クラウドファンティングの商品はパフォーマンス不足か?

クラウドファンティングでいくつかの商品の支援(購入)をした感想を書きます。

1、ペットボトルに入る水の浄水Goods。
水道水をペットボトルに入れ、この浄水Goodsを彫り込むと無害な水になるということで支援。
はじめはペットボトルに入れジョギングや水泳時に持って行ったりしていたが、水がなくなるとゴロゴロ音がするのときれいな水の効果もわからないし、いちいちペットボトルに入れるのも面倒になり使わなくなりました。

2、かばんフック。
テーブルの端にセットするかばんフックです。
キーフォルダーになっていて持ち運びに便利。テーブルの端っこに取り付けかばんを引掛けていましたが、振動や衝撃ですぐに落下するため、使わなくなりました。

3、小さく落ちたためるキャップ。
やわらかい素材で、丸めても折りたたんでポケットに入れても型崩れしないのでジョギング時に使用。1年ほどでサイズ調整ベルトがボロボロになり使用中止です。

4、どんな椅子でも正しい姿勢で、疲れず使える座面クッション。
やや硬めのウレタンゴム製。お尻側ずれ止めで盛り上がりってます。座ってみると正しい姿勢でしっかりホールドされますが、姿勢が崩れるとお尻の盛り上がりが邪魔になり使わなくなりました。

5、宙で使える右手に装着するマウス。
Bluetooth利用の右手の中腹に装着するバンド式のマウス。右手移動でカーソル移動、親指でクリック、薬指で右クリック。
これはすごいと思い支援(購入)をしましたが、設定が面倒で、使用感も思ったほどしっくりこないため、結局、普通のマウスを使っています。

6、ミニマリストの財布。
これは今も気に入って使ってます。皮の質感が心地よく重宝してます。

7、大豆でできたチーズ。
大豆たんぱくが取れるのでダイエット向きと思い支援(購入)しました。味はたんぱくでおいしくなかった。食べきるのがつらかった。
価格も高かったと思います。
コンビニなどで販売されています。

8、食パンに塗る総菜ソース。
朝食に食パンを食べていたのでこれはいいと思い購入。味も良かったけれどリピートには至りませんでした。

9、洗える抗菌マスク。
コロナがはやり始めたころ、マスク不足になり、家族の分を含め購入。布性で息は楽だったがサイズは小さかった。
それでも、洗って何度か繰り返し使ったが内側が黄色くなってきて不潔感があり使うのをやめました。

10、猫のぬいぐるみ。
ゴロゴロ鳴く至り心臓の鼓動をバイブレーションで発生させる機能付き。重さも実際の猫ぐらいで、リアルな猫の代替え品。
顔はなくのっぺら棒、最近はかわいくなくて抱っこしなくなりました。

大体これくらいです。(もう少しあるかもしれません)
こう見ると衝動的に購入し使ってないものが多いですね。

支援(購入)するときはパソコンの画面を見ながら商品特徴が素晴らしく思え、これだと感じてしまいます。
深夜のTV通販をみててほしいと思うのと同じ感じです。
それと今なら2割引きとか3割引きとかで支援できます。残り○○人という表示を見ると今しかないと思い、支援(購入)しています。

うまく乗せられてます。
クラウドファンディンが成立するまで時間がかかるし、納品まで半年ほどかかるものもありました。
それでも自分は世の中にないものをいち早く手に入れたという自負心で到着を待っています。

しかし、クラウドファンディングを経て商品化された商品はあまり多くはないと思います。
メーカー側も一時的にアーリーアダプターが反応するだけで商品化までい当たらないケースが多いと感じます。

いわゆる死の谷を越えられないというやつでしょうか?。
量産化するには金型投資が必要だが果たして回収出来るほど売れるのか?とか量産化に伴い一部改良したいがコストがかかり予定した販売価格では利益が出ないなど商品化に伴うクリアすべき課題が発生します。
このため商品化をあきらめるケースが多いのではと推測します。

何よりこれらの商品はコンセンプトはいいんだけど実際のパフォーマンスが追いついない、つまりコンセプトを具現化できていないのではと考えます。

コンセプトから形あるものにしていくのに企画の要求品質が必要です。
企画趣意通りまたはそれに近いものを実現するために概念を具現化します。
この時、いかに第三者にわかりやすく表現されているかが重要です。
この工程をデザイナーや製造の担当に丸投げすると、後悔することになります。
後戻りができなく時間の制約もあるため企画者が意図したものと違うののが生まれる場合が多いと思います。
例えば「柔らかい形状」という企画意図に対し、表面は硬いが形状が柔らかいのか素材も柔く触っても弾力がありソフトな形状なのかでものづくりは変わってきます。

ものづくりにおいて企画の具現化が一番悩ましい工程であるといっても過言ではありません。いかに企画趣意を生かした企画の要求品質が作れるかがものづくりのツボです。


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