今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。

ベストヒットUSAとは

ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(BS朝日では金曜日の24時から放送中)で、Billboard Pop Airplay Top40 (CHR[コンテンポラリーヒットラジオ / Top40])(アメリカにある、157の主要なラジオ局で流れる曲の放送回数を集計) の上位20曲を紹介している。Billboard Radio Songs Chart(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。(アメリカの各都市には、音楽のジャンルごとのラジオ局がある。[大都市では50~70局] そして、毎週ジャンルごとのチャートが発表される) チャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートのような速攻性はない。Hot 100で首位になったものが、数週間後・数ヶ月後にTop20に登場する。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。

Top40

今週は2曲が初登場！注目曲をピックアップすると、40位に「Tate McRae - exes」がランクイン。「greedy」が大ヒットしているTate McRae、2枚目のアルバムからセカンドシングルとして「exes」がリリース。元カレたちにひどいことをしたと歌ってます。驚いたのは、折り紙は「Origami」として英語で通じることです。ラジオ局ではヘビーローテーションされているので、近々にトップ20に入ってきそうです。

【40-21】

time machine

12年前の12月第5週の1位は「Rihanna - We Found Love (ft. Calvin Harris)」でした。5週連続1位を記録しました。今年のスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスをしました。1年って早いですね、、

Top20

タイトルの太字は放送回数の増加

▶︎20. Doja Cat - Agora Hills
[Last Week #20 / Peak #20 / Week On 7]

順位は先週と変わらずですが、放送回数は増加して4番目の勢いで急上昇しています！
4枚目のアルバム「Scarlet」からセカンドシングルとしてリリースされました。トラップビートを取り入れ、ポップとR&Bをブレンドしたスローなジャムポップソングになっています。パートナーをいかに誇示したいかを話し合っている様子を歌ってます。ラップをする際に「バレーガール」アクセントを取り入れてます。この「バレーガール」とは、1980年代にカリフォルニアで生まれた、若者のサブカルチャーのひとつであり、サンフェルナンドバレー出身の中流階級の女性で、独特な声とカルフォルニアの方言を伴うそう。非常に作りこまれた楽曲だと理解できます。

▶︎19. Tyla - Water
[Last Week #19 / Peak #19 / Week On 7]

順位は先週と変わらずですが、放送回数は増加して3番目の勢いで急上昇しています！
南アフリカ出身のシンガーで、ファーストアルバムからリードシングルとしてリリースされました。アフロビーツとアマピアノ（南アフリカで2010年代に生まれたハウスミュージックのサブジャンル）のミックスです。TikTokで、曲に合わせてダンスをしたあとに、背中に水を流すという「Water Challenge」がバズリ、大ヒットしています。インタビューでは、「ちょっとえっちな曲」と語ってます。
チャートでは、Hot 100では10位、USアフロビーツチャートでは1位、リズミックチャートでも1位、Hot R＆B/Hip-Hopチャートでは5位を記録しました。また、ニュージーランドとスリナム（南アメリカ大陸の上のほう）で1位を獲得しました。イギリス、南アフリカなど10か国でトップ10入りを果たしました。

▼18. The Kid LAROl, Jung Kook & Central Cee - Too Much
[Last Week #15 / Peak #15 / Week On 7]

▼17. Usher, Summer Walker & 21 Savage - Good Good
[Last Week #16 / Peak #16 / Week On 14]

▲16. Kenya Grace - Strangers
[Last Week #17 / Peak #16 / Week On 8]

▼15. Jelly Roll - Need A Favor
[Last Week #14 / Peak #14 / Week On 18]

▲14. Jack Harlow - Lovin On Me
[Last Week #18 / Peak #14 / Week On 4]

18位から14位に上がりました。これが1番の勢いで急上昇しています！
Hot 100では1位を獲得し、「first class」以来3度目となりました。この曲では、「Cadillac Dale ‐ Whatever (Bass Soliloquy)」（1995）をサンプリングしており、曲のコーラスとして再利用してます。彼は恋人のような女性に対して軽薄なラップをしてます。正式にリリース前に、曲の一部をTikTokにアップし、それが急速に広まりました。
今週（2023/12/30付）のHot 100では、トップ10のうち9曲がクリスマスソングのなかで、非クリスマスソングとして唯一トップ10に留まった曲になりました。来週では1位に返り咲きそうです！

▼13. SZA - Snooze
[Last Week #10 / Peak #2 / Week On 31]

▲12. Miguel - Sure Thing
[Last Week #13 / Peak #1 (×6) / Week On 42]

▲11. Dua Lipa - Houdini
[Last Week #12 / Peak #11 / Week On 4]

▲10. Taylor Swift - Is It Over Now? (Taylor's Version)
[Last Week #11 / Peak #10 / Week On 6]

11位から10位に上がりました。トップ10入りです！

▶︎9. Olivia Rodrigo - get him back!
[Last Week #9 / Peak #9 / Week On 11]

▶︎8. Rema & Selena Gomez - Calm Down
[Last Week #8 / Peak #1 (×5) / Week On 59]

このチャート（billboard Pop Airplay Top40）の年間チャートが発表され、「Calm Down」が1位になりました。2022年にチャートインして以来、そのほとんどがトップ10以内います。今週で59週目のチャートランとなり、歴代3位の記録です。この記録を見ても年間1位は納得です。来週もチャート上にいると、「The Weeknd ‐ Blinding Lights」に並び歴代2位タイとなります。どこまで伸びるのか要注目です！

▶︎7. Billie Eilish - What Was I Made For?
[Last Week #7 / Peak #7 / Week On 18]

▶︎6. Paul Russell - Lil Boo Thang
[Last Week #6 / Peak #6 / Week On 14]

▼5. Doechii - What It Is (Block Boy)(feat. Kodak Black)
[Last Week #4 / Peak #3 / Week On 21]

▲4. Miley Cyrus - Used to be young
[Last Week #5 / Peak #4 / Week On 15]

▶︎3. Taylor Swift - Cruel Summer
[Last Week #3 / Peak #1(×10) / Week On 26]

▼2. Doja Cat - Paint The Town Red
[Last Week #1 / Peak #1(×7) / Week On 18]

8週連続1位とはならず、、

▲1. Tate McRae - greedy
[Last Week #2 / Peak #1(×1) / Week On 11]
1weeks at number 1

新しい1位です！2位から1位に上がりました。2番目の勢いで急上昇してます！
カナダ出身のTate McRae、3年前に「You Broke Me First」が大ヒットしました。このチャートでの最高位は2位で、首位まであと一歩のところでしたので、「greedy」の1位獲得は彼女にとって初めてとなります。この楽曲は、2023年12月8日に発売された2枚目のアルバムからリードシングルとしてリリースされました。自分を恋人にしたいくらい魅力的に思う、自信があるという曲です。
リリース前にTikTokに曲の一部をアップしたところ、急速に広まり、20万本以上の動画が制作されました。ここ最近は、リリース前に曲の一部をTikTokにアップするプロモーションが流行のようです。ここで成功すると、グローバルで大ヒットします。
チャートでは、Hot 100で7位を記録し、初のトップ10入りとなりました。カナダなど10か国で1位を獲得し、イギリスなど15か国でトップ5入りを果たしました。2024年上半期くらいまでチャートランとなりそうです。

dropouts

今週は圏外へいった曲はありません。

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Best Hit USA | NACK5 | 2023/12/30/土 12:00-12:55 https://radiko.jp/share/?sid=NACK5&t=20231230120000