【英文法の小径】will〈助動詞〉その二
今回も、will の別の顔、単に未来のことに言及するのとは異なる用法に注目することにします。
Jane will listen to music in her room for hours.
「ジェーンは自分の部屋で何時間も音楽を聴いていることがよくある」。人が自発的に行うことは繰り返されることになるので、意志を表す will の用法から、習慣を表す用法が生まれるのは自然なことかもしれない。
Bob WILL leave his clothes all over the floor.
「ボブときたら床中に服を散らかしておくんだから」。習慣を表す will にアクセントを置くことによって、反復的な行為に対する苛立ち/非難を表すこともある。
a. は、事故が起こったときに使われることわざ(「事故というのは起こるものだ/避けられない」)。b. は、空き瓶が水に浮く性質を述べたもの。このように一般的な事実を述べた文における will も、習慣の will の延長と考えていいのだろう。
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