見出し画像

モザンビーク、サイクロンで死者1000人以上に達するおそれ、第2の都市ベイラが壊滅的被害

アフリカ南東部のモザンビークのフェリペ・ニュシ大統領は3月18日、国民向けの演説で熱帯サイクロン・アイダイ(Idai)による死者が1千人以上に達する恐れがあると語った。ニュシ大統領は、自らのフェイスブックページで国民向けの演説を公開している。同国に隣接する、ジンバブエ、マラウィでも大きな被害が出ている。

UN Newsによれば、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)の水鳥真美代表「本年、これまでに発生した、もっとも甚大な自然災害だ」と述べた。

ベイラは、首都マプトに次ぐモザンビーク中部にある第2の都市で、2017年の国勢調査では53万人余りの人口があるとされる。国際赤十字赤新月社連盟は、3月18日付でベイラの9割が損壊または全壊したと伝えている。

ベイラ周辺では14日夜に、大規模な地すべりが発生した。1500人以上が倒壊した樹木や建物のがれきにより負傷し、学校、病院、保健施設など重要インフラに壊滅的な被害が生じているとみられる。

最後まで読んでいただきありがとうございます。アフリカ、ラテンアメリカを伝える取り組みを、息長く継続していきたいと考えています。年に数回は現場にも入り、ご報告する計画です。ご支援をよろしくお願いします。定期購読の読者にもなっていただけたら、さらにうれしいです!