Expandingというソロライブが終わった

4月15日、キズマシーンexperimental solo live『Expanding』が無事終演しました。
多くのお客様のご来場ありがとうございました。
成功だったかどうかはお客様が決めることですので、こちらからは控えさせて頂きます。

さて、このライブは一回こっきり、しかも平日開催で行きたくても来れなかった方もいるでしょうし、僕としても色々と話しておきたいというか、残しておきたいライブになってしまったので、こちらに記すことにしました。
今日は長くなるぞ~。

なお、製作過程やら着想やらネタに関してのお話はすみません、有料とさせていただきます。

ではざっくりと流れを。

このライブはドキュメントタッチにキズマシーンのネタ作りを追うというコンセプトのもと製作されました。

場内が暗転し、一発目にはプロローグとなるVTR。
渋谷駅でカメラを構えカミノの到着を待つディレクターの視点で始まります。

「今日からキズマシーンのネタ作りに密着します。お願いします。」
「いやー、面白いの撮れるか分かりませんよ~」
という密着ドキュメントあるあるなんかもあったりして、事務所の稽古場へ。
先に入っていたさみだれが何やらホワイトボードに書き込みながら苦悩している。その姿はさながら天才の苦悩を見ているかのようでした。ドキュメント番組では、苦悩ってだいたい中盤以降にあるのになぁ。序盤から出すなよ。

ネタ作りの準備をする二人。
今月はネタを5本作ると決める。
大変だけど頑張りましょうとお互いの尻を叩いて、オープニングVTRに切り替わります。ここお洒落でしたねー。

VTRが終わると、舞台上は先ほどの稽古場の状態が再現されていて、ここからキズマシーンのネタ作りが始まります。
「さみだれが思い付いた設定を広げていきたい。最近そうやって作ってなかったから。」
ということでさみだれにいくつかネタのアイデアを聞いてみる。
よさげな設定があったので、じゃあこれを作ってみましょうと。

舞台上はブルー照明に切り替わり、早速出来上がったネタをやってみることになったのでネタの準備をする。(いつの間に出来上がったんだ)

1本目は『突進』というネタでした。

ネタが終わり、その反省をしながらまたネタ作りを再開する。
新元号の話やらブラックホールの話やら雑談なんかもしてしまいました。キズマシーンはネタ合わせ中、すぐ雑談をしてしまうのです。

2本目は『インタビュー番組』というネタでした。

今日のネタ合わせはこれくらいにしておいて、稽古場をあとにしました。
という感じで密着一日目が終了、みたいな。

で、密着VTRです。それから数日後といった感じですかね。
3本目、4本目のネタはキズマシーンが毎月主催しているユニットライブ『すごいんだから、やる気とか』でおろすということで、会場入りからネタ合わせまでをカメラが追います。
『浮気調査』というネタの練習していると、ディレクターがネタへ口出ししてきます。ちょっとその設定分からない、と。
そんなことないだろと突っぱねていましたが、次第に不安になってきた二人。果たして本番はどうなるのか?

映像が終わると、すごやるで使っている出囃子が流れてきます。キズマシーンのガナリがあって、ネタスタート。

3本目は『空港へ』というネタでした。

ネタ終わり、ブルー照明に照らされた舞台上は楽屋という体。
次のネタの着替えをしているキズマシーン。
リクロジーさんがここで本気でネタをやってくれました。お客さんにはまったく見えないところで。
あー、いまリクさんの出番かーなんて話しながら着替えを済ませ、次のネタの練習へ向かいます。

4本目は『別れさせ屋』というネタでした。

『浮気調査』はどうやらやらなかったみたいですね。

ネタが終わったら、舞台上はまたまた楽屋という体。
リクロジーさんが帰り支度をしています。
場代を払ってもらったり、少し3人で話したり、ライブ終わりの楽屋を再現してみました。

3人が楽屋をあとにしたら映像です。
キズマシーンの二人に真面目なインタビュー。
と思いきや、なんだか理解力のないディレクターがまたネタについて変な文句を言ってきます。
でもちゃんと真面目にインタビューしてきたりと、マジでなんなんだこの人。

そして最後、5本目のネタです。
『シェアハウス』というネタでした。

そして、エピローグのVTR。
無事に5本作り終えて、いよいよ密着も終了。どうでしたか?なんて話をして、キズマシーンを見送るディレクター。
エンドクレジットが流れて番組は終了していきます。

そして、最後の最後。
その番組をさみだれの家で観ていたキズマシーン二人の映像で締めて、ライブは終了でございました。

見に来れなかった方もなんとなく何やってたか分かってくれましたかねー?

まぁこんな感じで、映像と舞台上を行ったり来たりしながらネタをやっていくという構成でした。
再三言っていた【ドキュメンタリーとライブの融合】というのはこういうことだったわけです。 

思った以上になかなかコンセプチュアルなライブになったなーというのが僕の感想です。
単独ライブで映像を使うことが今までなくて、それとライブ自体を絡めていくという初めての挑戦だったわけですが、そういう意味でも実験的でした。
これをやったことで得たことはたくさんあったので、これは今後の単独ライブが楽しみですね~。
きっとパワーアップすることでしょう。

我々の単独ライブは毎回一つコンセプトを決めてそれに沿ったものを作っているので、これを面白いと思ってくださったあなたは、今夏にやるであろう単独ライブにも是非足をお運びください。
ネタの数もこれの倍くらいになりますし、さらに深度の深いネタを作るのでもっと楽しめると思いますよ。

さて、ここからは製作過程やネタ、映像についての裏話です。
まだまだ読みたい方はすみませんがご購入お願い致します。

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