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馬鹿らしくなる瞬間

分かりやすい外観、キャッチーなアイコン、働いてるスタッフ。

昨日、こんな事を書いて。

結局、わかりやすい部分しか、お客さんには伝わってないよ。という話。

わざわざ最後に、働いてるスタッフと書いたのには訳があって。

数年前、とある常連さんがぱったり来なくなった時期があったのです。

一ヶ月ぐらい経ったら戻ってきたんですが、その時に冗談交じりに聞きました。

「どこに行ってたんですか!潰れちゃいますよ!」と。

「いやさ、あのお店に可愛い子がいてね。CMにも出てるんだよ」

愕然、驚愕、無の境地。

カフェを何だと思ってるんだ。

でも、男なんてこんなもんです。

この仕事が馬鹿らしくなる瞬間でもあります。

いつもやっていて、いつもの人がいて、いつでも飲める。

これが裏目に出てしまうなんて。

シングルオリジンとかブレンドとか、スペシャリティとかコモディティとか。

そんなの関係ないんだ。

でも、それも才能だからな。

それでお客さんを呼べるのは凄い。

「人でしか差別化出来ない」の究極かもしれない。

でも、多分だけど、ご本人はそんなので来られても嬉しくないだろうな。

一番笑ってるのは、そんな人を採用出来たオーナーか。

なんだろう、カフェって。

お店と、従業員と、お客さんと。

それぞれの目的が合致してないのに、ビジネスとしては上手く回る事がある。

そりゃカフェの廃業率が高い訳だ。

なんでカフェなんて選んでしまったんだろうか。

めっちゃ難しいんだけど。

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