実は国産ウクレレメーカーの雄『Famousフェイマス』製の『FU-200』(コア合板ボディ)で定価2万円だったのですが、今はほぼ同等のスペックとなる『FS-5G』が4万円弱となっています。

価格高騰の話しはそれくらいにして、次にメーカーの数。
20年以上前にウクレレを買うとしたら、上述のとおりハワイ産のホンモノならKamaka、国産ならFamousくらいしか、店頭にありませんでした。
あと、ギタリストに愛着あるMartinや、変わり種では OVATIONオベーション等くらい。
それが、昨今ではハワイ産だけで数種類、国産でもいろんなメーカーが参入しています。
選ぶのもたいへんですが、それだけ選択肢も広がっていますので、大型の楽器店でいろいろ試奏しながら(予算内で)好みの音を探すことができます。

尾崎豊や松山千春使用で有名な OVATION Adamas のミニチュア版みたいなウクレレ

驚いたことの最後は…、チューニングペグがギア式になっている!
今頃になって知ったのですが、これは正直、革命的です。
私の愛器も含めて昔のウクレレは、プラスチックと木ネジだけの簡素なチューニング方式です。ウクレレを弾いていて、チューニングのしにくさと狂いが非常にストレスでした。
それが、いつの頃からなのでしょうか、今のウクレレには多くの機種に『ギア式』のチューニングマシンが搭載されている!
ギターや他の弦楽器では何百年?も前からギア式だったので、今さら感はハンパないのですが、ようやく誰かが敢行してくれたんですね。

画期的なギア式チューニングマシン!

従来型の木ネジだけのチューニングマシンは、弦の張力を部材の摩擦と木ネジの締めで受け留めていますので、経年で甘くなってきます。また、ペグの回転と弦巻き軸の回転が1:1のダイレクトなので、微調整も難しい。
ところがギア式は、複数の歯車でガッチリ留めていることに加え、ペグの回転に対して軸が3:1とか4:1で回るので、微調整が可能というわけです。

左が旧来のストレート式、右が現代のギア式

というわけで、弾く機会もないくせにまた新しいウクレレが欲しくなってきました。
今、現実的な1本を選ぶなら?
ハワイアンコア単板、黒澤楽器独自企画のコレですかね。
専用ハードケース付きで4万円!
他のメーカーで同等スペックなら、確実に6~8万円はする品質・音質でした。自信を持ってお薦めします!

絶対的お薦めの ILIKAI IL-SOP-4KGG。コア単板ボディ、美しいグロス仕上げ!

※ウクレレにはサイズ分類として『ソプラノ』・『コンサート』・『テナー』の3タイプの大きさがありますが、この記事は初心者が最も取扱いやすい小型の『ソプラノ』サイズについて書いています。
※販売価格は楽器店によって異なりますが、上記は2022年11月時点のお茶の水エリアや通販大手を参考にしています。

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