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2024 ベストヒットUSA 3月23日【カントリー】ビヨンセの話題曲が初登場!

今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。

ベストヒットUSAとは

ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(BS朝日では金曜日の24時から放送中)で、Billboard Pop Airplay Top40 (CHR[コンテンポラリーヒットラジオ / Top40])(アメリカにある、157の主要なラジオ局で流れる曲の放送回数を集計) の上位20曲を紹介している。Billboard Radio Songs Chart(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。(アメリカの各都市には、音楽のジャンルごとのラジオ局がある。[大都市では50~70局] そして、毎週ジャンルごとのチャートが発表される) チャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートのような速攻性はない。Hot 100で首位になったものが、数週間後・数ヶ月後にTop20に登場する。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。

Top40

今週は3曲が初登場!注目曲をピックアップすると、37位に「ATARASHII GAKKO! - HELLO (from The Tiger's Apprentice)」がランクイン。昨年、紅白に出場した「新しい学校のリーダーズ」です。アメリカのアジア系レーベル88risingに2021年から所属し、アメリカのテレビ番組、ワールドツアーなどグローバルな活躍をしてきました。そんな彼女たちの新曲は、映画「The Tiger's Apprentice」のサウンドトラックからの注目曲で、英語、日本語、中国語、ドイツ語、スペイン語で歌われる「HELLO!」の掛け声が特徴的な曲です。このチャートで、日本人女性の初のチャートインは「XG ‐ Left Right」でしたが、トップ20にランクインすることはできなかったので、新しい学校のリーダーズに期待しましょう。

【40-21】

time machine

7年前の3月第4週の1位は、「Ed Sheeran - Shape of You」でした。10週連続1位を記録しました。大ヒットです。ちなみに、2023年日本のストリーミングで最も再生された洋楽はこれでした。しかも、100位以内には入りませんでしたので、日本で洋楽がほとんど聞かれないということです。今や、アメリカのポップスはマニアの音楽になりつつありますね。。

Top20

タイトル太字は放送回数の増加

▼20. Renee Rapp & Megan Thee Stallion - Not My Fault
[Last Week #18 / Peak #18 / Week On 7]

▼19. Nicki Minaj - Everybody (feat. Lil Uzi Vert)
[Last Week #17 / Peak #17 / Week On 9]

▼18. Noah Kahan - Stick Season
[Last Week #16 / Peak #16 / Week On 9]

▲17. Beyoncé - TEXAS HOLD 'EM
[Last Week #25 / Peak #17 / Week On 3]

25位から17位に上がり、トップ20に初登場です!これが1番の勢いで急上昇してます。
ビヨンセの話題のカントリーミュージックです。2024年3月29日に発売されるビヨンセの8枚目のアルバム「Cowboy Carter」からリードシングルとしてリリースされました。パンデミックのころに構想・制作されたアルバムで、3部作の2部作目となります。第1弾はハウスミュージックに焦点を当てた「Renaissance(2022)」です。2月11日に開催されたスーパーボウルのCMでアルバムとシングルの発売をアナウンスしました。
ビヨンセはテキサス州ヒューストン出身で、父親の影響でカントリーミュージックを聴いていたそう。彼女の過去作でもカントリーミュージックを制作してきました。パンデミックの中で新曲の制作中に「見過ごされてきたアメリカ黒人カウボーイの歴史」からインスピレーションを受け、TEXAS HOLD 'EMなどができあがったそう。19世紀から20世紀にかけて、カーボーイの半分は黒人だったそうで、当然カントリーミュージックもそこにあったわけです。カントリーミュージック=白人というイメージが強いですが、カントリー ミュージックを黒人の視点から再解釈するという思いがあります。
Hot 100で1位を獲得し、彼女にとって9回目の1位となりました。カントリーチャートでも1位を獲得した初の黒人女性にもなりました。
このヒットの影響で、カントリーミュージックにおける黒人アーティストの立場に関する議論が起きたり、あるカントリーのラジオ局ではビヨンセはカントリーシンガーではないという理由で、「TEXAS HOLD 'EM」をオンエアすることを拒絶したり(その後リクエストが殺到し流すようになった)、黒人カントリーアーティストやカントリーのラジオ局のリスナーが急増したり、ウェスタンウェアやカーボーイ文化の人気が高まるなどしています。
アメリカ以外でも、イギリス、オランダ、カナダ、アイスランド、アイルランド、ニュージーランドで1位を獲得し、オーストラリア、ベルギー、ドイツなど9か国でトップ5入りを果たしてます。

