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【英文法の小径】will〈助動詞〉その一

以前にも何度か触れているけれど、何事も最初の出会いが肝心、第一印象というのは強く残るもの。will という語について言えば、未来に関する情報(特に未来の予測)を伝えるときに使う用法(未来表現・その三)がそう。今回は、will のもう一つの顔、意志を表す用法(未来表現・その一)に改めて目を向けてみましょう。

I’ll meet you outside the hotel in half an hour.

今、30分後にホテルの外で会うことに決めたことを相手に告げている。つまり、ここでの will は話し手の予測ではなく、意志決定を表している。

I WILL stop smoking!

この意志決定の will にアクセントを置くことによって、断固たる意志/意図、場合によっては固執/執拗さを表すことができる。「絶対に禁煙する!」

She WON’T listen to me.

否定形を用いると、拒絶を表すことになる。いくら忠告しようとしても「どうしても耳を貸そうとしない」

The car WON’T start.

拒絶の won't は、意志を持たない無生物について用いることもできる。いわゆる擬人化。「どうしても車が動いてくれないんだ」

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