見出し画像

本質

最近の映画は昔と違って単純な勧善懲悪ではないものばかりなので、
「正義っていったい何だろう?」と訳分からなくなることが多いが、
実は簡単。
みんなうすうす気づいていても誰も口にはしないが、
実は正義とは、感情的な「好き嫌い」のことだ。
「好きか嫌いか」
つまり個人の好みの問題。

好みは十人十色。
人の数だけ好みがある。
ゆえに正義も人の数だけ正義がある。

犬が好きな人は犬を大切にするのが正義だし、
イルカが好きな人はイルカを保護するのが正義。
シーシェパードは日本の漁民よりイルカが好き。
それだけのこと。

好みが食い違うと正義の主張も食い違う。
主張が衝突したときは争って勝った方が正義になる。
「正義が勝つ」のではなく「勝った方が正義」。

決着のつけ方は、多数決だったり、論争戦だったり、法廷だったり、
しまいには武力による戦争だったり、色々ある。
勝敗が決まったら、勝者を正義、敗者を悪と呼ぶ。

「1人殺せば殺人者100人殺せば英雄」という言葉もやはり勝つか負けるかが問題。
大量に人を殺しさえすれば、いつでも英雄になるわけではない。
最終的に負けてしまえば極悪人とされる。
ヒトラーだ。
大量虐殺をした結果、戦いに勝ったら正義になる。
アメリカだ。

残虐な行為   atrocity 1

というわけで、
何が正義かわからなくなった時は思い出してほしい。

 個人にとっての正義=好み
 社会にとっての正義=勝者

この単純明快で嫌らしい真実をさわやかに認めてしまえば
長い眠りから目覚めたように実にすっきりとすべてが説明できる。

残虐な行為  atrocity2

引用です

いろいろと思うところはありますよね。

みなさまはどう思いますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?