見出し画像

全ての悩み事は、将来への投資である

というわけで、とかく情報の氾濫する世の中、少しでも世の中、インターネット上の無駄なテキストを抑制すべく、自ら率先して駄文を控えていたものの、そんなことに誰も感謝してくれやしないので、ひっそりと駄文を再開する訳だが、ここ数ヶ月で居住国を変えたり、長めの一時帰国や、出張/プライベートでの短期海外滞在などもあり、バタバタ。
加えて、というか、正直、きわめて月並みな、業務上/個人的、あるいは双方塗れた悩み事や困難に苛まれ、なかなか駄文すら記す心の余裕が無かった。

悩み事、モヤモヤ、難題・課題

何やら、悩み事、モヤモヤすること、一筋縄ではいかない難題、を抱えると、人は往々にして、他のことに手がつかなくなる。仕事で悩み事がある場合、パートナーとのデートの最中も、その懸案事項が常に頭を離れず、相手の話にも上の空の返事をしたり。

大きくなるためのチャンス

やはり、悩み事、モヤモヤ、難題・課題、てのは困ったものだ。
と、長年思い続けてきたが、自分のこれまでの中途半端な人生をちょっと振り返っただけでも、自分が成長したシーンというのは、必ず、そういう、悩み事、モヤモヤ、課題・難題を乗り越えた時でもあることに気づく。
だからこそ、悩み事、モヤモヤ、難題・課題に直面した場合は、これはチャンスと思った方がいいぜ、なんて、偉そうにのたまわってきた訳だ。

それでもやっぱり、「苦労」はネガティブな経験

されど、やっぱりそうは言っても、「苦労」自体はネガティブな、できることなら最小限にしたい、厄介ものであって、早く、それをさっさと終わらせなきゃ、とは思う。
言ってみれば、完済すべき「負債」。早く、借金をなくして心を軽くしたい。

ではなく、「苦労」はポジティブな「投資」だ

で、つい最近になってようやく気づいた訳だが、そういう「苦労」てのは、それを超えていくためのネガティブな、マイナスな体験ではなく、実は、「将来への投資」なんだ、と気づく。
「負債」「借金」と捉えるか、「投資」と捉えるかの違い。

言葉のあや、とはいえ、この認識の違いは大きい。
「負債」でも、それが少額の場合は良い。完済した時の清々しさも味わえよう。でも、そこは、ようやくプラスマイナスゼロに戻っただけ。
「負債」が、多方面へそこそこ大きい額になると、もうその事実だけで押しつぶされそうで、気分も滅入り、その他のことに手をつける気にすらならない。

でも、「投資」と考えると事情は異なる。多方面への、そこそこの額の「投資」があれば、それは、将来へのリスクヘッジにもなっている訳だ。
逆に、本当に将来自分がやりたいこと、将来役に立ちそうなこと、と、目的をできるだけ明快にして「投資」するのが賢明だろう。
投資過多になりそうな場合は、将来への投資になり得るかどうか、の視点で優先順位をつけて、その悩み事、モヤモヤ、難題/課題は引き受るかどうかを判断すれば良い。

課題をコツコツ解決していくためのToDoリストか、投資アイテムのリストか

職場での新しい役割、これまでと異なる環境下での受注戦略、長引く海外単身赴任、いろんな意味で逆風下での来年までの厳しいミッション、といった状況下で、課題が多すぎて、もはや課題のリストアップすら気が乗らない日々が続いていたが、「課題」のリストアップではなく、「投資」のリストアップだと思えば、俄然興味も湧く。
「課題」のリストアップは、カテゴリ別か、期限日ごと、はたまた重要度でソートされるが、「投資」のリストアップと思えば、それはリスクとリターン、さらに回収時期、で諮られるだろう。

組織の縮小が与えられたミッション? これまでやってきた仲間の一部に非情を告げなくてはいけないのか? それをどう選定していく? どこが最低人数のライン?
考えただけでも気の乗らない作業だが一筋縄ではいかないから、これもコツコツやる必要がある。ますます、気が乗らない…
が、よくよく考えて見たら、この課題をクリアすることが、

  • 今の組織の本来行うべき役割の明確化

  • 誰にも文句の言われない強靭な組織を作るチャンス

  • メンバー全員を本気で評価する指標を考え直す機会

  • メンバーとももう一度腹を割って話す、さらに話すための技術を磨く場

となっていく訳で、当然、それは今後どんな組織に属したところで自分にとって大きな強みになる。
だとすれば、率先して考え抜こうじゃないか。

とは言え、自分にとっての投資商品の書き出しをしていたら、やっぱり多岐、多層に渡りすぎてる…
これでは計画倒れの可能性も…

という訳で、いくつかの商品は、もう切り捨てることに…
魅力的なものもあるけど、後輩先輩友人に、それぞれ格安にて引き取ってもらうことにしよう… うむうむ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?