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「歩いて、食べる 京都の名建築さんぽ」×初心者が見るカッコいい近代建築

先週行った京都旅行前半のメインテーマです。
エピソード0については、こちらをどうぞ。建築がきらいだった私が、名建築をこの目で見るまでのことが書いてあります。

早速、2日間でどこに行ったかを紹介します。全て、甲斐みのり著「歩いて、食べる 京都の名建築さんぽ」(ドラマ「名建築で昼食を」の原案)から引っ張った建築です。

全部の感想は書きません。なぜなら、誰もついてきてくれなさそうだからです。寂しいけど、これが事実。()内は本のページ数です。

・京都国際マンガミュージアム(P35)
・旧三井家下鴨別邸(P49)
・京都京セラ美術館(P123)
・ロームシアター京都(京都会館)(P155)
・京都国立博物館(P173)

この中で特に印象的だったのが、京セラ美術館と国立博物館です。

何がそんなによかったのか、とにかく私が知っている「建物」というものの中でも、ダントツで重厚感と気高さと包容力がありました。え?包容力だけわからなかったですか?

そこは説明しません。
言葉とは、そういうものです。何もかも説明してしまえば、その人の中にある言葉の意味を奪ってしまうことがあるから。言葉から連想してイメージを持つことも時に大切です。
かっこいい言い訳ができました。

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京都京セラ美術館 外観

【京セラ美術館】
洋館で外観はもちろん、内装も素晴らしかった。前職の関係で内装は隈なく見てしまうのですが、どこもかしこも装飾が細かくてきれい。

手すりはきっと大理石。ホールの床はきっと今は作られていないんじゃないか規格の木タイル。扉の金属装飾。てか、扉めちゃくちゃ大きい!からのその向こう側に見える日本庭園。ドラマチックすぎる。

天窓
大きな扉の向こうに日本庭園
重厚感!

本には写真がたくさん載っていましたが、自分の目で見ると惹きつけられ方が全く違いました。

入館してからずっと、「わぁ」とため息まじりに呟きながら、上見て下見て、かがんでは写真を撮り、床を手で触って。人にぶつかりそうになりながら、360度回転しながら見ました。

こんな世界があったのか。

大げさではなく、本当にそう思った瞬間でした。

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明治古都館

【京都国立博物館】
ここの「明治古都館」がバロック様式(歴史で一度は聞いたことあるよね)の洋館で、息をのむほどきれいでした。

館内は入館できないのですが、外観だけでも胸いっぱいです。

行った時間が夕暮れ時だったこともあり、夕日を浴びる明治古都館が、なんというか、かっこよくて。渋くてかっこいい。

正面からも、右からも左からも写真を撮り続けました。ライトアップを狙って行ったので、日が暮れるのを館内の「前田珈琲」(P178)で軽食を食べて待つことにしました。

ガラス張りの窓側の席が空いていたので、そこに座って夕暮れからライトアップへと変わっていく明治古都館を眺めていました。

実は私、意図的にぼんやりするのが苦手なんです。(普段は多少、アンコントロールにぼんやりしていますが)

それなのに、ずっと眺めていても飽きない光景があって、終始うっとりしていました。最高の景色です。左斜めの顔がどうのとか、Back Numberの歌詞に出てきそうな世界観でした。

かっこいい
かっこいい!

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熱量高めでお送りしましたが、どの名建築もめちゃくちゃかっこよかったです。これが偽らざる感想です。特にこの2館は、よりそう思いました。

大きい建築物はかっこいい。
細かい建築物もかっこいい。
だから、大きくて細やかな建築物は、めちゃくちゃかっこいい。

ここまで話して言えることはこれなんです。最初に言ったように、あとはあなたの中の言葉の意味で捕まえていただければ幸いです。

これからも、何様式かも誰の設計かも詳しくわからず、初心者として、ただひたすら「わぁ」とため息をつく為に、名建築をめぐってみようと思います。

ご清聴ありがとうございました。


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