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エイプリルフールですね。写真の鬼灯(ホオズキ)の花言葉は「偽り」らしいです。ホオズキかなりおしゃれですけどね。フウセンカズラとか。
エイプリルフールは午前に嘘ついて、午後にネタバラシっていうのが本流?(本流ってなに笑)みたいです。

ものすごく意外に思われることが多いし大抵は信じてもらえないんですが、僕は”常に堅い空間”というのが苦手なので、というよりも少しでも面白い空気にしないと気が済まないタイプなのでせっかくエイプリルフールだしなんかかまそうかと思いましたが特にそんな場面の無い一日でした。
それより、志村けんの追悼番組を見てました。
見てる途中にエンジニアの菅野さんから電話かかってきてたけど出れなくてごめんなさい。
それにしても幼い頃の僕の”変なおじさん”モノマネは神がかってましたからね。笑わない大人は居なかったですね。


さて、エイプリルフールってきいてなんだか不思議な感じがしました。
「嘘をついてもいい日」って。

だって、僕たちが暮らしてる世界は毎日が嘘であふれてて、本当のことのほうが見つけるの難しいじゃないですか。
そんな世界で「嘘をついてもいい」って言われても、なんだかとっても滑稽ですね。

やっぱりこんな世界で尾崎豊の作品が魅力を放つ一つの理由は、嘘が全くないからなんですね。
じゃあ、かの有名な『盗んだバイクで走りだす(15の夜)』とか『夜の校舎 窓ガラス壊してまわった』は嘘じゃないの?と思われるかもしれませんが、これらの歌詞は”嘘”ではなくて”虚構”です。
嘘と虚構をはき違えてしまってはあんまりにも馬鹿々々しいです。
『この大空に翼に広げ飛んでいきたいよ(翼をください)』って空なんか飛べるわけないじゃないかとツッコんでるのと同じくらい馬鹿々々しいです。

作家の有栖川有栖さんの講演を聞いたことがあるんですが
「現実と虚構の違いが分からない人は幼稚」と仰ってました。
僕も心から同感です。

尾崎豊はそんな虚構を用いて「そんな複雑でやり場のない気持ちを持つことは誰だってあるんだから、あまり自分を責めることはないんだ」って表現してるように思います。
逆に、そんな類の感情をもったことのない人なんていないと思います。
だから、彼の歌には嘘が無いんです。

なんか自己の利益をひたすら追い求めたり、表面的で物質的なものに目を向けたりするばっかりに、嘘だらけの社会になってるのが悲しいなあって考えるエイプリルフールでした。


あと、ご報告が遅れましたが、僕もいい歳になったのでそろそろ結婚します。素敵なお嫁さんと出会うことができて僕は幸せです。

それではまた。

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