『EdTechが変える教育の未来』

忘れそうなので、書いておきます。

なぜ、これを読もうと思ったのか?
それは、子どもたちの習い事や教育について私が考えていることが書いてありそうだから。そして、書いてありました!頭の中が整理できました!

もともと字を書くことが苦手な長男(小5)。文も苦手。上手な作文を書くことは求めていない。正しい日本語で、読める字で書いてくれ!と言い続けて早5年。なんでできないんだろう?と考え早5年。自分は書くことが得意(きれいな文章や、描写は書けませんが。)だったからこそ、気づかなかった。そう、この子は書くことが苦手なんだと。

そう考えると、書くことは学校生活での最低限で良いのではないかと思った。私だって、ミーティングで書いたホワイトボード、わざわざ書き写したりなんかしない。写真に撮る。ホントだったら、小学生だってそんなに書くことが苦手なら、黒板を書き写す必要があるのだろうか?タブレットやスマホで写真を撮ればよいのではないかと。というわけで、家ではgoogleのドキュメントで音声入力させてみたところ、きちんと文章が書けるじゃないの。そもそも、大人になってそんなに文字を書かなければいけない場面は、子どもの「連絡帳」と記入用紙くらいじゃないか!?

子どもには、勉強は「楽しい!」ものであってほしい。

そして、東京に住んでいることもあり、クラスメイトはほぼ受験モード。この子たちの習い事の指針を考えていることもあり、この本を本屋で手に取り、読んでみることにした。

集中して、2-3時間で読んでしまった。

本書にも書いてあったが、保護者は10年後や20年後がどんな世界か知らなければいけない。その世界を知った上で子どもの教育をデザインする必要がある。

だから、皆に勧めたい!!

さて、内容となるキーワードやキーセンテンス!

1.学びは楽しいということ
エデュケーションとエンターテインメントを足した「エデュテインメント」という言葉もあるらしい。苦しい勉強はいらないのでは?と思うのです。


2.21世紀型スキル
コミュニケーションやコラボレーション、情報活用能力や課題解決能力など。まさに、この部分をどう伸ばしてあげるか?がこれから子どもたちにさせてあげたい教育。そうすると、親や先生はファシリテーターとしてのスキルが必要になってくる。

3.「アダプティブ・ラーニング」
個別にその人に合わせた学習。無駄が嫌いな私は、学校での漢字や算数の教え方には、問題があると思う。得意な人は、待つ時間もあり、苦手な人には、それぞれ他の学習方法があると思う。例えば、書いて覚えることが得意な人も見て覚えるのが得意な人、聞いて覚える事が得意な人もいる。皆、漢字ドリルで書いて覚える必要はない。そこは、エドテックにお任せするべきではないか?

4.教育をデザイン 学習者中心の学びにシフト
現在の仕組みをデザインし直すこと。個人的に「デザイン」に注目しているということもあり、仕組みのデザインをし直すということの重要性を感じる。

5.教育分野でブロックチェーンの利用
他のキーワード・キーセンテンスは聞いたことのあるものだったが、ブロックチェーンを教育分野でりようしていくというのは、衝撃的だった。今まで試験で判断されていた(定点観測)が、ブロックチェーンの利用によって常時観測となっていく。つまり、試験でなく、学習履歴から評価される時代になっていくということ。
夫が数年に1回転職をしているが、夫曰く、「履歴書を作っている。」と。つまり、履歴書に書くようなプロジェクトをこなしていき、自分の履歴を記録して次の仕事につなげるのだという。この考え方が、ブロックチェーンの学習履歴と同じなんだということに読みながら気づいた!

6.STEM教育+アート「STEAM」
STEM教育とはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を重視した教育方針とされていて、作者はそれにアートをプラスすることが重要と言っています。ちょうど、アートやデザインの重要性を私も感じているところだったので、ピンときました。STEMの理系科目は私は大の苦手ですが。。。アートの重要性に関しては作者の言葉を借りると、再現できない世界や多様性を認める世界を創ることができるということ。

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