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読書ノート①予測市場

普通の人たちを予言者に変える 「予測市場」という新戦略―驚異の的中率がビジネスと社会を変革する (日本語) 単行本 – 2013/1/19
ドナルド・トンプソン (著), 千葉 敏生 (イラスト, 翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478021279

FINTEC関連でいろいろ調べていたら、LINEの参入等のあり再注目を集めてるらしい予測市場に目がひかれたので本を買ってみました。ちょっと古い本ですが読み進めてみたいと考えてます。

第一章 まったく新しい商品開発の仕組み

(1)キーワード
予測市場…将来起こる事象に対する予想を取引するための先物市場。例えば大統領選挙の結果を予想して賭ける場を設けて、参加者全体の知識が集約されたオッズ(市場価格)を確率と見る等

(2)サマリ
「市場は個人よりも賢い」という原則を掲げ、予測市場という民主市議システムの力で問題を解決する組織がある。従業員が会社の意思決定にかかわる予測や判断に対して投資し、株式のように売買する。ここで集まる市場価格はアンケートによる意見ではなく、本気で予想された知識の集合。
 例:ライト・ソリューションズはミューチュアル・ファン・マーケットという市場を社内に作った。従業員は提案書を株式として予測市場に上場し、よいと思った人が仮想通貨を使って購入する。株式が上位に入ると提案が受理され、提案者や株主に金銭的なボーナスが与えられる。様々なアイデアがプロジェクト化され成功を収めた。仕組みそのものが「ミューチュアル・ファン」として製品化された。

(3)感想
いきなり第一章から予測市場の本筋から離れてるんじゃないかと思いましたが、こういう使い方もあるのですね。民主主義システムとして使うのはありですね。答えても答えなくても大勢に影響を与えるわけでもないアンケートよりも、報酬が与えられる予想市場の方が遥かに本気で取り組めますよね。実際に運営していくのは大変だと思いますが面白そう。
と思って「mutual fun」で検索しても出てこない。。。


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