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#1 無料プラグインで楽曲制作~配信 / 「D.C.」制作までの想い・無料プラグインにこだわる理由

今回は、2023年11月22日に新曲「D.C.」をリリース予定になっているThe Last Person(以下TLP)に楽曲の製作秘話を伺っていく。
※架空インタビューなので、全て自作自演で行っていきます。

前回までの記事はこちら
https://note.com/the_last_person/n/n892c6f72abfe

This is The Last Person

ー前作「Unkwon」までは3か月で4曲のリリースと精力的に活動されていたようですが、「D.C」のリリースは前作から3か月ほどの期間が開いております。何か楽曲制作への取り組み方の変化はあったのでしょうか?

今までの4曲は、まずは自分の曲を世に出したいという勢いで録音~マスタリングまで行っていたため、いざ配信サイトで自分の曲を聴きなおしてみると「ここのアレンジはこうだった方が~」「雑な処理をしているな」などと思うことが多かったので、一度自分が納得がいくようなところまでやり込んでみようとトライした結果3か月ほどの期間が掛かってしまいましたね。

ー前作までと比較して制作時に変化したと感じているのはどのような所でしょうか?

一連の制作フローがやっと自分の中で固まったというところですね。
今年(2023年)の初めから、本格的にDTMでの楽曲制作に取り組み始めて、私は主にYoutubeとかネットの情報やサンレコを読んだりして、勉強始めたんですが、色々な情報を取り込みすぎで「ギターにはこのEQ処理!」「マスタリングはこうしろ!」みたいなテクニックを付け焼き刃的にそれぞれの曲で貼り付けているようで、自分の楽曲制作の軸が無かったんです。
恥ずかしい話ですが、やっと「D.C」の制作で「録音⇒ミキシング⇒マスタリング」の順番で作業を進めるフローに定まりましたからね。今までの4曲では「録音⇒マスタリング⇒ここがおかしい⇒ミキシング⇒再録音」みたいな出戻りも多かったので、今回はまず録音・打ち込みをしっかりした後にMixに移るみたいな当たり前のことを当たり前に出来るように心掛けました。

ーなるほど、TLPでは楽曲制作時に無料のプラグインだけを使用しているということですが、無料のプラグインにこだわる理由はあるのでしょうか?

実はiZotopeのバンドル(Necter/Neutron/Ozone)を3年前とかのセールの時に購入にしていて、それを使って3年前に楽曲制作から配信までを行っていたんです。ただ、iZotopeの優秀なAIに全任せで、何がどうなったらこの音になるのか何も理解していなかった。今年の初めに再始動する時も、最初はiZotopeのプラグインばかり使っていたんですが、私は楽曲制作を生涯の趣味というか、生きがいの一つにしていきたいので、ここでMixやMasteringを一から勉強しなければ、一生AIに全部任せていくような気がして、さすがに勉強を始めました。
その際に、無料のプラグインでも質が良いものが多いことを知り、どうせなら無料のプラグインだけで全部やってみようという気持ちになりました。
昔からギターをやっているときも「安いエフェクターで誰よりもいい音を出してやる」みたいな捻くれた所があるのは自覚していますし、「無料プラグインだけで楽曲制作!」の方が、他の人に聴いたり知ってもらう時にきっかけになりやすいんじゃないかなという、やらしい意図も正直ありますね。
ただ、本当に素晴らしい無料のプラグインが多くて、その中では日本の記事などであまり紹介されていないものも多いんですよね、そういったものを日本語で伝えていきたい、広めていきたいという気持ちもあります。
オーディオインターフェースを購入した時についてくるDAWと無料のプラグインだけでも結構出来るんだぜ、みたいな所が広まって、楽曲制作へのハードルの高さみたいなのを少しでも下げられれば嬉しいですね。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42961726

次回以降は、今回の楽曲制作で使用したプラグインの紹介や、録音・打ち込み時に参考にしたMixやMasteringのテクニックなどを紹介していく。


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