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いまどきポップミュージック論

最近流行りの歌

我が子が聴いている音楽にピンとこないのは自分が歳をとったせいだと考えていた。私の親世代が歌謡曲や演歌を聴いていたように時代が変わったんだと。流行りの歌についていけないってやつでそこにどんな意味があるんだろうなんて深くは考えていませんでした。

ギターソロスキップ問題

もう半年も前の話題になるけれど高野寛さんのツイートが発端となり最近の若者は曲中の長いギターソロやイントロをスキップして視聴する人が多いみたい。と言うことに驚いたのも時代のせいだと。

世代交代


今は大学進学で家を出た息子に「お父さんの時代とは違う」なんて事を言われてなんだか自分の時代が終わったのかと言う寂しい気持ちとまだまだ終わってないぜ!なんて悪あがき。複雑で大人気ない思いが自分の中で見え隠れしていた。最近の流行りの歌がピンとこなかったりギターソロをスキップしちゃうなんてのを聞くとそれと同じ気持ちになりこれも世代交代ってやつなのかなと考えていました。

米津玄師「KICK BACK」を聴いて


アニメ「チェーンソーマン」の主題歌でアップテンポですごい事としれっとやっちゃうところはさすが米津玄師。今の人です。この曲もよくよく聴いてみるとなんでこんな展開になるの?って曲だけど一聴してキャッチーに仕上がっててチェンソーマンの世界観のしっかりと表現していてとにかく凄いなーと言う感想。この曲で一緒にやっているKING GNU、他ヒゲダンゲス極とかにも感じる超絶テクや変態的な事をやっているにも関わらずキャッチーだと言う事。いやー凄いよね素直に。真似しようにも真似できない。

倍速視聴な若者たち

これも数ヶ月前の話題だけれど最近の若者は動画を倍速で見ると言う話。

Y世代向けの物語コンテンツが、Z世代にとっては緩慢なものに感じられている(だからといって、ずっと早送り再生しているわけではない)こと、そして情報コンテンツについてはX・Y世代と「同様に」自分と関係がない(と思う)ところはスキップしているに過ぎないということが見えてくる。
若者は映画を早送りで「見ていない」――倍速再生議論の本質

まつもとあつしジャーナリスト・コンテンツプロデューサー・研究者

この記事と最初のギターソロの話を聞いてもしかしたら新しい世代が作り出しているものってのは美味しいところばかりを抽出したものなんじゃないか?と言う結論に辿り着いた。だからごった煮なのにいわゆるミクスチャーロックやオルタナティブロックの様にちょっと泥臭い混沌としたものはなくスマートで新しい感じがするんではないかと。このままいくとどこまでいくんだろうと思う。90年代あらゆるポップスの手法は試されたと思っていてそれを破壊して再構築していったのがミレニアル世代。その後生まれたZ世代といわれる2000年前後に生まれ今を生きる若者たちが新しい形といてまたポップニュージックを生み出していく。

そしてそんな若いミュージシャンの中でもピンとくる人たちもいるし、よりジャンルの幅が広がり結構それがハイクオリティな音楽として届けれられるのは単純に喜ばしい事だと考える。

でもね


そりゃ私も動画をスキップしたりもするさしかし今の音は凄い!と認めた上でやっぱり泥臭かったり、ローファイなものが好きなんだなーと再確認。ぼくパンクロックが好きだー!これだけは譲れないおじさんの戯言でした(笑)


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