さいきんのアロマクラフトvol.001 シアバターホイップ

年の瀬ですね。

いつもカレンダーやイベントにまったく頓着せず生きてる超絶適当なわたしですが(故に二十四節気七十二候を心得ようと思ったのですが)、さすがに12月28、29日ともなると「年の瀬〜」という気分も沸いてくるというものです。

そんな年の瀬ですが、全然関係ない、さいきん作ったアロマクラフトやデイリーケアについて書きます。理由は簡単、さいきんいろいろとアロマクラフトをしたり、ボディーケアに使うブレンドを刷新したからです!

さいきんのわたしのケアの傾向

ひさびさにちょこちょことアロマクラフトやハーブクラフトなどに興じてみて気付いたことがある。わたしはここのところ、スキンケアやボディケアなどに関して、ものすごーく肩の力を抜いたケアをしている。経年による慣れ、余裕の現れともとれるし、自分の身体や感覚にアロマやハーブの知識が根を這っているためともとれる。

肩の力を抜いたケア、とはなんぞや、というと、まず、毎日自分の体調に合わせてボディオイル用に精油をブレンドして、シャワー後に塗布していたものが、大体500MLほどのポンプ式の容器への作り置きに変わった。

月に1〜2回、勉強と称して値段問わず同業の方の施術を受けにいき、ヨガやピラティスに通いまくっていたところから、フォームローラーやストレッチバンドを使ったセルフケア、かっさやセルフマッサージに取って変わった。

スキンケアも、相変わらずオーガニックのものを好むけれど、そのときいいと感じたものをいいと感じた使い方で、重ねたり引き算して、毎日選び取れるようになった。

石鹸を手作りしたり、ハーブを大量にストックして、フィトテラピーエステとしてハーブゴマージュを作ったりクレイパックをしたり…素晴らしいけどカロリーの高い作業は、気が向いたときだけするようになって。

スキンケア用品や、フォームローラー、ストレッチあたりはどんなものを参考しているか、使用しているか、など別記事にまとめるとして。本日はさいきん作ったものたちを紹介しますね。

保湿ケア用にシアバターホイップを作った

ことしの夏、シアバターを1kg仕入れた。

目的はひとつ。理想のボディクリームを作るため。

もう7年くらい、ボディケアの基本は自分で作ったアロマボディオイルをシャワーあがりかる〜く水気を切った肌に滑らせ保湿&マッサージをすること。これはもう無意識にやってるくらい習慣化されている。ただ、認めたくはないがここさいきん冬になるとふくらはぎがかさかさしている。

か、かさかさ、している。認めたくないけど。ずっと全身すべすべであることだけをこころの糧にしてきたのに。認めたくない。されど認めないとかさかさする一方である。

ボディの「保湿」について

もちろん保湿は、オイルやクリームで蓋をする前に、そもそもしっかりと水分を補ってあげていることが大前提。顔と体の皮膚は多少薄さなどが違うとはいえ、同じ臓器(皮膚)です。(正確には臓器に属しませんが、肌は一番外側にある人間のもつ最大の臓器とも言われています。経皮吸収によって養分を摂りますし、代謝します)

顔には化粧水を塗るけれど、体にも化粧水を塗って、浸透させて、美容液や乳液を塗って、としているひとはあまりいないだろう。

わたしの場合日常的には、その代わりとばかり、うすく濡れた肌に直接植物油を塗布している。植物油で、特にわたしが好んで使うマカダミアナッツオイルは「ヴァニシングオイル」とも呼ばれ、パルミトレイン酸を多く含むことから人間の皮脂に一番近いオイルだとされている。ヴァニシングオイルと言われるだけあって、肌にすっと浸透し、入り込んでくれるので大のお気に入り。これと、肌に残った水分とがちいさく乳化して肌に入っていくかんじがすきだし、バスタオルがびしょびしょにならないのでもう何年もこの方法で保湿している。

本来は体用の化粧水が作りたいところだけれど。こればかりはもっとフィトケミカルだけでない分野も勉強しなければならなそうなので、いつか。今回は「追い保湿」をするためにシアバターホイップを作る。

(無骨なのでシアバターをそのまま手で溶かして、ボディオイルで保湿した上に重ね塗りしようとしたけれど、体温で溶けるのを待つほど気が長くなかったため観念してひとまずホイップの制作を決意した)

■材料(※1)

シアバター 50g
好きな植物油 50g (※2)
好みの精油 6~8滴 (※3)

(※1) わたしは測らずに容器に合う量で適当に作っているので、参考にしたレシピをもとに明記してます
(※2) 今回は、普段のボディオイル用にブレンドしてあるマカダミアナッツオイルスイートアーモンドオイル(だいたい1:1/例に倣ってこれも測ってない)
(※3) 今回はホイップ用にはブレンドせず、普段使ってるボディオイルを使用。ご自分で選ぶ場合、昼間にも使うことを想定して柑橘系を避ければすきなようにブレンドしていいと思います。

用途別おすすめブレンドおいときますね。

<美白・美肌をねらうならこちら>
セージ 1滴
ラベンダー 2滴
マジョラム 2敵
サンダルウッド 1滴
※ひとによっては日中使うと眠くなるかも

<むくみをすっきりさせたいならこちら>
シダーウッド 2滴
ジュニパーベリー 2滴
ローズマリー 1滴
ベルカプテンフリーのベルガモット 1滴
 →夜のみ使用であればグレープフルーツが大おすすめ

※オイル+シアバターがキャリアとなるためそこまで神経質にならなくともよいですが、セージ・ローズマリーにはケトン類が含まれています。高血圧の肩は避けた方がよいでしょう。また、グレープフルーツ・ベルガモットは光毒性をもつ成分が含まれているため、日中出かける前に使用する際は肌を露出する部位への使用は避けましょう。ただし、ベルカプテンフリーのベルガモットは光毒性をもつ成分が除かれているため、手に入る機会がある場合はおすすめです。

■作り方

00. 予め植物油に精油を滴下し攪拌しておきます。
01. シアバターを湯煎します。(40度程度でもすっと溶けますよ)
02. オイルを2〜3回に分けて入れてかき混ぜます。
    まず1回目の分量を加え湯煎から外し
    ホイッパーで乳白色になるまでかき混ぜます。
03. 乳白色になったら残りの分も同様に乳白色になるまで攪拌します。
   ( 相当混ぜます。無心で手首のスナップを使い混ぜてください。
    肩に力を入れると三角筋をいわしますよ わたしだけかな。)
04. 生クリームを作る時のように角が立つくらいまで混ぜます。
05. 容器に入れ完成です。

■使用感について

ホイップといっても、オイルとシアバターのみで作られているため気温が下がると固形になります。わたしは先述のとおり濡れた肌にボディオイルを直接塗布するのだけど、かさかさする箇所とデコルテ、お尻など荒れやすいところに重ね塗りしたり、滑りもいいためリンパドレナージュやリフレをする際に塗布しています。

固形ですが指で掬いとるとすっと肌に溶けます。シアバター自体も、バター調の割りに肌馴染みがよいので、ベタベタするということもなくたいへん気に入っています!

保湿力はもちろんありますが、わたしの目指す肌感からすると、やはり「水分」が足りない。水分・・・なにかいいクラフトを見つけたらまた試してここで記事にしてみます。

またシアバター50g程度であれば、ネットなら楽天、店舗であれば生活の木、カリス成城などでも気軽に購入できます。気軽にアロマクラフトしてみてください!