見出し画像

より良く生きるために

自分のご先祖様について、
みなさんはどれだけ知っているでしょうか?
「おじいちゃんおばあちゃんのことなら
よく覚えています」という方も、
それがひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん
となると顔もわからないかも知れません。
残念ながら、
私も父方のひいおじいちゃんの
名前はわかるものの顔はわかりません。
ひいおばあちゃんは名前もわかりません。
では10代前ではどうでしょうか?
さらに100代前、200代前となると、
もはや具体的に想像することも
覚束ないのが現実です。
ただ、無数のご先祖様が確実に生まれ、
そして生き、
必死に命を繋いでくださったことは確かです。
心臓の鼓動はご先祖様からの応援歌だそうですね。

今度は未来に目を転じてみましょう。
100年後の未来において、
みなさんの存在はどのような形で
残っているでしょうか。
ひょっとしたら、
顔と名前ぐらいはデジタル情報として
残っているかもしれません。
が、おそらく直接面識のある人は
もういないでしょう。
1000年後、1万年後、1億年後はどうでしょうか?
きっと自分の存在なんて誰も覚えていませんし、
思い出してくれる人もいないでしょう。
では、自分がこの世に生まれて、
いろいろなことを経験しながら必死に生きて、
そして死んでいった…という事実は、
なんの痕跡もなく消えてしまうのでしょうか?
家族や友人との大切な思い出や、
泣いたり笑ったり、
浮かれたり落ちこんだりなど…
心に思ったことや考えたことも
消え去ってしまうのでしょうか。
そんなふうに考えると、
なんだかさびしいですね。

でも、私はそうは思いません。
自分が生まれ生きたことも、
大切な思い出も、心の中で思ったことも、
すべては目に見えない形で
永遠に残ると考えています。
水辺で風が吹くと、水面には波紋が残りますね。
風は消えますが、波紋は消えません。
そんなイメージです。
その波は良くも悪くも消すことはできません。
地球が無くなった後でも、未来永劫、
この世界にずっと残り続ける…
と信じています。
すべては永遠に記録として残る。
そう考えると、
自然と自分の生き方や心のあり方も
変わってくるように思えませんか?
昔の人はそれを
閻魔帳と呼んだのかもしれませんね。
たとえ他人は騙せても、
自分を騙すことはできません。
自分の心だけはすべてを知っているからです。
そして、どのような人生観を抱いて生きるかは、
自分の意志で選ぶ事ができます。
さて、より良く生きるために、
みなさんはどのような人生観を選びますか?

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。