髙羽 開

ビールブランド『hanasaka』と醸造所を立ち上げ中。 野生酵母の研究をしています。

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ビールブランド『hanasaka』と醸造所を立ち上げ中。 野生酵母の研究をしています。

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ビールの概念をひろげる人生を歩みたい。

「クラフトビールをつくるブルワー(醸造家)になる」 7月頭から国内外のブルワーさんの記事やビール関連の本を読み始め、この目標を決めたのが、7月の終わりごろ。 8月末で会社を辞めて、9月は2週間かけて中四国のさまざまなブルワーさんにお会いしに行って話を伺った。 先輩ブルワーのみなさんのお話を参考に、ブルワーになるための道筋もおおまかに決めて、10月半ばにはこれまで住んでいた地元・岡山県倉敷市から地域おこし協力隊として高知県に移住することが決まった。 そして1週間後の11/

    • かっこいいビール会社をつくるために、B Corpについて調べてみた

      企業やブランドに対して「かっこいい」と感じるポイントを考えてみると、いろいろと挙げられます。 高品質な商品、隅々まで設計されたサービス体験、イケてるデザイン、働く方々の温度感の伝わるひととなり、スタッフの成長の補助線になるような社内制度、などなど。 人によってそのポイントは異なりますが、僕個人的には、上記に加えて「社会(ヒト)や環境への配慮」も大きな要素です。 「社会的・環境的責任」を高い水準で果たしているかどうか?です。 抽象的な概念なので、身近なビールブランドで例

      • 世界のビール会社のステートメントをまとめてみた

        世界に2万とある、ビールの製造会社。 これらの会社は、ビールを通じて世の中にどのような価値を生み出しているのか?どのような価値を生み出すことを目指しているのか? 今回の記事では、世界のビール会社が「ビジョン」「ミッション」「コンセプト」「フィロソフィー」「パーパス」などなど、対外的に公表している「ステートメント」として、どのような言葉を紡ぎ自分たちの価値観を表明しているのか、調べ、まとめてみたいと思います。 僕の記事を読むのははじめて、という方に向けて、まず簡単に自己紹

        • ビールブランドをあなたと創る、という挑戦を始めます。

          せっかくなら、ブランドの立ち上げ過程を、いろんな方といちいち楽しみたい。 そして欲を言えば、1人でも多くのだれかにとって、世界いち親しいビールブランドを創りたい。 そんな思いを形にすることにしました。 ──── こんにちは。 髙羽 開(@kaitakaba)です。 僕の記事を読むのは初めて、という方むけに簡単に自己紹介をさせてください。 名前は「たかば かい」と読みます。岡山県倉敷市生まれの28歳。関心事は花と気候危機。サウナが大好きです。 職業はブルワー(ビー

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        • ビールブランドをあなたと創る、という挑戦を始めます。

          変わり者の父にもらった宝物は、たった14文字のe-mail

          3月4日。今日は父の誕生日です。誕生日というものにあまり興味がない(っぽい)父でして、誕生日プレゼントもそういえば長らく渡していません。 今日も例年通りとくに何も渡さずに終わりそうなのですが、改めてnoteを始めた今年は、せっかくなので父をテーマに記事を書いてみようと思います。 「私、よくお父さんみたいな人と結婚したと思うよ」と母がよく言います。それに対し父は「あんたがよく言うわ」と返します。(2人は仲良しです、ちなみに昨日は2人の真珠婚でした)この母の言葉が表す通り、う

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          「瓶ビールと缶ビールってどっちがいいの」問題に答えを出しました

          ビールが好きな方であれば、一度は疑問に思ったことがあるであろう、問いのひとつ。 「瓶ビールと缶ビールって結局どっちがいいの?」 今日は、この問いに対する(2021年時点における)答えを書いていこうと思います。根拠は以下の4点です。 1. 先輩ブルワー(醸造家)の知識と経験 2. 化学的事実 3. 根拠として信頼できそうなリサーチ 4. 海外のクラフトビール市場の動き 「4. 海外のクラフトビール市場の動き」と比較するために、↑こちらのサイトに掲載されている、日本国内(

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          ものづくりは投票であり、かつマニフェストにもなる

          "買い物は投票"。 2020年はこの言葉をたくさん目と耳にした年でした。 僕自身昨年1年間で、SNSでフォローするアカウントも、社会課題に取り組む個人や団体、メディアの割合がかなり高くなりました。それによって、日々触れる情報もガラッと変わりました。 100年に一度の異常気象が毎年どこかしらで起こるようになった日本と、熊本豪雨の被災者の方の声。 BLMのムーブメントの中で話題になった3世代の黒人男性の主張。 食肉の人体への影響と地球環境との関わり。 世界の笑いものにされた

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          美しいものをつくりたい。それが何か、まだ全然わからないけれど

          "美しいもの"と言われて、思い浮かぶもの。 いろいろあると思います。 数千年もの時を経てなお現存する建造物。 描き手の鬼気迫る創作欲が表現された絵画。 自分の肌に寄り添うような心地良さがある器。 少し前まで生きていたさまざまなが生命が盛られた料理。 あらゆる先端技術によって表現されたこの世ならざる映像。 この世に"美しいもの"はたくさんあります。けれど、一口に美しいと言っても、その「美しい」に内包される意味は恐ろしいほど多様で複雑で、それを享受する人間の感受性や、知識や

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          ビールを40杯飲む資格セミナーに行ったら、途方に暮れた話

          「一生かけても、つくりたいビールをつくりきれるか分からない」 9月に中四国のブルワリー(醸造所)巡りをしたとき、あるブルワー(醸造家)さんから聞いたこの言葉。 この言葉を聞いたときの感想は、「ビールの世界ってそんなに広くて深いんや...」でした。わくわく以外のなにものでもありませんでした。 あれから3ヶ月、わくわく自体に変わりはありませんが、わくわく以外の感情も抱くようになりました。 ビールの世界の広さと深さを、これまでよりもほんの少しだけリアルに感じることができた体験

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          未来の仲間と出会えるよう、自分をSEOする

          「尊敬する人」の輪郭が、ここ最近ハッキリしてきました。今までと比べてその形も少し変わってもきました。 ざっとあげると、こんな感じの人です。 自分の感性が惹かれる「ひと・もの・こと」を抽象化できていて、その対象に自分の時間や労力を精一杯使っている人 「正しい/間違っている」の判断軸を自分で持っていながらも、人の話を受け入れて、対話ができる人 環境と人に敬意をもち、自然や他者と丁度いい距離感を保って生活している人 人の幸せ、社会貢献、夢など、きれいごとの実現に心から本気

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          人を好きになることを好きになる。超シンプルな僕の人生指針

          はじめまして! 髙羽 開(タカバ カイ)といいます。 はじめてのnoteの記事です。 まずは自己紹介から生まれも育ちも岡山県で、こないだの3月で27歳になりました。 大学は、岡山大学教育学部を卒業し、東京で大手海運会社で働いたのち、縁あって今の会社に出会い倉敷にUターンしてきました。現在は『株式会社行雲』という、倉敷美観地区を拠点とするローカルベンチャーで企画営業職として働いています。 noteでは、今のお仕事に関わることをメインで書いていく予定です。 ただ、今日は

          人を好きになることを好きになる。超シンプルな僕の人生指針