どうも。

では、全英チャート、いきましょう。

SINGLES
1(1)Drivers License/Olivia Rodrigo
2(-)Calling My Phone/Lil Tjay&6lack
3(2)Wellerman/Nathan Evans
4(4)Don't Play/Anne Marie/KSI/Digital Farm
5(3)Without You/Kid Larol
6(7)The Business/Tiesto
7(6)Paradise/Meduza feat Dermot Kennedy
8(8)Get Out Of My Head/Shane Codd
9(10)Goosebumps/HVME
10(16)Friday/Riton feat Mufasa & Nightcrawlers

オリヴィアが6週連続の１位です。

そして２位にリル・ティージェイと6Lackのニュー・シングル「Calling My Phone」が入ってきました。２人してラッパーというかシンガーな感じなんですけど、これ、トラップのヴォーカル曲の中ではこれまで聞いた中でも屈指のラヴ・バラードだと思います。結構好きで聞いてます。

そして10位にエレクトロDJ、リトンのすごくストレートなハウス・チューン「Friday」が入ってきました。

今回はアルバムで語りたいことが多いのでアルバムいきましょう。

ALBUM
1(-)Tyron/Slowthai
2(1)Medicine At Midnight/Foo Fighters
3(-)Who Am I/Pale Waves
4(11)Future Nostalgia/Dua Lipa
5(2)The Highlights/The Weeknd
6(-)Death By Rock And Roll/Pretty Reckless
7(8)Greatest Hits/Queen
8(7)Fine Line/Harry Styles
9(3)Not Your Muse/Celeste
10(8)Shoot For The Stars Aim For The Moon/Pop Smoke

初登場１位はスロウタイ。聞いてみましょう。

まだ10代なんですよね、スロウタイ。それでもう２枚連続で初登場１位。将来性は抜群のUKラッパーです。アメリカ進出本格的2狙ってるのか、ジミー・ファロンのショウでパフォーマンスやってます。フィーチャリングもUK実力派のスケプタですね。

この曲が41位に入ったのをはじめ３曲がシングル・チャートにも入ってます。

スロウタイなんですけど、ラッパーとしては抜群にうまいしかっこいいんですけど、ただ、なんかまだ彼のラッパーとしてのキャラクターを生かしたトラックに出会えてない感じがするんですよねえ。前作も思ったんですけど、本人にトラックが追いついてないもどかしさを聞いてて感じてます。

続いていきましょう。3位初登場はペイル・ウェイヴス。聞いてみましょう。

今回のアルバム、方々で「アヴリル・ラヴィーン化した」と呼ばれてますね、ペイル・ウェイヴス。もう、思いっきり狙ってるというか、全編通してアヴリルとかヒラリー・ダフとか、あの当時のポップ・パンクを歌うアイドルをプロデュースしたザ・メイトリックスにオマージュを捧げたみたいなアルバムで。

でも、面白いと思いますよ。ポップ・パンク・リバイバルは最近ちょっと感じさせるところあるし、露骨にThe1975のマティの手癖のついたメロディ歌ってた前作よりも独自性が出てきて。理解できない人もいるとは思うんですけど、もとがそういう怪しさを持った存在なんだし、自信もってやればいいと思います。チャート・アクションも前作（8位）よりよくなってますしね。

初登場、もうひとついきましょう。6位のプリティ・レックレス。

これが４枚目のアルバムになります。テイラー・モムセン、アイドル女優もやって、そのイメージでも見られていたものですけど、あの頃から本人至って本気でしたけど、すっかり貫禄あるメタル・クイーンみたいになってますね。

曲は正直、もう少し工夫が欲しいなと思ったんですけど、ただ、彼女の姿勢は評価されているようでして、イギリスの6位をはじめ、ドイツで5位、オーストラリアで15位とチャート・アクションもかなり好調です。