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新競技誕生か!?IRE(今成ロール・エクスタシー)を観て

こんばんは。

本日、“足関十段”の異名で知られる総合格闘家の今成正和が、本日独自ルールで寝技最強を決する禁断の大会「IRE(今成ロール・エクスタシー)produced by 高橋サブミッション」を開催しました。

大会の様子はAbemaで19:00から観ることが出来きたので、自分も興味本位で観てみることに。

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大会名である「IRE」は「今成ロールでイって欲しい」と今成は不敵な笑みを浮かべた。
同大会の最大の特徴は、寝技状態からの掌底を認めているところ。

本ルールを採用した理由について、今成の弟子でIREプロデューサーの高橋“SUBMISSION”雄己は「異端な大会。閉塞感のある日本のグラップリングに何か起爆剤になるといい。一石を投じる結果になれば」と期待を寄せる。

 柔術家だけでなく、総合格闘家の参戦も見受けられ、主催の今成正和はもちろん、RIZIN TRIGGERで衝撃のKO勝ちをした魚井フルスイングや、修斗を主戦場にしてRIZINバンタム級トーナメントにも参戦した投神こと倉本一真も名を連ねる。

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まさに団体、競技の垣根を越えて参戦する実力者にも注目が集まる。
柔術だけでなく、掌打があることでどのような展開になるのか。また会場もケージという点が柔術と違う点なので見どころです。

解説には、Abemaでお馴染み大沢ケンジと、RIZINフェザー級で活躍中の金原正徳の総合格闘技寄りのゲスト解説。

そんなわけで、順に見ていきましょう!

※自分は柔術詳しくないので、ざっくりとした説明です。ご了承ください。

▼オープニングファイト 65kg契約 
福山 祐平 vs 大嶋 聡承

14歳の中学生・大嶋vsアマ修斗での実績がある福山 の一戦。

試合は、大嶋が終始攻めるも時間切れ。オーバータイムとなった場合は、サドンデスルールで足関節状態からのスタートとなり、先行後攻を決めてお互い交互に足を取りあう。
先行の大嶋が一本を取り、後攻の福山は大島に抜け出されてしまい、大島の勝利。

大島14歳の中学生なのに、実績がある福山選手に有効な攻撃をさせずに堂々とした攻めで凄い。今成さんとも練習したりしてるらしい。末恐ろしく今後が期待の選手ですね。

▼第1試合 無差別級契約 
ジェイク・ムラタ vs 清水 俊一 

お互いMMAファイター同士の一戦。

試合は、関節の取り合いではなく掌打のやり合いになる。結局勝負は決まらずにサドンデスへ。
先行の清水が足を決め、後攻のムラタは逃げられてしまい、清水の勝利。

総合格闘家同士の試合だとこうなるよ。っていう見本を見た感じがしました(笑)
途中の掌底のやりあいは面白かったですね。

▼第2試合 51.5kg契約 
杉内 由紀 vs 石黒 遥希 

桜庭和志が手掛ける柔術興行QUITETで秒殺3人抜きした杉内に対するは、ブラジリアン柔術全日本王者でかつて杉内にも柔術大会で勝利経験のある石黒の一戦。

試合は、序盤は両者足関の取り合いから、中盤になり石黒が掌打を放ち試合の流れ変わる。打撃を放って相手が嫌がったところでバックを取るなど、石黒がルールを活かした攻めを見せるも決着つかずオーバータイム。サドンデスはまさかの2ターンとも同タイムでのエスケープ時間となり、3ターン目で早く逃げ出せた石黒が勝利。

まさに石黒の根性勝ち。
素人からすると、柔術ってこんなに体力消耗するんだという発見にもなりました。
また、今大会の肝である柔術+打撃の面白さが伝わる
いい試合でした。

▼第3試合 前日65kg契約 
魚井 フルスイング vs 村田 卓実 

フルスイングの打撃が得意ということで、今回は掌底でのフルスイングが見れるか期待の魚井と、今成柔術所属であり、今成を色濃く受け継いでいる村田の一戦。

試合は、序盤は村田が足関節を積極的にしかけ、魚井は防戦一方だが後半に掌打で反撃するが、村田の内ヒールでタップアウト。

村田選手は動きが今成っぽいも思ったら、まさかの喋りも今成風。やっぱりリスペクトしてる人に口調も寄ってしまうのだろうか(笑)
魚井フルスイングは、下からの強いし掌底が見れたので満足です。早く総合の試合みたい!

▼セミナファイナル 前日63kg契約 
倉本 一真 vs 寒河江 寿康 

修斗で活躍中で、ジャーマンスープレックスや掌底でのKO宣言をする倉本に対して、足関節が得意で、それ以外にも腕十字&三角絞めなど天下一品の関節技を持つ寒河江の一戦。

試合は、倉本がレスリングの強さを発揮してケージに押し付けて膝を付きながらの掌底。さらにはガブっての掌底連打でレフェリーストップで、倉本の勝利。

戦前の言葉通りの強さを示しての勝利! 
これまた、打撃ありルールの面白さと怖さを見せた試合でした。倉本のパワーはやばいでさね
早く総合の試合が見たいです(part2)

▼メインイベント 前日68kg契約 
今成 正和 vs 石黒 翔也 

大会主催者であり、DREAM、DEEP、ONEChampionship、RIZINなどに出場経歴があり“足関十段”の異名を持つ今成正和の対戦相手は、黒帯昇格後無敗でブラジリアン柔術優勝者でまさに日本人最強の柔術家である石黒翔也。

試合は、全くパスさせない今成、全く足関に持ち込ませない石黒選手という展開で、合間に今成が掌底を挟むと、後半は石黒からも掌底を打ちまくり解説陣が盛り上がる。決着つかずにサドンデスのオーバータイムへ。結果は石黒が今成よりも早くエスケープを果たしての勝利。

柔術家とは思えない石黒選手の順応力の高さは流石でした。こうやって強い柔術家を知ることができたのは良かったです。余談ですが2回戦の石黒遥希とは兄妹関係です。

あと今成さんが試合後に負けたけどテンションが上がって楽しそうな様子が見れてよかった。マイクがRIZINで勝ったときよりも興奮してるのが、本当に柔術好きなんだなと思えてニヤッとしました。

【IRE】を見終えて。

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素直に、面白かったです!
試合後に金原さんが語ってましたが、柔術に掌打を入れるだけでこんなに面白くなるんだと。

途中さらっと触れた桜庭和志主催の柔術大会QUINTETとは違い、打撃ありで会場もケージということで、総合格闘家の人が参戦しやすいと思ったし、自分も気持ち見やすかったです。

イメージは、総合格闘技と柔術の中間って感じ。

次回以降もいろんな総合格闘家が参戦してほしいし、またいろんな柔術家の凄さも見たいと思えたので、いい大会だったと思います。

※1/17までならABEMAで無料でアーカイブが見れます!!

自分も柔術始めようかな…

とりあえず今回はこの辺で!

お疲れ様でしたー!

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