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シャッターを押す瞬間

撮りますよ

人が多くいる中で、その場に馴染むように馴染むように念じながら人物を撮影することはあっても、正面から「撮りますよ」と言って撮ることはあまりなかった。
もちろん集合写真は撮ることもあったけど、一人を真正面から撮影することは仕事を始めてからがほとんどだ。

コミュ障というか人見知りというか自信過剰のようで自信がない自分は、なかなかその「撮りますよ」が苦手だ。

ふと見入った番組

サラリーマンの昼飯を追いかける某テレビ局のある番組で、会社訪問して弁当を撮るコーナーがある。そこに出てくるカメラマンのアベさんがすごいと思った。
ああいう風に気軽に話しかけて撮ることが苦手な自分は、その技を盗みたくてしょうがない。

番組を見ながら会話を聞いていると、もちろんその前の仕事の内容とか聞いたりして打ち解けるような場面は見るんだけど、いざカメラを向けるとやっぱり撮られる側は緊張はしてるように見える。
でもやっぱり話題を弁当の中身に向けて、話しながら打ち解けながら写真を撮っている。

写真はもちろん自分のためにテーマを持つ

こうやって考えてみると、昼飯を通した人を撮るということをテーマにすれば、自分でも少しは話しかけやすさは持てるんじゃないか。と感じた。
打ち解けてないまま撮影に入らなきゃいけない場面は多いけど、それでもやっぱりその都度テーマを見つけて話しかけてから撮らなきゃいけないのかもしれない。

それにしても、自分が撮ってるのにもかかわらず「こっちが見られてる緊張感」は拭えないものだろうか。相手にもきっとこの緊張が移ってるんだよね。
シャッターを押す段階になったら、ファインダーをのぞかずに液晶を見て撮るのもやってみるか。

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