怒涛に過ぎ去った2020年。

日々に追われるあまり、新しい音楽を聴くになれなかった年でしたが、その中でも深く刺さった曲をここに記します。

どの曲も思い入れが強いです。

３０－２１

30. Muzz - Knuckleduster

Interpol のポール・バンクスが中心となり生まれたバンドでデビュー・アルバムからの１曲。ベテランミュージシャンたちの品と熱さが伝わってくるし、切ないメロディーもとてもツボです。

29. NOTHING - Famine Asylum

凶悪でヘヴィーなサウンドをがっつりと聴かせてくれる最高なヤツ。彼らの鳴らす轟音は危うさを兼ね合わせながらもセクシーで、うっとりしちゃうぐらい程に気持ちいいです。

28. Sorry - Right Round The Clock

この不穏なポップさ。本当にヤバい。口ずさみたくなるサビのメロディーもセンスが光ってる

27. King Krule - Cellular

この憂いを帯び冷め切った音と歌声。孤独な夜に一人酔い痴れたい方はぜひ彼の音楽を。

26. Glass Animals - Heat Waves

今年リリースされたポップスで一番好きでした。(全然ポップス掘っていないけど、、) 　僕が惹かれる音楽の特徴の一つに"切ない"ってのがあるのかも。。

25. Jamie xx – Idontknow

この曲を聴いている間は自分が無敵だと感じる全能感に襲われるのでヤバいです。外で聴いたらこのMVの人みたいに踊ってしまう危険性がある。。えぐい ダンス・ミュージックです。

24. Disq - Daily Routine

若者特有の捻くれた感じとか熱さとかが詰まった最高のインディー・ロック！彼らの音楽を聴くと「俺も仲間とギターをかき鳴らしてぇ！」何て青い感情が甦ってしまうので、ちょっと照れ臭くなっちゃいます。

23. Hot Mulligan - *Equip Sunglasses*

熱いね。エモでありパンクでありポップ！。いつまで経ってもこのエモパンク的なキャッチーなメロディーには負けてしまいます。大好き。

22. Viagra Boys - Ain't Nice

もうマジで最高でしょ。MVも馬鹿だし。マジで将来はこんなおっさんになって周りから煙たがられたい。。超クールだよ Viagra Boys!!

21. Bambara - Serafina

ダークな雰囲気がカッケェやつ。疾走感があるポスト・パンクは大好物です。音楽は煩いぐらいがちょうどいい。

２０－１１

20. Pet Shimmers - Post-Dick Circle Fuck

今年の上半期は Pet Shimmers にやられました。ヘンテコな青春感。無駄に郷愁的なんだよな本当。マジで早くコロナのほとぼりが冷めたら来日してくほしい。

19. CARIBOU - Never Come Back

CARIBOU の新譜も良かった。ポップだけれどもどこか不思議な浮遊感がとても気持ちが良い。今年のダンス・アンセムと名高いことが納得できるナンバーです。

18. THE NOVEMBERS - Hamletmachine 

ノーベンバーズの新譜も素晴らしかった。昔から評価の高いバンドでしたがいよいよスタジアムが似合うような風格が出てきたなと驚かされました。

17. Nada Surf - So Much Love

淡くもピュアなサウンドと優しい歌声に思わず泣きそうになる。今まで Nada Surf を聴いてこなかったことを少し後悔するほどに良い曲。

16. aoni - JIDAI

脈々と受け継がれてきた日本のロックバンドのカッコよさをストレートに表現していてとても好きです。彼らの曲は自分が青春期に聴いてきた音楽に通ずるところもあり、くすぐられた気持ちにもなるのですがそれがまた良い。

15. Age Factory - 1994

毎年 Age Factory は飽きさせないなと。どんどんオリジナリティーを深化させていく凄さに改めて惚れました。この１分半に彼らの"今"が凝縮していると思います。

14. Georgia - Feel It

ダンス畑もロック畑の人々も熱狂させるこのカリスマ感！妖艶で煙いサウンドから突如彼女のエモーションが溢れるかのような熱い展開が最高です。

13. Pinegrove - Phase

生きているといろいろ大変なこともありますが、そんな普遍的なストレスや困難を温かく包んでくれる安心感が彼らの音楽にはあります。Pinegrove は特別だ。

12. 藤井風(Fujii Kaze) - 何なんw

2020年の日本の一曲はと問われれば、この曲を挙げるなと思いました。良い声や良いメロディーに岡山弁の詞というフックも効いている。素晴らしい。J-POPも捨てたものじゃないな。

11. ROTH BART BARON - 極彩 | I G L (S)

スケール感のある切ない音楽は大好きだ。そろそろ世間よ、彼らに気付いてくれ。米津玄師 や サカナクション ぐらい認知度があっても不思議じゃないんだけどな。

１０－１

10. Yves Tumor - Gospel For A New Century

新しい時代の幕開け。「新世紀のゴスペル」というタイトルも納得です。ゴージャスでエモーショナルなロック・ナンバーだ。

9. Sports Team - Camel Crew

若い奴らが斜に構えながらも感情を爆発させる曲というのはどうしてこんなにも心揺さぶられるのか。熱いね。Sports Team 。最高だよ。

8. せだい - ケイシーフィッシュ

僕はこういう音楽が聴きたかった。この胸が熱くなってくる泥臭さ。文学的な詞もまた素晴らしい。今年出会って一番興奮したバンドです。必ず生で観るぞ。

7. 羊文学 - 恋なんて

塩塚モエカの歌声は本当に綺麗。凛とした歌声と シューゲイズ / オルタナティブ・ロック からの影響がうかがえるギター・サウンドも大好きだし、メロディーも素敵。祝 メジャー・デビュー。早く売れてくれ。

6. Fontaines D.C. - Televised Mind

今年も Fontaines D.C. にやられました。去年リリースしたデビュー・アルバムを更にアップデートしたかのような完成度。20年代のロック・シーンは彼らを語らずには始まらないでしょう。本当にクールだ。

5. kZm - F*** You Tokio I Love U! feat. 5lack (Prod. DISK NAGATAKI & Chaki Zulu)

ヤバいね。kZm。5lack の存在感もマジでクール過ぎる。2020年きってのヒップホップ・ソングだ。

4. GEZAN - 東京

現代を象徴する一曲だと思います。2020年、または平成晩年期以降の世の不条理から"正しさ"とは何かを訴える唄。彼らのメッセージがいろんな人に届くといいな。

3. 舐達麻(prod.GREEN ASSASSIN DOLLAR) - BUDS MONTAGE 

舐達磨はいつも"リアル"を唄う。詞、曲に嘘偽りがないからこそリスナーは彼らに憧れるし畏れる。本当に大好きなので、舐達磨の音楽活動が刹那にならないことを祈るばかりです。

2. METZ - A Boat to Drown In

問答無用でぶっ飛ぶクソ最高なロック・ナンバー。この暴力的なまでのサウンドにぶっ飛ばされた下半期でした。3:55～の約4分のノイジーなアンサンブルをぜひ一聴してほしい。

1. SuiseiNoboAz - 3020

令和になり、2020年という誰もが想像できないような１年になったからこそこの曲が沁みます。たしかに青臭いことを並べ立てている詞だと思う人もいるかもしれませんが「それでも未来を歩んでいこう」という真っ直ぐなメッセージが僕は突き刺さりました。千年後もドブ臭い川べりでビールが飲めたら良いな。

2020 Best Albums 10　もまとめました。

以上！2021年はどんな一年になるのかな。