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寝れないのが一番辛い

私は数年前まで歯科技工士をしていた。

歯科医師に依頼されて銀歯や入れ歯を作る仕事なのだが、
新卒4年以内の離職率が80%と
かなり過酷な環境で働かざるを得ない業界だ。

なぜそのような過酷な環境になるのか等は
他の記事に説明を任せるが、
例に漏れることなく私も
手取り18万、残業月に100時間、
サービス残業のため残業手当なし
パワハラ、モラハラ、セクハラという
超弩級のブラック企業に入っていた。

色んなことが辛かったのだが、
一番辛かったのは寝れなかったことだ。
朝7時に起きて8時に出勤し
残業して0時〜遅い時は3時まで仕事をする

なので睡眠時間は必然的に5〜6時間寝れれば
いいほう、時には3〜4時間になることも
多かった。

人間、眠れないのが一番辛いと思う。
頭が働かないしストレスは溜まる。

私は、そこまでして歯科技工にかける
熱量も全くなかったため、
2年ほど勤続して4ヶ月休職した後に
辞めた。

今では大手メーカーに勤務しているが、
ちゃんと定時に終わるので出勤までには10時間ほど
寝れる。

にもかかわらず、私はだいたい毎朝6時に起きている。

これは、転職した際に他の企業はだいたい
8時始業なので、体を鈍らせないためでも
あるが、今では朝早起きして
1人で過ごす時間が好きになったし
早起きしないと気持ち悪い気分になるので
自然とこの時間に起きるようになった。

不思議なのが、8時に寝ても、10時、0時に
寝ても、だいたい決まって6時に起きるということ。

これは職場のストレスもなくなったので
ストレス発散のためにたくさん
寝る必要もなくなったからだと思う。

寝れない環境にいる人は、できる限り
早々に寝れる環境に移ったほうがいいと
思う。

そして、寝る間も惜しんで
やるほど楽しい、打ち込みたいことが
あるのであれば、それを
存分にやったほうがいい。

危険なのは、それを強要され
美徳とされる環境で
心身を壊すことだ。


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