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自由になるために

2018年に入った頃には、それまで押し込めていた感情に、いよいよ蓋ができなくなっていた。
当事者として発信したいと思い始めたのは、多分同じ時期だったと思う。世間では#Metooやフェミニズムが声高に叫ばれ、伊藤詩織さんのニュースに加え、岡崎の父親による実娘への性暴力に端を発しスタートしたフラワーデモが各地で開催されるようになっていた。当事者性暴力の被害者として、ますます声をあげる必要性を感じた。

わたしは性的虐待を受けて育った、虐待サバイバーです。

何かしらの形で発信したいと思っていても、最適な方法が見つからないまま2020年になってしまった。声をあげるのが怖かったのも嘘じゃない。
何でもいいから、とにかく一歩踏み出すために、過去と向き合うために、わたしは今日からnoteをはじめます。

本を作るために作りためたイラストや写真を交え、わたしの話をシェアしたいと思います。

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・・・なんて書いてはみたものの、どこまで事実に即した内容にすべきかまだ迷いがある。自分が加害者に特定され、追いかけられたら、殺されたらと思わなくもないからだ。
わたしはもう、中年と呼ばれる年になったというのに、いまだに呪いのように重い影となってつけてくる。

文章にまとめるのはこれが初めてではない。
さて、どこから書き始めようか。

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