▲16. Benson Boone - Beautiful Things
[Last Week #20 / Peak #16 / Week On 4]

20位から16位に上がりました。2番目の勢いで急上昇してます!

▶15. Rema & Selena Gomez - Calm Down
[Last Week #15 / Peak #1 (×5) / Week On 71]

先週と変わらずの15位です。今週で、71週間のチャートランとなり、歴代1位の記録を更新です。

▶14. Justin Timberlake - Selfish
[Last Week #14 / Peak #14 / Week On 6]

▶13. Tate McRae - exes
[Last Week #13 / Peak #13 / Week On 13]

▶12. Taylor Swift - Cruel Summer
[Last Week #12 / Peak #1(×10) / Week On 38]

▼11. Kenya Grace - Strangers
[Last Week #10 / Peak #9 / Week On 20]

▲10. Ariana Grande - Yes, And?
[Last Week #11 / Peak #10 / Week On 7]

▼9. Tyla - Water
[Last Week #8 / Peak #8 / Week On 19]

▲8. Teddy Swims - Lose Control
[Last Week #9 / Peak #8 / Week On 15]

9位から8位に上がりました。3番目の勢いで急上昇してます!

▼7. Doja Cat - Paint The Town Red
[Last Week #5 / Peak #1(×7) / Week On 30]

▶6. Dua Lipa - Houdini
[Last Week #6 / Peak #6 / Week On 16]

▲5. Sabrina Carpenter - Feather
[Last Week #7 / Peak #5 / Week On 20]

7位から5位に上がりました。4番目の勢いで急上昇してます。

▼4. Tate McRae - greedy
[Last Week #3 / Peak #1(×8) / Week On 23]

▲3. Taylor Swift - Is It Over Now? (Taylor's Version)
[Last Week #4 / Peak #3 / Week On 18]

4位から3位に上がりました。5番目の勢いで急上昇しました。1位が見えてきましたが、どうなるでしょうか。

▼2. Doja Cat - Agora Hills
[Last Week #1 / Peak #1 (×1) / Week On 19]

1位から2位に下がり、2週連続1位とはならず、、、

▲1. Jack Harlow - Lovin On Me
[Last Week #2 / Peak #1 (×4) / Week On 16]
4weeks at number 1

2位から1位に上がり、4週目の1位です!放送回数は増加してます。返り咲きです。
Jack Harlowが2023年11月10日にリリースした曲で、Hot 100では初登場2位を記録し、翌週には1位を獲得しました。彼にとって3度目の1位で、ソロとしては2度目となります。6週間の1位を記録し、2022年のシングル「first class」の記録を上回り、最大のヒットとなっています。リズミックチャートでも1位を獲得し、7週連続1位を記録してます。
この曲は、キャデラック デールの 1995 年のR&B「Whatever (Bass Soliloquy)」をサンプリングしています。「I don’t like no whips and chains and you can’t tie me down But you can whip your lovin’ on me, baby Whip your lovin’ on me, baby」の歌詞をサンプリングしてます。

dropouts

今週は、先週19位「Sophie Ellis-Bextor - Murder On The Dancefloor」が21位に下がりました。しかし、放送回数は増加してるので、トップ20に再登場あるかも。

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Best Hit USA NACK5 2024/3/23(土) 12:00-12:55 https://radiko.jp/share/?t=20240323120000&sid= NACK5 #radiko #小林克也 #nack5

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