博多座から徒歩3分/綱場町界隈をぶらり
今日は博多座のおとなりリバレインに所用があり出向いたついでにお昼をと思いましたがあまりお腹がすいておらず、うどんにしようと博多座から徒歩3分の綱場町にある「綱場うどん」に行きました。
博多座界隈ですと、上川端商店街の中にある「ウエスト」やその商店街を抜けたところにある「かろのうろん」が有名ですが、こちらは町のうどんやさんの雰囲気です。
博多のうどんらしく、麺はモチヤワ。箸で持ち上げるとぷつりと切れます。
ごぼ天のゴボウは斜めにカット。私の好きなタイプのごぼ天です。
ちょっと魚感つよめのお出汁に溶けた天かすがマッチしておつゆまで完食。ごちそうさまでした。
博多座からはリバレインとは反対の通りを渡って「たつみ寿司」と韓国料理店の間の石畳を通り過ぎたところの道路(土居通り)の向こうにあります。
その道をそのまま真っすぐ行くと有名なチョコレートショップもあります。
「綱場町」の名まえは、この一角にある綱敷天満宮から来ています。
都からこの地に上陸されお疲れの菅原道真公に、船の艫綱を巻いて敷物にしてお座りいただいた場所だということです。
そういえば、梅田芸術劇場のそばにも綱敷天神社の御旅社がありますね。
梅芸観劇の際には必ずお参りさせていただくのですが、その本社である綱敷天神もこれから遠く大宰府へ流される道真公がその地の紅梅に目を止められそれを眺めるために艫綱を円座にしてお休みいただいた場所だそうです。
道真公がお亡くなりになったあとにその紅梅ゆかりの祠をお祀りし梅塚天満宮としたのがいまの御旅社で、梅田の地名の由来だとか。
福岡の「天神」の地名も道真公ゆかりの水鏡天満宮から来ていることを思うと、京の都から大阪、そして福岡と逸話を残していかれた道真公につながれたえにしを感じます。
話しが逸れましたが、この綱場町界隈は昭和の時代は様々な商店、老舗の和菓子屋さんや写真館、時計店、クラシック喫茶などがあり賑っていたのですが、博多座が開業する前には寂れてしまっていました。
上川端商店街は博多座開業以降だいぶにぎわいが戻りましたが、綱場町のほうは、いまはオフィスビルやマンションと古い町家が混在する不思議な界隈になっています。
昨今はその古い町家を活かした飲食店などがちらほらできて、面白い空間になりつつあります。
訪れるたびにすこしずつ変わっていく町の景色を感じてみてください。もしかするとちいさなハッピーがみつかるかもしれません。
・・ちょっとご紹介・・
古い町家をリノベーションしたワインとダイニングのお店
「ロジウラリブレ」さん
あれ?これお店?と思った焼き菓子のお店
「焼菓子屋イビツ」さん
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?