精液検査の結果の前に? 夫、生命の神秘について思う

やっぱり怖い

泌尿器科にやってきました。やはり改めて、試験結果を告げられるのは怖いものです。ましてや自分の精液がどんな健康具合かなんて、怖すぎる。未来の命の戦士たちが、元気がなくて、ションボリしてたら、彼らにちゃんとした栄養分を与えられていないのは、彼らを生産するお父ちゃんの責任だと思うからです。

それ以上に、奥さんの期待をしぼめてしまうということについても怖いのだと我ながら思います。多くの男の人があまり不妊治療に参加しないと耳にするのも、こんな男のプライドが関係していて、その辺りが起因しているこでしょうか?

妻との会話、男性と不妊治療

奥さんが、いろんなブログを読んでいて感じることがあると言います。やはり女性が不妊治療に悩んでいる度合いと男性がそれについて考える度合いでは、その量が全然違うようです。

確かに想像してみると、自分のお腹の中で「生命を育む」ということをして、さらには自分の子宮からその「生命を出す」という行為をリアルにする女性としてみたら、より生命に対しての感性は高くなろうことは想像がつきます。

しかし「不妊治療」というものへのスタンスとしては、男性ももう少し向き合える気がします。なんと言っても、元の元は、男性の金の玉の袋から飛び出してくるオタマジャクシなわけですから。

考えて見たら、一番バッターは男性の方なのです。そこでクリーンヒットなのか二塁打なのか、三塁打を打つことで、はじめて二番打者が点につながるチームプレーを演じられるわけです。

でも、どうして僕ら男たちは、こうも妊活とか不妊治療というものに向き合うことをしないのか? 言われてみると、僕自身もこれまで「男が悩むことではない」という偏見が自分の中にあったわけだから人のことなんてこれっぽっちも言えたもんじゃないわけです。

精子が発射され、卵子へとたどり着く映像をみる

さて今回、泌尿器科にやってきているわけですが、この前の晩、僕ら夫婦は布団の中、スマホでyoutubeへアクセスして、ある映像を見ました。それが精子が男性生殖器から放たれて女性生殖器へとたどり着くという映像です。これを観ると、本当に人生観が変わります。いつだったか数年前にも、こういう映像をみたことはあって、そのときも人生観が変わるほどの衝撃を受けたのを覚えていました。しかし、自分事になって観ると、これがまた、さらに大きな人生観の変化をもたらすわけですな。何か、こう、われわれ人類は皆、こんな風に生まれてきて、どんな風にか死んでいくのだ、ということまで壮大な生命絵巻のようなものを頭の中にイメージしないわけにはいかない。いや、したくなるのです。

で、こういう映像を観ると、男でも否応無しに生命に対してのリスペクトというものを感じることができてしまう。急にリアルになる。実体を感じるからなのかなぁ。不思議なことに。というわけで、今回、精子、精液の結果発表をやる前に、まず男性諸氏たちにこれを観てもらえたら嬉しいです。

受精の様子がよくわかるyoutube映像

と、ひとまず、結果発表は次に譲ることにして、まずは映像を共有させてもらいました。

人間というのは、本当の意味で不思議な生物です。ま、地球って場所も不思議なんですけどね。

不妊治療ってやつが、最近、自分の中でどんどん大きなものになってきているのは、根本のところに「生命を知れるチャンス!」という知的好奇心をくすぐるものだということもあるのかなぁ。そんなことも、ふと思ったりするニンカツの旦那なのでした。