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これからの男の子たちへ 第五章 読書感想文

要約 社会で作られた性欲をきちんと認識しよう

>エロは本能的でなく文化的である

性教育のパイオニア村瀬幸浩さんは「性欲というものは本能ではなく文化です。だからこそ、きちんとした性教育が大事になってくるわけです。」と主張した。
江戸時代の春画(ポルノグラフィティ)では、乳房は大きさ形にかかわらずそもそも「セクシーな部位」としては広く認知していなかった。日本でそれが浸透したのは意外と最近のことだそう。

実は何かについて「エロい」と感じるのは、実は「自然」「本能」とは限らず「それに社会が『エロい』という性的意味を与えているから、そのメッセージを受け取って『エロく』感じる」という側面がある。

>異性愛男性の性欲は特権扱い


男性と同様女性も自然と性欲は湧くし同性愛の人も性欲があるはずなのに、駅前の売店においてある雑誌はほとんど異性愛男性向けであったり風俗も明らかにそちら向けが多い。
これは非対称的であることがわかる。そしてそれは社会的に作られた文化にかなり影響されている。

>しずかちゃんの入浴シーン


『ドラえもん』でのび太君がしずかちゃんの入浴シーンやスカートの中をのぞくところを見て喜ぶ場面がある。
女性にとって下着や入浴中の姿を見られるのは相当不快な記憶で深い心の傷になることもある。

「お色気」を入れたいのであれば、しずかちゃんが主体的に性的接触に関心を持ったり快楽を感じている場面を入れればよい。
しかし、「それでは夢が壊れる」のだそう。その「夢」は一体誰の、誰に対する、どんな夢なのだろうか。


感想 

この章では、社会学的な考え方がすごく見受けられた。
また、物事をきちんと見つめることは本当に難しいのだなと乳房のエピソードやしずかちゃんの話などを通して

この読書感想文を続けて自分の性に対するリテラシーははるかに向上した気がする。

今日も素敵な一日になりますように

なおつぐ

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