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地元愛と愛国心

僕が日本の好きなところの一つに、47都道府県のそれぞれに顔があるところを挙げる。 北海道から東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄まで。 縦に長い島国であるから北から南まで色々な顔を持つ。 方言から食、文化まで何から何まで色々な特色がある。 つい先日まで日本人って愛国心あんまりないよなって思ってた。 フランス人とか、ノルウェー人とか、ベトナム人とか中国人。 僕の周りの友達と話してると決まってお国自慢大会が開催されたりする。 僕たちはこういった文化があって~とか、こう

天才は存在するのか

この世に”天才”はいるのか。 ”天才”が「理解できない域にいる人間」という定義とするなら、多分いない。 分野が異なりすぎて理解できないことはあるかもしれない。 けれどもきっと誰から見ても理解できない域にいる人間など存在しないのだと僕は思う。 どんなに優秀な人間も、その分野にかけた時間というのは絶対に存在するから。 「あなたの周りの天才は?」という質問に出てきやすいのは、授業中にずっと寝てたけれど合格したアイツ。 それはあなたの前では寝ていたのであって、他の所では勉強してたん

砂金。ー古文漢文不要論についてー

毎年受験シーズンになると流れてくる古文漢文不要論。 「古文や漢文は学習に時間と労力が必要な一方で、現代社会で使用する機会は少なく、目に見えた成果が少ないから。」 というのが不要論の大筋かな。 そもそも不要論を唱える人々は古文漢文を実社会で使用しなかった勢力で、必要論を唱える人々は使用した勢力。 つまり使ったから必要、使わなかったから要らない。 だからこそ、この議論は永遠に平行線で毎年こういった議論がなされているんでしょうね。 それでも敢えてこの不要論に対して批判をし、必要

人生はアートだ

人生は全てアートだ。 アートとは「文脈」・「空間」・「造形」によって成立している。 例えば絵画。 絵画自体にフォーカスを当てた際、その絵画の描かれた絵の内容という”文脈”がある。 宗教画なのか風景画なのか自画像なのか。 自分の好みや知識によってその絵画を美しいと思えるかどうかは変わってくる。 また、絵画鑑賞という行為に対しても、どうしてその絵画を観に行ったのか、というのも”文脈”に含まれる。 こうした”文脈”には自分のその時の感情も含まれる。 誰とどういう状況でその絵画を

サクラを見て思い出す

毎年どこかしらで桜を見れる。 鎌倉だったり上野だったり、今年はドイツのミュンヘンだった。 その度に思い出す、ある高校同期。 彼は「桜はあんなにも咲いているのに、見向きもされないことが美しい」と以前言っていた。 ああ、なんと美しい言葉だろう… 僕もいつかこんな言葉を紡いでみたい。 サクラを見るたびに彼を思い出す。 サクラを見て「諸行無常」や「盛者必衰」を思い出す自分。 これは桜の散りゆく様子や、春だけ注目を浴び、残りの季節はただの木となるところからのただの“連想”だ。 “連

北欧一人旅Day1 Trondheim → Stockholm

今のところ思想系noterになってる自分の、 旅行系noterとしての記念すべき一本目。 ヨーロッパでは今日2024年3月25日(月)から一週間Easter Holidaysだ。 日本で言うゴールデンウィーク的な? 大学の授業もない、ジムも開いてない、友達も皆帰省した。 そんな僕は思い立った。 「そうだ北欧へ行こう。」 まあいるんだけどね。 北欧に。 うん。 僕は一月からノルウェーのトロンハイムで交換留学をしている。 トロンハイムってのはノルウェーで三番目に大きい街。 北

子供を東大に入れるには

「子供を東大に入れる100の方法!」 「東大生が幼少期に読んでいた本!」 「東大生のやっていた習い事!」 うぅ…嫌い… 何なんですかね。 子供を東大に入れることってそんなに偉いんでしょうかね。 まあ確かに将来食いっぱぐれることはない、安定した将来という意味ではそうなのかもしれません。 ただそれが育児の成功なのかな、と僕は疑問に思ってしまいます。 こう考えられるのは自分が東大に入っているから。 そして自分の家庭環境が良かったから。 所謂、親ガチャに成功したから。 というのは

