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カンタンな速読法の身につけ方 その1

ご要望にお応えして、『速読法の身につけ方』を解説したいと思います。

こちらのやり方は、既に市販の本などによって紹介されていますが……独自に工夫したところもあります。

速読法1日めのトレーニングを端的に言うとこういうことになります。

「目の動きを最速にして練習し、実際に読む時は半分くらいのスピードにおとす」


これだけではわかりづらいので、詳しく説明しましょう。


一 適当な本を2冊くらい用意してください。

適当……と言っても、絵本とかはやめたほうがいいでしょう。 もっとも、練習になら使えますが、読むスピードが確認しづらいのです。

二 その本の中程から読んでください。

なぜ中程からか?と申しますと、最初の方は字や行数が少なかったりするからです。

そして、5分したら何ページから何ページまで読み終えられたか、記録しておきます。

※ なお、『』はどれくらいの成果があったか実感してもらうための記録なので、とばしても構いません。

三 いよいよ速読法の練習に入ります。

これは割合知られているかもしれませんが……行頭と行末の文字だけを見るようにして、一行ずつ『目を通して』いくのです……出来る限りの速度で目を動かしましょう。

理解できなくても構いません……というより、それで理解できたなら、わざわざ練習する必要はありませんね。 早速、『』をやってみてください。

やりづらい……という方は、字ではなくそのページの上と下を見るようにしてみてください。

そしてここで大事なのは……多少飛ばしても気にしないことです。

四 5分経ったら、目を通したページ数を確認してみましょう。 普通に読んだ時よりも、かなり多いと思います。

手のひらを擦り合わせて熱くしてから、目をつぶり、その手のひらをまぶたの上から目に当てます。 一分ほど経ったら手を当てたまま、そして目を閉じたまま上下左右に眼球を動かします。
手を顔から離し、まばたきを何度かして
こうやって、眼の筋肉の疲れをとり、ほぐすのです。

五 疲れがとれたら、三と同じように、しかし今度は半分くらいのスピードで、同じように行頭と行末の文字だけを見るようにして、一行ずつ目を通していってください。
ただし、さっきとは別の本で。 (段組とか、字の並びとかは同じで、内容は別のものを用意していただいたのはこのためです)

そして、5分経ったらさっきと同じようにページを確認します。

トレーニングする前の2倍以上のページを、しかもちゃんと読めているはずです。

もし、読めていないという場合は、もう少しスピードを落としてみるか、中程で一旦停止する感じで……つまり

上ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ下

横書きの場合
左ロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ右

『上 下』(横書きは『左 右』)の字(註:実際にはいろいろな字です)を見るのではなく、

上ロロロロロロロロロロロロロロ中ロロロロロロロロロロロロロロロロロ下

横書きの場合は
左ロロロロロロロロロロロロロロ中ロロロロロロロロロロロロロロロロロ右

のように、『上 中 下』(横書きは『左 中 右』)の字(註:実際にはいろいろな字です)で、一瞬視点を止める感じですね。

念のため申し添えますが、厳密でなくていいのです。 大雑把というのが、速読を身につけるための気構えですから。

 あとは、三~五を繰り返すのですが、スピードアップのために編み出したコツを教えましょう。

それは、『頭のなかで歌をうたいながら行ごとに見ていく』という方法です。

※ 歌はなんでもかまいません。 が、テンポが早いほうがいいかもしれません。

なぜ頭のなかで歌をうたうのか?

それは、『読む』のではなく『見る』ようにするためです。

もし、これでうたいながら『読める』ような場合は、あなたの頭は飛び抜けて優秀だ、ということなので、また別の訓練をした方がいいでしょう。 例えば、耳で聞きながら別内容の本を読む……とかですね。(^ ^)

もう一つ、補助的なトレーニングとして、10秒間の間、天井と床を交互に見る、という方法(横の場合は左右の壁を交互に……)があります。

注意しておきますが、くれぐれも目のマッサージを怠らないようにしてください。

それと、練習をやりすぎて目に負担がかかり、ドクターストップがかかった人もいるらしいのです。

『過ぎたるは及ばざるがごとし』と申します。 ほどほどにどうぞ。

続く


註:トップ画像は『みんなのフォトギャラリー』から、ちゃんやま@新米WEB編集者さんが投稿されたものを使わせていただいております。

感謝します。<(_ _)>


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