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サービス整理とロゴのこだわり ~ブランドリニューアルの裏側 第二弾~

こんにちは。広報PRの石橋です!

sonarブランドリニューアルから約1年。

採用管理システムsonar ATS10周年のこのタイミングで、私たちがブランドリニューアルに込めた想いと、こだわりをどのように形にしていったかのメイキングをお届けしています。今回は第二弾!

第一弾では、「ブランドリニューアルの背景」と、メインとなった「ビジョン策定」&「sonarブランドの誕生」についてお伝えしました。

今回は、HRTech事業のサービスを「sonarブランド」としてどのように整理したかより細かくお伝えしながら、ブランドのシンボルとして残した「イルカ」を含めたロゴデザインのメイキングをお届けします!

1)HTech事業の各サービスをわかりやすく整理

 Thinkingsではこれまで、採用管理システム「sonar ATS」を中心に、1000社以上の採用プロセスを支援してきました。

そこから得た知見・経験によって、"採用担当者のHRサービス導入検討や購買・管理活用をもっとスムーズにして「自社に最適な採用活動」の実現を支援したい!"と、「マーケットプレイス構想」を推進してきました。

この構想を、採用担当者やHRサービスを提供する皆様に理解して頂くために、ブランドリニューアルでは各サービスを改めて整理・再定義しました。

【sonar store】
sonar ATS管理画面内から、API連携している各種HRサービスを購買・管理可能にするサービス(sonar ATSユーザー向け)

【sonar まとめてパックシリーズ】
これまでの採用管理のノウハウをもとに、最適なHRサービスを組み合わせて提供するパッケージサービス(非sonar ATSユーザー向け)

このサービス整理により、sonarユーザー/非ユーザー、それぞれに対して提供できることをよりわかりやすく出来たのではと感じています。また、これらを統合する「sonarブランド」として、「sonar HRテクノロジー」という傘となるブランド概念を新たにつくり、ブランドとしての統一感あるロゴデザインを検討していきました。

新しい「sonar ブランド」全体像
旧ロゴはこんな感じでした!

2)ロゴのシンボルはやっぱり「イルカ」!

新たなロゴデザインを作成するにあたり、「イルカ」をどうするかという議論も。

最終的には「お客様や社員から愛着を持って愛されてきたイルカ。”sonarといえばイルカ“と覚えて頂けるように、やっぱりシンボルはイルカにしよう!」という想いで残すことになりました。

イルカが残り、社内からも「よかった!」「嬉しい」などのコメントがあたりもして、イルカはやっぱり愛されてると感じられた瞬間でした。残せて良かった・・・!

PRプロダクションのクリエイティブディレクターTさん、デザイナーSさんには、複雑なオーダーを上手くカタチにして頂けたな~、とnoteを書きながら改めて思い出しました…!感謝しきれません。

3)デザイン検討案の変遷

多くの議論を重ねたサービスロゴのメイキングについて。クリエイティブディレクターTさん、デザイナーSさんのコメントも交えて一部公開します!

一番最初はイルカ無しのデザイン案も。「sonar」の由来である潜水艦の探知レーダーや、イルカのセンサー部分のみに焦点を当ててモチーフ化。各サービスは仮の名称。

ロゴ制作は、サービス名称と並行して検討を進めました。また、サービスごとの違いがわかりやすくなるように、最初はそれぞれロゴデザインを変える方向で検討がスタートしました。

イルカを残すかどうかの議論とも並行して進めたため、デザイン案が膨らむ。ブランドとしての統一感と各サービスの違いを同時に表現するのはなかなか難しい…!
イルカを残そう!という方向性は固まり、まだまだ検討が進みます。

今回のロゴ作成では、何を伝えるためにどんなロゴにするかだけでなく、ロゴを利用する具体的シーンもイメージしながら検討していきました。Tさん、Sさんにもポイントを振り返って頂きました。

もともとsonarブランドを象徴していたイルカを、今回のコンセプトに合わせてアップデート。よりユニバーサルに、先進的に、誰からも好かれるものに。ということをポイントにしました。今回の新しいブランドカラーに合わせた形で、ロゴとしてより汎用性高く使えるものを目指しました。

クリエイティブディレクターTさん

イルカをアイコン化していくにあたり、具象的になりすぎるとロゴとして複雑すぎてしまい、抽象的になりすぎると何をモチーフにしているのかわからなくなる。そういった意味でのバランスが非常に重要で、一目見て「イルカ」だとわかる形状を持たせつつ、汎用性高く使えるシンプルなロゴにまとめていくことに注意しました。

デザイナーSさん
サービス名はまだ仮ですが、サービスごとの違いが分かるように微妙にロゴにも違いを持たせたりして検討を重ねました。

分かりやすさやデザイン性ももちろんですが、愛着を持たれる「可愛いイルカ」ももちろん譲れず!イルカの口の部分やヒレの位置など細かい部分も確認し、微修正しながらようやく決まっていきました。

4)いよいよ完成!

 ロゴデザインと並行して、提供するサービス内容がわかりやすく伝わるようにと、サービス名称とロゴ横のタイポグラフィ(フォントデザイン)についても議論を重ねました。

「sonar ATS」の名称も改めて再検討。最終的に変わらず「採用管理システム」に。
「sonar store」の候補もたくさん。「購入管理」をキーワードに、Market, Shop, Mallなど、関連するイメージの言葉を幅広く検討しました。

最終的には、各サービスでイルカロゴのデザインは変えずに「sonarブランド」として統一し、サービス名で差別化することに。

ロゴ/サービス名/タイポを合わせたわかりやすさ
・ロゴ単体での使いやすさ
・ブランドとしての認知
などの観点から、細かい部分も追求して完成しました。

最終的なものがこちら!

ロゴタイポは、改定前の面影を感じさせながらも、ブランドの傘に相応しいボールドで力強いものへアップデートすることを目指しました。イルカの部分は、デザインルールとして”円”のガイドをベースにして制作する決まりを作ったことで、イルカと波紋を一つの固まりとして調和の取れたロゴに仕上げられたと思います。

デザイナーSさん

実は、イルカのソナー機能(エコロケーション)は頭の真ん中辺りにある「メロン器官」という場所から発するものなのですが、頭から出ているようにすると逆にわかりにくいデザインになってしまう、という議論があったり…様々な細かい部分への議論を経て、完成形のロゴデザインは、いろいろな試行錯誤の末、「伝わるデザイン化」がうまくいったのではないかと思います。

クリエイティブディレクターTさん

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ブランドリニューアルに関するメイキングの公開。
思い出すと本当に一大プロジェクトでした。
私たちのこだわりがこのnoteで少しでも伝われば嬉しいです。

また、広報としては、今後「ブランドリニューアル」という事業の節目に立ち会いそのPJTに取り組むみなさんへ、進行や検討過程のイメージが少しでも参考になればと思っています。

これからも、シンボルの「イルカ」を大切にブランドを育てていきたいと思います!

メイキング第三弾はこちら!


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