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170924-190924

2017.09.24.

わたしの人生にとってなんだか大きな起点となった日から2年。ボランティアや支援に駆けずり回ってたピーク時で、疲労と限界が見えてきてた。なにか大きなことを成し遂げたいとか、世間に名を残すようなことをしたいわけではないけれど、自分にとっての幸せについて考えるようになった。いまは自分がなにをしていたら幸せを感じるのか、それをかみしめたり新たに見つけたり、そういう意味では毎日が目まぐるしく過ぎていく。

2年前に伝えたこと。
これをぼんやり考え続けて来て、何かカタチができてるわけではないけれど、いまでも里マチを作ってそこにいたいなと思ってる。
もう里マチみたいな地域、たくさんあるみたいだから、色んな地域に回ってそれぞれの素敵なところを見て、わたしが作りたい場所で築けていけたらな。

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【生きる希望】
そう、思う人がわたしの周りに4人いる。
彼らはそれぞれ困難を抱えているけど、この社会で、自分にできることを、できる範囲で、できる時に、力の限り、活躍している。

彼らを見ていると「生きる」ってすごい。命って尊い。奇跡だなって思う。
彼らは、真剣に、驚くほど命がけで生きている。
わたしは彼らみたいに「驚くほど、生きる」ということはできているだろうか?

わたしの仕事は、地域でどう生活していくか、活動をともにしながら、その人と一緒に考えていくこと。彼らとは日々の生活で感じる、小さな幸せを一緒に感じていたい。
「寒い日にあったかいココアを飲んで幸せを感じる」ような気持ち。
誰かと比べる幸せではなく、「今日も良い1日だった」と思えるような居場所になるといいな、と思いながら働いている。

だけど、ふと疑問に思うのは
「地域で自分らしく暮らす」
「自らが望む生活」ってなんだろう?
「病気を隠して静かに暮らしていきたい」
そう思うのはいいけれど、
そこからどういう生活をしたいのか、思い描けてきないんじゃないかなと感じる。

わたしが自分らしく生活するために、大切にしていることが2つある。

【食べること】
仲間と食べる食事が好き。
おいしいものを食べるのと、おいしく食事をとることは違うと思っていて、「何を食べているか」はあまり関係なく、食べているものに、しっかり心が留まっているか、いないかによって「充実している・幸せである」ということが決まっている。

【眠ること】
日々の生活を送るためには自分に合った睡眠が必要。たくさん考え過ぎてしまって寝付けないこともある。そういう時って大抵、運動不足で頭ばかり動かしていて、ぐっすり眠れるだけの運動をしていないのがほとんど。

日々、自分らしく生活するって中々難しくて、毎日苦しい。

【農福連携】
食物に「触れる・食べる」という行為を通して、食に関する生活を、もう一度考えられる。

そして、人が喜びを感じる瞬間は
「誰かに貢献したとき」

働けていない自分に自信がないと、生活に活力がなくなり、日々の楽しみも感じられない。社会に必要とされていないような感覚になる。
働く=誰かの・社会の役に立つこと
これを農福連携で実現したい。

「農」には障害を受け入れる力があり、仕事をつくる場となる。

働く場所があって、美味しくごはんを食べて、しっかり眠る。
これって自分らしく生きる手段になるのでは?そう思った。

点と点が線になって。
どんな絵を描きたいか?

地域で自分らしく生活ができるように「里マチ」を作りたい。
「農」は就労の機会だけではなく、就労訓練、リハビリテーションの治療の機会、癒し、健康づくり、生きがいづくりの機会も提供する。
他にも、レクリエーション・芸術を含む文化の形成・教育・観光といった価値やサービスを提供できる。
今までの既成概念を超えた世界、それが「里マチ」。人と人の繋がりがうまれる場所。

仲間と食べるご飯が好き。
里マチに住む人、遊びに来てくれた人みんなで美味しくご飯を食べたい。小さな生活の中でたくさん幸せを感じたい。「今日も良い1日だったー!」って思いながら眠りたい。
たったそれだけでも、豊かに暮らすことができる。

自分は何がしたいか?
どんなことに熱中できるか?
なにが好きか?

自分は何がしたいか、その場ですぐに答えが出ないかもしれないし、なにもやる気が起きない時もきっとある。
そんな時に大切なのは、社会に押しつぶされないための場所であったり、人と人との繋がりであったり。
そういう人生の避難場所を見つけられる社会であればいいなと思うし、里マチがそういう場所になったらいいなと思う。

そして自分自身が豊かであること。
自分自身が豊かでないと、満たされていないと、人への想いは豊かに膨らまないから。
そして、自分が持っているものを正しく見て、受け入れて、その価値を信じていきたい。
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