今日は11/29、尾崎豊さんの生誕55周年の日にYouTube投稿する僕のバンドの次回作に使用する写真撮影のために村山聖先生の愛された街へ向かった。『路上のルール』のときにお世話になったカメラマン、ヒロイさんとともに。

実は、この直前まで撮影は淀屋橋あたりで撮る予定にしていたのだが、僕の頭のなかで突然、大淀の街が浮かんできて、ヒロイさんに無理を言って撮影場所を変更点してもらった。

村山先生が、師匠の森先生と何度も歩かれた道での撮影は少し緊張した。

森先生は「この道を紙袋をもって歩く村山くんの姿が忘れられない」と語っている。
そんな、大切な場所だ。

ヒロイさんにはあえて村山先生のことは伝えなかった。僕だけの胸中にあればいい。
それでもヒロイさんは相変わらず、何度も何度も丁寧に撮ってくれた。

約一時間の撮影が終わり、僕は大淀南公園に向かった。村山先生が自転車に乗る練習をして、怪我をされた場所。
「もう二度と自転車には乗りません」
森先生はあとになって自転車の練習を勧めたことを後悔されたらしい。
そして、「健康な人には、健康でない人の心はわかりません」という言葉に、森先生は胸を痛めたという。
僕も、何も言葉がでない。

僕は落ち葉を三枚拾った。
そして、過ぎし日の村山先生の姿を想いながら、公園に向かって一礼した。

大淀南公園からは梅田スカイビルがみえる。

そして最後に、村山先生が住まれたアパートにご挨拶に行った。
偶然、田中さんが居られたので、通してもらえた。
田中さん、いつもありがとうございます。

羽生先生がタイトル通算100期をかけて豊島竜王と戦われていること。
ご両親、森先生がお元気に過ごされていること。
そして、僕らの次回作の報告をさせていただいた。

村山先生、聴いてくれるかな。

村山先生が、尾崎豊さんの曲を気に入ってくれたらなと思う。

あがってくる写真を楽しみにしつつ、11/29まで丹精を込めて作品製作に取り組もうと思う。

森先生が撮られたこの写真が僕は大好きだ。

僕は、村山先生と出会えたことを心から誇りに思う。