日本人はどうして英語が話せないのか。

結論から言います。 そんなことないです。 日本人は英語が話せないという思い込みが強すぎる。 これに尽きます。 単純な話です。 「英語が話せる」という基準がどこにあるのかは物凄く難しいものです。 例えば英語が母語であるイギリスやアメリカ。 この二つをとっても発音は大きく異なります。 イギリス英語に慣れ親しんだ自分にとっては、イギリス英語が聞き取りやすく、アメリカ英語はあまり好きじゃないです。 (こういうとイギリス人は、「英語はEnglandから来てるからEnglishなのでイ

東大ってそんな悪い場所じゃないよ

今朝この記事を読んだ。 どうして東大のネガティブキャンペーンってこんなに流行るんだろう。 東大不幸論、みんな結構好きだなって思っちゃう。 東大って結構厳しいところなんだろうなとは思う。 コミュ力あるやつ多いし、運動神経いい奴もざらにいる。 性格いい子も多いし、要領悪いやつだっている。 簡単に言えば他の大学とそんなに変わらない。 だから頭がいいことだけをアイデンティティにしてきた子たちにとっては結構しんどいんだろうな。 全員の頭の良さを除けば残酷なほど普通の学校だから。 こ

審美眼

「あの女優はブスだ」 こういったツイートに十中八九、「お前の顔はどうなんだよ」 といったツイートがある。 実際他人の容姿を言う前に自分の容姿を見ろよ、といった諫言はよく見受けられる。 果たしてそれって意味あるのかなってのが今回のノートです。 結論から言うと意味ないんですよね。 彼らは“審査員”なんです。 権威やバックグラウンドのない審査員。 タチが悪いですよね。笑 でも容姿って難しいんです。 男女問わず俳優に色濃く表れます。 イケメン、美女がトップを張れる。 「演技派」な

留学前にしてほしいこと

ノルウェーでの留学を始めて2か月強。 そして10年前にイギリスに4年間滞在していた人間として。 これから留学や海外滞在を始める方々に偉そうな助言を一つだけさせていただきたい。 それは出国前に「日本についてよく学んでほしい」ということだ。 日本の外に出ると、日本の認知度がどれだけ高いか思い知らされる。 トロンハイムという世界に比べてさほど大きくないノルウェーのいち都市でも日本の知名度は高い。 特に同じアジア人からは本当にリスペクトされていると肌で感じる。 映画館では僕が先日

自分の嫌いなところを断腸の思いで垂れ流す。

僕の心の恥部。 自分の心に耳を傾ける。 自己肯定感の低さ 僕の自己肯定感はかなり低い。 認めたくないけれど。 自己肯定感が低いとは。 それは自分の求める理想から現実が乖離しているときにどう感じるか、にあると思う。 自己肯定感の低い人は乖離しているときに、なんてダメなんだろうって考える人。 肯定感の高い人は、伸びしろがあるとか、よっしゃ頑張ろってなる人だと僕は思う。 僕は間違いなく前者。 繊細だし引きずりやすいし自己嫌悪にすぐ陥る。 どうしてこうなのか、ひとつ理由を挙げる

恋愛経験

異なるバックグラウンドを歩んできた他人との会話。 そこで話題に上がるのは仕事だったり恋愛だったり。 恐らくそれが共通の話題として話しやすいからだ。 特に恋愛。 歩んできた人生が多少なりとも違ったとしても、恋愛に関する経験は多かれ少なかれある。 ここでの経験は恋人になった後のことも、なる前のことも、ならなかったことでも恋愛経験に含まれる。 他人との仲良くなり始めの段階での会話。 特に男性同士での会話。 「今まで何人と付き合った?」って質問。 これ必要?って思ってしまう。 経験

小学校の先生になってみたい

何人もの子供の人生を決定づける教職にはそれだけの覚悟とか責任があると思う。 そういうのを抜きにしてただ漠然と思う。 小学校の先生になってみたい。 小中高大と経験してきて、科目の分野がはっきりしていないのは小学校だけ。 同じ先生が様々な科目を教えてくれるからこそ、他の科目に飛び移ってくれる。 実際自分の小学校の先生がそうだった。 面白い先生は雑談がとにかく面白い。 学びの本質は科目の垣根を超えたところにある気がする。 そして自分が先生だったらそういうのを飛び越えて色々学ぶこと